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そこまで求めてないよ!ってことは確かにある

久しぶりに西野さんのVoicyから。

タイトルの通りなのだが、これがものすごくわかる。
逆の言葉で言ってしまえば「シンプル・イズ・ベスト」ってことだと思う。

うちの細君が味噌汁を作ると汁が無くなってしまうほど具だくさんの状態で、しかも具の種類が多種多様。うどんを作ってもきつねと海老天が必ず同居する。

批判というわけではないが、そういうこと。

味噌汁の味のしみ込んだ大根やらうすあげやらいろんな具を味わいたいという人にはそれはご馳走なんだろうけど、僕がイメージする味噌汁は「長ネギの味噌汁」とか「大根の味噌汁」とか超シンプルなもの。

いっぱい色んなものを入れ込んでしまうとそれぞれの味を楽しむということが無くなってしまう。

汁をすすって「あぁーっ」と声にならない声を出す。
この「あぁーっ」には「うまい」とか「しみわたる」とか色んな思いが込められているのだ。

くれぐれも言っておくが批判ではない。
子供たちは美味しいとおもっているのでばくばく食べている。
なので僕はそれに対して一切何も言わない。


他に例を挙げるとすれば「お化け屋敷」
基本お化け屋敷は適度な恐怖を提供するエンターテーメントだ。

お昼の時間に子供が入っても大丈夫なレベルの恐怖がきっちり設計されているはずだ。

つまりそれが適度な品質。

もちろん中にはもっと上級者がいて、普通のお化け屋敷じゃ満足いかない人もいるんだろう。

しかしこれを追求してしまうと、お化け屋敷は深夜2時から廃病院の地下2階みたいなどう考えても恐ろしいところでやらなきゃいけなくなる。
それが恐怖の品質で言えば最上級あたりになるわけだから。


結局スマホにしてもパソコンにしてもすべての機能を余すことなく使いこなしているという人は少数派だと思う。

必要な最低限の品質。
これって時代にマッチしたけっこう重要な考え方だと思う。


アイリスオーヤマのモノづくりに数年前から興味を持っている。

ご存知の方も多いと思うが、アイリスオーヤマは家電製品から複雑な機能を排除することで安価な家電を提供することができている。

会社で家電をそろえようとなった時にアイリスオーヤマ製品だらけになるってこともよくある話なんじゃないかと思う。

訳わからないような機能はなくてもいいから必要最低限のいつも使う機能があれば充分!と考える人は多いはずだ。


行き過ぎた品質、最高品質にこだわるより何が必要で何が不要なのかそこから見直す、そういう形のモノづくりがこれからの時代では求められているように思う。



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