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モリン児個展 鱗玉スプートニク

展覧会の名称が「鱗玉(ウロコダマ)スプートニク」と言い何ともシュールで想像を掻き立てられるタイトルです。
作家のモリン児さんは宝塚市在住の造形作家で芸術祭、アートイベント、自身の個展など最近超多忙で活躍されています。こちらも一度聞いたら忘れられない不思議感漂う名前です。
3月にありました川西市のアートイベント”With"にも参加されていたご近所作家仲間でもあります。
だいぶ前から個展があるので映像とコラボ作品にしたいとのお話を頂き想像を膨らませておりました。

フライヤー製作先行のため早くからデザインされていた各パーツ

モリン児さんの製作したオブジェに映像をマッピングし立体物をアニメーションの様に見せると言うのが今回のコラボ作品の狙いとなる。
当初は単純に映像パターンがダブる程度でしかイメージしなかったが製作のやり取りの中で具体的な動きのイメージが出てきたり全体の世界観が固まってくるとちょっと今までに無い面白い作品になるのでは!とワクワク感じるのだが同時に映像化するため困難であろう作業が頭をよぎると汗るよねと言うのが正直な気持ちである。

3回目くらいの絵コンテ
初期のものより具体的に展開していく様子
キャラクターが登場する
オクトパスとウォルラス
この頃より時間軸を考えた製作にシフトして行く

動画用の素材をそれぞれ動くようにパーツ分けして描いてもらいデジタル化してアニメソフトで動かす事にした。実物の立体と違和感のないようにするためできるだけCG感のないように進めた。

水彩絵の具で描かれたキャラクターのアニメーションパーツ

海月文庫はプロジェクターの設置に苦労した。引きの距離が取れず1台のプロジェクターで壁2面を賄う荒技でどうにか・・

題名の鱗玉の元になった木魚が並ぶ
映像に合わせて木魚を叩くというのが暗黙の鑑賞マナーとなる。

海月文庫 EmptyNomad  モリン児 datajiro

フライヤーはEmptyNomadの柏木一輝さんデザイン

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