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【新NISA応援】米国株徹底解説マガジン:Google (Alphabet)


はじめに

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企業情報

  • Alphabet Inc.は、Googleの親会社であり、Google ServicesとGoogle Cloudの2つのセグメントで報告されています。他の非Google事業は「Other Bets」として集約されています。

  • 1998年に設立され、今日もその使命は「世界の情報を整理し、普遍的にアクセス可能かつ有用にする」ことです。

  • Alphabetは、人工知能(AI)などの大きな問題や「ムーンショット」に取り組む姿勢が特徴です。このような精神は、YouTubeやAndroidの買収、Chromeの立ち上げなど、今日では主要なデジタルビデオプラットフォームやモバイルデバイスに成長しています。

サービス概要

  • Alphabetは、関連性の高い費用効果のあるオンライン広告、クラウドベースのソリューション、アプリやハードウェアの販売、サブスクリプションベースの製品により収益を生み出しています。

  • 主な製品には、Gmail、Google Drive、Google Maps、Google Photos、Google Play、Search、YouTubeがあります。これらのサービスは、情報へのアクセスを容易にし、デジタルコンテンツの発見と作成を改善してきました。

業績

2022年度の総収益は282,836百万ドル(前年比+9.8%)。

セグメント別実績

  1. Google Services: 2022年度の総収益は253,528百万ドル(前年比+6.7%)。

    • Google Search & other: 2022年度の収益は162,450百万ドル(前年比+9.1%)。この増加は、モバイルデバイスの利用者増加に伴う検索クエリの増加、広告主の支出増、改善された広告フォーマットと配信によるものです。

    • YouTube ads: 2022年度の収益は29,243百万ドル(前年比+1.4%)。少ない増加率は、ブランド広告製品とダイレクトレスポンス製品の強化による広告主の支出増によるものです。また、外国為替レートの不利な影響を受けました。

    • Google Network: 2022年度の収益は32,780百万ドル(前年比+3.4%)。増加は主に、AdSenseとAdMobの強化によるものですが、こちらも外国為替レートの不利な影響を受けました。

    • Google other: 2022年度の収益は29,055百万ドル(前年比+3.6%)。この増加は、YouTubeの非広告収入の増加とPixelデバイスの販売増加によるものですが、Google Playの収益減少と為替レートの影響を受けました。

  2. Google Cloud:

    1. 2022年度の収益は26,280百万ドル(前年比+36.8%)。Google Cloud PlatformとGoogle Workspaceの需要増加によるもので、特にインフラストラクチャとプラットフォームサービスが成長を牽引しました。

  3. Other Bets:

    1. 2022年度の収益は1,068百万ドル(前年比+41.8%)。健康技術とインターネットサービスの売上増加によるものです。

  4. Hedging gains (losses):

    • 2022年度の収益は1,960百万ドル(前年比+1215.4%)。ヘッジ取引の成果によるもので、主に市場の変動に関連しています。


競合優位性

  1. 技術革新と多様なサービス提供: Alphabetは、Google検索、YouTube、Google Cloudなどの広範囲なサービスを提供しており、これらのサービスは世界中で広く採用されています。技術革新への継続的な投資により、ユーザーに直接回答を提供し、より速く、簡単で自然な情報検索を可能にしています。

  2. AI技術の活用: Alphabetは、人工知能(AI)を基礎的かつ変革的な技術と位置付け、AIによる情報のアクセスと役立つ情報の提供に注力しています。AI技術は、同社の長期的な成功の鍵とされています。

  3. イノベーションとリスクテイキング: Alphabetは、YouTubeやAndroidの買収、Chromeの立ち上げなど、過去にリスクの高いプロジェクトに投資してきました。これらは大きなプラットフォームとして成熟し、同社の競合優位性を強化しています。

成長戦略

  1. イノベーションとムーンショットプロジェクトへの投資: Alphabetは、革新的な技術とムーンショットプロジェクト、特に人工知能(AI)に関する長期的な機会に焦点を当てた大胆な投資を続けることで成長を目指しています。これにより、新しい市場の創造や既存市場での競争力を強化します。

  2. テクノロジーの普及とアクセスの拡大: 世界中の情報を整理し、普遍的にアクセス可能かつ有用にするという使命に基づき、Alphabetはデジタルコンテンツの発見と作成を改善することで、テクノロジーの普及とアクセスを拡大しようとしています。


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