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角田光代さん特集番外編

角田光代さん新作長編『タラント』が発売されました。

皆さんはもう読んだでしょうか。読みましたね。

読んでないなら、こんなものを読んでいる場合じゃありませんよね(圧)。

いきなり読者様に圧をかけてしまうくらい待ちに待った角田さんの新作。

『源氏物語』の現代語訳という途方もない大仕事を終えた角田さんが、5年ぶり(!)に書いた小説は……

『タラント』

https://www.chuko.co.jp/special/talant/

こんな人生に、使命は宿るのか。
片足の祖父、不登校の甥、大切な人を失ったみのり。
絶望に慣れた毎日が、一通の手紙から動き出す。
慟哭と感動の傑作長篇。

名作の予感しかしない。

4月号ではこの新作刊行を記念して、大きく特集を組ませていただきました。

角田さんの小説家としてのキャリアは30年以上。そのあいだ小説やエッセイを書き続け、ときには1か月に32個の〆切を抱え(!!?)、朝4時半や5時に仕事場に向かっていたそうです。


そんな角田さんが、小説を書くことから離れ、源氏物語と向き合い続けて5年が過ぎ、再び小説を書こうとしたとき――自分の中のある変化に気づいて愕然としたそうです。その変化とは……
おおっとこの先は、特集を読んで頂きましょう。ちょっと抜粋して読んでしまうにはもったいない、凄いインタビューなのですから……

特別な使命感を抱かずとも、人はみな命を燃やして生きている
“生きるために自分の命を使う”とはどういうことなのか、描いてみたい。角田さんがそう思い立ったのは約10年前。『八日目の蝉』の舞台となった小豆島で行われるトークイベントに向かう途中、高松のフェリー乗り場でのこと――

↑これは地の文なのでセーフ!!(セーフ?)
*『タラント』インタビュー冒頭より


さらに本特集では、パラアスリートの谷真海さんと角田さんの対談、錚々たる顔ぶれの方々――芦沢央さん、新井見枝香さん、香山リカさん、鴻巣友希子さん、河野丈洋さん、先崎学さん、瀧羽麻子さん、中島京子さん、西加奈子さん、藤岡菜穂子さん、増田明美さん、山崎ナオコーラさん――による寄稿&インタビューなど、弊誌ながら豪華な内容です。
あっ特集扉を飾る角田さんの書斎もすごいんです!本好き勢はうっとり必至!!あこがれる~~!!


生きるために自分の命を使う。それはどういうことなのか。
角田さんの言葉を入り口にふと考えてみる、そんな春の始まりにしてみてはいかがでしょう。


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