見出し画像

「少女」への憧れ

「紅の豚」の解説動画が岡田斗司夫さんのチャンネルでアップされている。
この映画、中年男のロマンと言ってしまうと聞こえはいいのだけれど、変態性というかエロさというかスケベ心みたいなものをしっかり注ぎ込んでいる的な話もされている。

※この動画のざっくりした流れは
前半30分 中年男のロマンの話と映画のフリ部分の話
中盤50分 飛行艇の話
後半15分 映画のオチの話
になっているので飛行艇の話は飛ばして見てもOK。

一定レベルの年齢層に到達すると男は単なる性欲とは別のいやらしさのようなものを求めるようになってくる。

西野さんが言うところの「ヤる」というのとはたぶん違う感覚。

言い方が難しい。
綺麗にまとめてしまうと「憧れ」になるんだけれど、ニュアンス的にはちょっと違うもので、自分が若い頃に出来なかった「絵に描いたような美しい物語」への妄想的な憧れとでも言えばいいのかもしれない。

危ない言い方をすると「ペロペロしたい」という言い方が一番近いのかなぁと思う。

体力的にも立場的にもそんなことができるわけはないんだけれど、でも妄想の中だけでも、若く美しい象徴的なものを我がものとしたい、というようないかにもエロオヤジ的な感覚がそこにはある。

現実にそれをやってしまうと犯罪になってしまうので実際には実行に移さないし、移す勇気もないのだけれど妄想ロマンの世界がそこにはある。

「紅の豚」ではその対象がフィオ。

画像1

フィオの行動にドギマギしてしまうポルコの描写に妙に共感してしまうのが中年男のロマンチシズム。

画像2

若くて血気盛んな頃であれば一気に押し倒して!となるんだろうけれどそこに直結しないのがこのロマンチシズムの特徴。

「紅の豚」で言えばフィオはJDかJKあたりの年齢層。
そのあたりの年齢層においそれと手を出すことなんてできない。
でもショーケースに入れて、いつも見えるところに飾っておきたいぐらいの気持ちはあるというか(笑)

とはいえこの映画ももう30年近く前の映画になる。
時代はさらに進んでこの憧れの対象自体も低年齢化が進んでいる。

というか書きながらこういう感覚って中年男特有の感覚でもないよなぁとも思ってきた。

昔は「ロリ」という言葉がよく使われていたがこれの類義語として今では「ショタ」とかいう言葉が使われる。語尾に「コン」をつけることでよりそれらしくなるが、そういうものに対する憧れってやっぱりあると思う。

話が危ない方向に進みそうだ(笑)

ただ、こういう感覚って普通にあるものだと僕は思っているのだけれど。。


この話、個人的にはなかなか面白いよなぁと思っているのでそのうち続きを書こうと思っている。


頂いたサポートは全額#チロ公の活動資金として使わせていただきます。温かいご支援よろしくお願いいたします。