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地面の蝉。

夏も終わりに近づいてるな。

鳴かない蝉は地面に静かに横たわり、夏の終わりを前にこの世を旅立っている。

「お前は残せたのか?」

そう心で問いかけても答えは返ってこない。

蝉の寿命は「幼虫の期間が7年ほど、成虫はわずか7日間」

幼虫の間は眠り続ける、その時が来るまで。
しかし必ずしも、その時が来るわけでなはい。眠りながらその命を終える者もいる。

そして目覚めたものは7日間の命を手にする。

だが果たして、彼らはその7日間を短いと感じて必至で生きるのだろうか。

僕は思う、彼らは「いまこの瞬間を全力で生き抜くだけ」。

全力で生きただけではないか。

その結果がどうであれ。
周りの批判や評価など、今を必死で生きている者たちの耳には到底届かないのだ。

いまを、全力で生きる。

彼らの亡骸を通り越し、明日も、きっと来年も彼らの仲間に出合うだろう。

通りすぎた人生を振り返れば、僕はきっと彼らからすれば眠りから覚めてもいない頃だろう。

僕はまだ目覚めてもいない内に世界を知ったような気でいてはダメだと思っている。

「万象我師」である。

では次回の投稿でお会いしましょう。

ノーゲームノーライフ。

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