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飲食店をしているが昨年末の短縮営業からの緊急事態宣言、その期間の売上と受け取りできる助成金について。(3)

最近3ヶ月毎に書いているこのシリーズもついに3回目となりました。ナンバリングつけちゃったよ。マジ全然続けたくないしはよ終わりにさせてくれ〜!だてです。

前回と前々回のお話はこちら。すべて無料で読めますし、前回記事では課金すればお店を応援しつつ実際の売り上げまで見られちゃう仕様になっております。興味ある方は是非!

わざわざ記事を読みたくない人向けの前回までのまとめ

・社員が2人辞めた
・全然売上戻らないヤバい
・国や都の助成金のおかげでなんとか続けられてるけどぶっちゃけいつ潰れてもおかしくないけど気合で頑張る

こんな感じです。やっべーぞ!(ヤケクソ 早速行きましょう!

1、アソビCafeでの短縮営業、緊急事態宣言中の対応について

まずですが、ボードゲームカフェ「アソビCafe」では国や都の要請にすべて従い、短縮営業に対応しました。具体的にはこんな感じ。

【2020年11月28日〜12月17日】→全日22時閉店
【2020年12月18日〜2021年1月7日】→全日22時閉店
【2021年1月8日〜2月7日】→平日すべて休業、土日祝は20時閉店
【2021年2月8日〜3月7日】→平日すべて休業、土日祝は20時閉店
【2021年3月8日〜3月21日】→平日すべて休業、土日祝は20時閉店
【2021年3月22日〜3月31日】→平日すべて休業、土日祝は20時閉店
2021年4月1日〜4月21日】→平日一部再開、土日祝は21時閉店

1月8日から3月21日まで行われていた緊急事態宣言中については平日はすべて休業としました。理由は平日は17時オープンのため20時クローズにすると3時間しか営業しないためお客様が来づらいのと、スタッフのメンタルケアです。お客様こないのとにかくキツいんですよね…。土日祝については営業し、12時〜22時の営業時間を短縮営業に合わせて10時〜20時に変更しました。

2、緊急事態宣言あけから短縮営業、その後の緊急事態宣言中の売上

上記にあるいろいろな情報も込み込みで、2020年6月〜2021年2月までの売上のグラフをご覧ください。

スクリーンショット 2021-03-29 18.44.41

引かないでください()

だても内心「きっとこんなもんだろうな」とは思っていましたが、こうグラフにするとなかなかのインパクトですね…。ハートにキます。

これだけ売上が少ないのは平日閉めているからでは?とお思いの方もいるのではと思いますが、平日の売上は総売上合計の4分の1ほどです。つまり、平日を休んだとしても売上が減るとすれば4分の1が減るだけのはずが、実際は4分の3くらいが減っているのです。ようするに、売上が少ない原因は土日祝の売上が下がっていることが大きな理由です。

みてのとおりで、損益分岐点(ここのラインに売上が達してないと赤字のライン)を大きく下回っており、2021年1月2月3月は余裕で大赤字。ざっくりですが、この期間だけでもトータル赤字は300万〜400万見込みです。無理ゲーすぎる。こんなもんすぐに閉店やんけ!解散解散!!とお思いの方も多いと思いますが、そんなお店のために東京都や国が助成金を用意してくれています。次はその助成金の話です。

3、2020年11月28日〜4月21日期間に受け取れる助成金

うちのお店の売り上げのヤバさをご覧いただいたところで、次は助成金の話です。前回まで(2020年12月まで)分についてはすべて前回記事にまとめてあります。これから書くのはその後の追加分のみです。

①【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(11月実施分)(受取額:40万円)

営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(1072報)|東京都
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間の短縮要請が行われることに伴い、要請に全面的にご協力いただける中小の飲食事業
www.metro.tokyo.lg.jp

時間短縮営業に応じた店舗に支給される協力金です。平日24時閉店のところを22時閉店で対応しました。金額は11/28〜12/17までで40万円です。こちらも応じ、受け取りました。申請はWEBでできるので、そんなに難しくはなかったようです。

②【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(12月実施分)(受取額:84万円)

時間短縮営業に応じた店舗に支給される協力金です。24時閉店のところを22時閉店、1月は一部休業対応しました。金額は12/18〜1/7までで84万円です。こちらも応じ、受け取りました。申請はWEBでできるので、そんなに難しくはなかったようです。

③【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(1月実施分)(受取額:186万円×2店舗)

緊急事態宣言中1月8日〜2月7日に20時に閉店した1店舗ごとに受け取れる協力金です。①②は1事業者ごとでしたが、こちらは1店舗ごとで受け取れます。アソビCafeは1階2階は別店舗のため、2店舗分の受け取りができます。既に申請済みで、結果待ちの状態です。

④【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(2月実施分)(受取額:168万円×2店舗)

緊急事態宣言中2月8日〜3月7日に20時に閉店した1店舗ごとに受け取れる協力金です。アソビCafeは1階2階は別店舗のため、2店舗分の受け取りができます。こちらは申請受付前です。

⑤【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(3月実施分)(受取額:124万円×2店舗)

緊急事態宣言中3月7日〜3月21日に20時に閉店した1店舗ごと、更に3月22日〜31日まで21時閉店した1店舗ごとに受け取れる協力金です。アソビCafeは1階2階は別店舗のため、2店舗分の受け取りができます。こちらは申請受付前です。

⑥【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(4月実施分)(受取額:84万円×2店舗)

緊急事態宣言終了後、4月1日〜4月21日に21時に閉店した1店舗ごとに受け取れる協力金です。アソビCafeは1階2階は別店舗のため、2店舗分の受け取りができます。こちらは申請受付前です。

⑦【厚生労働省】雇用調整助成金

雇用調整助成金とは、「新型コロナウイルス感染症の影響」により、「事業活動の縮小」を余儀なくされた場合に、従業員の雇用維持を図るために、「労使間の協定」に基づき、「雇用調整(休業)」を実施する事業主に対して、休業手当などの一部を助成するものです。

休業になってしまったり、短縮営業となってしまった部分の人件費を助成してくれるものです。例えば、お店が休業になったのでスタッフが1日休みになりった場合や短縮営業なので8時間勤務のところが4時間勤務になった場合の4時間の部分に対しても助成金が出ます。これで勤務している人は休みになってしまっても今までと変わらず給与を受け取れて、会社の負担はかなり軽減されます。

前回記事でも書いていますが、こちらの申請は社労士さんにお願いしています。もともと期間が2021年2月末までだったのが、なんやかんや延長して現在の発表では7月まで申請可能となっています。今現在申請の準備中で、金額は今の所未確定です。

<受け取りができた、受け取り予定の助成金合計金額>

①【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(11月実施分)(受取額:40万円)
②【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(12月実施分)(受取額:84万円)
③【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(1月実施分)(受取額:186万円×2店舗)
④【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(2月実施分)(受取額:168万円×2店舗)
⑤【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(3月実施分)(受取額:124万円×2店舗)
⑥【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(4月実施分)(受取額:84万円×2店舗)
⑦【厚生労働省】雇用調整助成金(金額未確定)

合計:1248万円(⑦を除く)

金額だけみると、これが世間で言うこれが協力金バブルか!羨ましいー!と思うかもしれませんが、1月〜3月の赤字は300万〜400万。4月も少し復活したとしても計500万くらいは赤字になると思います。更に言えばお店を復活させた2020年6月〜2021年3月現在まで損益分岐点についてはオーナーであるだての報酬は0円で計算しています。赤字にぶつけて700万くらい残ったとしても、これをだての報酬に当てる気はないので5月以降の赤字補填分に当てる予定です。

協力金バブルの恩恵に預かれるのは一部の固定費が少ないお店であり、うちのようにまあまあの固定費があるお店では維持するのがやっとという感じです。

4、今後のアソビCafeについて

ぶっちゃけ、最近ずっと「アソビCafeって本当に必要なのかな?」「こんなに苦しいのに、続けていく意味あるのかな?」とかなり悲観的になっていました。なくなっても誰も困らないものならば、もうなくなってしまってもいいんじゃないかな?、そんなふうに考えてしまって眠れない日もありました。でも、お店に立っていてくれるスタッフの高橋やアルバイトちゃんと話をしていると「今日はお客さんがたくさん来てくれて、嬉しかったし楽しかた!」」って話をしてくれたり、「近々お店にも顔だしますね!」と声をかけてくれる人がいたり、「平日再開してほしい」ってツイートを読んだり、少しずつ増えている予約をみてアソビCafeは本当にたくさんの人に愛されてくれているなって再認識することが出来ました。ダメですね、ちょっと弱気になってました。まだまだ苦しい時期が続くと思います。でも、状況が良くなった時にどこかに遊びに行きたいなって思えた時に、その選択肢にボードゲームカフェ「アソビCafe」がある世界のほうが絶対素敵だよな!って今は前向きに思っています。

徐々にですが、4月から平日の営業も再開出来るように準備中です。安全に楽しんでいただけるようにスタッフ一同頑張っていきますので、是非遊びに来てください!東京・神保町ボードゲームカフェ「アソビCafe」にてスタッフ一同お待ちしております!

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