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映画に愛をこめて〜人生に映画を〜

長編映画デビュー作を制作するために、

2020年4月で前職を退職しフリーター生活を送っています。

人生には映画(=アート)が必要である、をモットーに

自身の表現活動だけだなく敬愛する映画作品や映画作家について

ここでは語っていきたいと思います。


「映画に愛をこめて」


なぜ自分はここまで映画を愛するのか。

それは、映画とは人生や世界を映すものであるからです。

1990年(平成2年)生まれの私は、幼い頃はドラえもんの長編映画を映画館で毎年欠かさず観ていました。海賊になったり、銀河超特急で宇宙を冒険したり、まさに映画の醍醐味が詰まっていたと思います。

アニメではなく実写、しかも洋画に目覚めたきっかけになったのがロバート・ゼメキス監督『キャスト・アウェイ』でした。2001年2月日本公開なので、映画館でこの作品を鑑賞したのは小学4年生の時になります。映像のスケールや、友情などの人間ドラマに圧倒されました。

さらに映画館で観た『ロード・オブ・ザ・リング』が自分の映画人生を決定的なものにします。まるで物語の舞台である中つ国が実現するかのような映像世界のリアリティ、心に響く美しい音楽、種族や世代を超えた人間ドラマに「映画とはこういうものだ」という確信を得ました。撮影地であるニュージーランドには絶対にいつか訪れてみたいです。

劇場公開時にタイムリーで『パイレーツ・オブ・カリビアン』を観たことも貴重な経験でした。親世代やそれ以上の人にとってのインディ・ジョーンズ、ハン・ソロなどの映画ヒーローが自分にとってはキャプテン・ジャック・スパロウでした。

小・中学生の頃は自分で映画館に行くことはないので、基本テレビで映画を漁っていました。木曜洋画劇場、金曜ロードショー、午後のロードショー、深夜の映画番組まで。親にねだって近所のレンタルビデオ屋さんにも取れてってもらい、貴重なお小遣いでなにを借りるか長時間かけて選んだ記憶があります。

そんな風にして小学生から青春時代まで、自分の人格や人生観を確立する大事な時期に映画はもっとも大きなウエイトを占めていたといえます。映画の仕事を志し、立教大学現代心理学部映像身体学科に入学しました。

授業で鑑賞した ヒッチコックの名作『裏窓』、サイレント映画『サンライズ』などに出会い、それまでエンターテイメント寄りだった作品のチョイスが変わりました。すでに高校時代からポール・トーマス・アンダーソン監督作品なども観てはいたのですが、大学生活のおかげで映画についての教養が身についたと思います。

その後、事情により映画とはまったく異なるジャンルのウエディング業界に入り、今年4月までのちょうど8年間を長野県・軽井沢にて過ごしてきました。ウエディングも様々な人生のドラマがあり、それこそ映画になりそうなエピソードに出会ったこともあります。仕事のやりがいもあり、一緒に働く仲間にも恵まれて、良い思い出がたくさんあります。

しかし、自分が人生をかけて何かをやりたいと考えた時に、やはり第一に浮かぶのが映画だったのです。夢をあきらめきれず、夢ではなく現実にしたいという思いが勝り、退職を決めました。


ここまで自己紹介になってしまいましたが、どんな視点で私が映画を観ているのか知っていただきたく、あえて自分のことを少し書かせていただきました。同世代の読者のみなさんとは、青春時代に観た映画など共感してもらえることも多いのではないかと思います。


自分の作品を創る時に、ゼロから始めることは不可能に近く、必ず自分が影響を受けたものがそこに存在すると思っています。これまで心の内に思っていたことをここに書き出すことによって、自分自身の創造の原点を見つめ直すことが個人的な本記事の目的です。読んでいただくみなさんには、これがきっかけで映画を観てみようと思ったり、映画から人生に役立つヒントを得る手助けができたらいいなという気持ちで書かせていただきます。

長編映画デビューに向けて、テキストや音楽や映像を載せることもあるかもしれません。同じような志を持つ方と繋がることができれば、それ以上の喜びはありません。


どうぞよろしくお願いいたします。

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