見出し画像

データマネジメント知識体系ガイド(DMBOK)要約・解説(全17章統合版)

本noteについて

個別で書いていたDMBOKの要約・解説を全てまとめて再編集したものになります。
基本的な内容はnoteで書いたものと変わりませんのでご注意ください。
著者にカンパしてもいいよという方がいたら購入いただけるとありがたいです。

著者のDMBOKを用いてCDO室を立ち上げデータマネジメントを推進した経験を基にデータマネジメントの進め方をまとめたkindle本を執筆しました。



----ここから本題----

はじめに

近年AIの活用に注目が集まっており、ディープラーニングがきっかけとなり「第3次AIブーム」と呼ばれるほどデータ利活用に注目が集まっています。
技術の革新と共に、ビックデータを扱えるプラットフォームが普及し、それを分析するデータサイエンティストも多く活躍しております。
一方その様な状況で、データが管理されていないため、データサイエンティストが本来の分析業務に注力することができないといったことが課題になってきています。
その様な状況のため、データ利活用をより推進するために、データを資産として管理する考え方である「データマネジメント」が注目を集めています。
具体的にデータマネジメントを行うためにはどうすればいいのかという、教科書といえるのがDAMAが執筆したデータマネジメント知識体系ガイド(DMBOK ※以降DMBOK)です。
 
DMBOKは全17章で構成されています。
1~2章はデータマネジメントの概念について、3章~13章は知識体系に沿ったデータマネジメントの実践について、14章はデータマネジメントされたデータをデータサイエンスに活用するための方法について、15章~17章は企業はデータマネジメントを成し遂げるためにすべきことが書かれています。
 
著者は、これからはデータ利活用を行わない企業は成長しないという志のもと、CDO(Chief Data Officer)室が立ち上げを行いました。
どうしたら社内のデータ利活用は活性化されるのかということを試行錯誤してたどり着いた1つの本がデータマネジメント知識体系ガイドであるDAMAのDMBOKでした。
著者もDMBOKをベースにデータドリブンな企業に変革すべく活用した経験を活かして、CDO室視点で読み解いた簡単な解説を本書にまとめることにします。
 
最後に、本書は著者がDMBOKを読んで解釈した内容を独自に解説しているものであり、DMBOKの発行元である DAMA International ならびにその関連企業・団体とは一切関わりがありません。
 


目次

 
はじめに
目次
第1章 データマネジメントの解説
第2章 データ取扱倫理の解説
第3章 データガバナンスの解説
第4章 データアーキテクチャの解説
第5章 データモデリングとデザインの解説
第6章 データストレージとオペレーションの解説
第7章 データセキュリティの解説
第8章 データ統合と相互運用性の解説
第9章 ドキュメントとコンテンツ管理の解説
第10章 参照データとマスターデータの解説
第11章 データウェアハウスとビジネスインテリジェンスの解説
第12章 メタデータ管理の解説
第13章 データ品質の解説
第14章 ビッグデータとデータサイエンスの解説
第15章 データマネジメント成熟度アセスメントの解説
第16章 データマネジメント組織と役割期待の解説
第17章 データマネジメントと組織の変革の解説
おわりに

ここから先は

46,501字

¥ 250

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?