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本日は院内にて脱力教室でした。

脱力教室はある事件から始まった。

講座を始めたのは2016年の8月。
世にも珍しい学内の手違いから、恩師の定年退職が1年早まるという事件がキッカケでした。(そんなことってありえますか?)

TCH(歯列接触癖※1)が歯科雑誌で表紙を飾るようになり、ためしてガッテンのような健康番組もほとんど出尽くし…そんな脂がバッチリのったタイミングでのアクシデントでした。

順風満帆だった医局中心のグループは急ブレーキ状態。予定していたプランも。
私としても指導の機会が減ってしまうという心配と、TCHの行く先に危機感を感じざるをえませんでした。

うーん…どうしよう。

大学病院では患者さんがどんどん来院するものです。しかし、コンビニより多いと言われる歯科医院、それぞれの広告も溢れる中でたくさんの方に見つけてもらうのは時間がかかってしまう。

そして、諸事情により東京⇆静岡の両方で行っていた診療が、静岡だけに。

講座を始める。

患者さんへの治療でなければ、活用できる場所はたくさんあるのではないか?
と考えて、対象を広げて向き合うこととしました。実際には下のような感じでやってきました。

・強化アスリート選手の育成
・健康エンターテイメントイベントの開催
・学習時の姿勢や組み立て方についての考察
・緊張型トラブルの多いIT系クリエーターへの指導
・歯の不調に対する院内講座

縁あって、スポーツでの緊張コントロールで呼んでもらう機会に恵まれたのは有難いことでした。
カラダの不調と戦うのではなく、最大のパフォーマンスの発揮を目指すという今までしてこなかった仕事。
企画を作ってはアスリート指導者と擦り合せるうち、ボツになった案からも多くの学びと経験を得たように思います。

これからは何を目指すか

・職場などでの緊張コントロール法の提案
・学習の行い方の提案
・メンタル領域への活用
・頭痛や肩こりなど周辺領域への活用
・表情筋や顔の姿勢、頭頸部血流コントロールを用いた美容活用
・スポーツでの緊張コントロール

これだけ、いろいろなジャンルに手を出そうなんて…ふざけるな!と思われそうですが、どれもやることはほとんど変わらないのです。
ニーズに特化してアレンジするだけです。

メインの顎関節症はどうか?

1930年代ごろから盛んに行われ始めたと言われる顎関節症の治療。2010年代、大学の治療外来では治療法は確立していた印象でした。
専門外来にもかかわらず数パーセントの特殊なものを除いて、歯科なりたての人間が自信を持って治療にあたっていました。
ただし、少ない報酬で長い診療時間をとらなければならないのが現実です。
私の場合は周囲の環境が良すぎて今でもやれています。あとは今まで通り邁進すること。
むしろ、広く活用し、顎関節症の治療で生まれた緊張(TCH)コントロールの価値を上げていきたいと思っています。

今後とも脱力教室をよろしくお願いします。

我ながらふざけたタイトルかと思いますが。継続して頑張りたいと思います。
具体的なやり方などはもう一つのマガジンの方でやっていきたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いします。

☝︎の名前は「パリきゅん」です。

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