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薬剤師の免許を取得してからのこと

前回の続きを書きたいと思います。昔の話になりますので、またかとお思いの方はスルーして下さい😁

私の時代は、薬剤師の就職というと、病院・製薬会社の研究部門・製薬会社のMR(医薬情報担当者)・ドラッグストア・大学院進学(わずか)などでした。圧倒的に病院が多かったと思います。調剤薬局は皆無に等しかったと思います。
そして、私は、病院に就職しました。

病院時代

その当時は、院外薬局はなかったので、全部院内で薬を出していました。まだ、長期投与(14日以上)はなかったので、14日分の薬を作り渡していました。

最初は、入院患者さんの薬のみを扱っている部署に配属されて、じっくりと錠剤・散剤・水剤・軟膏などの調剤(薬を作ること)を基礎から教えてもらいました。まずは、薬の種類・薬効を覚えるのが大変でした。

3か月で部署が変わりました。そこは、外来でもとても忙しい部署です。
兎に角、毎日山積みになっている処方箋をさばき、足が棒になるくらい働きました。年末なんか1日で1000枚以上になったことを覚えてます。

ただ処方箋をさばくだけではなく、処方箋通り間違いなく、薬の用量・用法が添付文書(昔は能書と言っていた)通りかどうか確認しながら、調剤します。スピードと正確さが求められます。
間違えたら大変です。なので、心身ともに疲れます。また、当直も月に二回位ありました。若かったから頑張れたのだと思います。

当時は、薬を患者さんにただ渡すだけで、特に説明はしませんでした。
また、今みたいに病棟業務は始まっておらず、ただただ調剤室で薬を調剤する毎日でした。

疲れて帰ってくることを言い訳に、薬を深く知るという勉強をあまりしなかったことを凄く後悔してます。

調剤薬局時代

調剤薬局となると、患者さんに薬の説明は必須です。また、患者さんからの質問にも答えなければいけません。いい加減なことを言う訳にはいきません。
ただ名前と薬効を伝えるだけでは、納得してもらえないこともあります。
もっと深く薬のことを知って伝えることが求められます。

日々、新しい薬が出てきて、名前と薬効(どんな症状に効くかということ)を覚えるだけで大変です。その他、副作用・他の薬との飲み合わせ・食べ物との関係はどうかなどなど、一つの薬で覚える事は沢山あります。
今でも、奮闘しています。覚えも悪くなり、苦労してます。
そして、調剤薬局は、事務的なことも覚えなければいけないので、そこがまた大変です。

その他に、なんと言ってもコミュニケーション能力が求められます。
患者さんが、心を開いてくれるように聞く能力が必要です。これは、ある程度の経験が必要かもしれません。

まとめ

以上が免許取得してから今までの経緯をざっと簡単に書きました。
ずっと勤めていた訳ではなく,間には子育て期間で無職の時もあり、復帰してからはパート勤務でずっと今までやってきています。

詳細は、また書きたいと思います。
興味があったら、是非とも、次もお読みください👩






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