見出し画像

説明不足による失敗

僕の職場は製造現場でそこそこ体力的に負荷のかかる業務もある。
モノを持ち運びするケースもあるので腰痛を患ってしまう人もいる。

少し前に椎間板ヘルニアと診断された作業者がいた。
1か月ほど療養したのちに復帰。

復帰した後も腰痛を訴えることがあり、今後の方向性について慎重にならざるを得ない状況にあった。


ヘルニア持ちの作業者は珍しくないが基礎体力的に厳しいと思われる人や治ったと思ってすぐに動いてしまう人はなかなか現状復帰が難しい。

今回の場合は基礎体力的に他の作業者より劣っているケースだったので慎重に復帰プログラムを考えて現場リーダーにも指示を出した。
つもりでいた。

が、うまく伝わっていなかったようで僕が想定していたより多くの業務をこなしてしまっている状態になっていた。


気候的に暖かくなり、腰痛にとっては都合がいい状態ではあるのだが負荷をかけてしまうことによって蓄積が再発を招いてしまうケースも想定される。鎮痛剤を打って無理やり体を動かしていたが、薬が切れたらぶっ倒れるようなパターンになる事もある。

それを回避したいがために少しずつできることを増やしていきたかったのだが一足飛びに走りはじめようとしていたので本人に自重するように伝えたところ「自分は現場に復帰できないのか」という不安げな質問が飛んできた。

しまった、説明不足。。

とりあえず一旦口頭で説明して理解してもらって、その後現場復帰に向けたプログラム的なものを数値をまじえた資料として作成して本人に説明してひとまず納得してもらった。


要するに今後1年先ぐらいまでの勤務日数や残業時間のシミュレーションとそうした場合の負荷、復帰までにどういって手順を踏んで想定される完全復帰時期はいつごろか等々、あくまでも想定ながら説明した。

やる気をもって仕事をしようとしている本人にとっては説明不足のまま仕事を制止するような僕の指示は疑心暗鬼に感じ取れたことだろう。

これは完全に説明不足。当事者にしてみれば一番知りたいことを知らされずに、指示だけが飛んでいった状態になっていた。
これは完全に自分のミス。


現場リーダーたちにもわかるように説明しなきゃ。




頂いたサポートは全額#チロ公の活動資金として使わせていただきます。温かいご支援よろしくお願いいたします。