見出し画像

みてアート2022 大野川緑陰道路夜の部

2022年11月5日〜6日
みてアートは大阪市西淀川区のJR御幣島駅界隈にアート作品を展示、歌島橋バスターミナル跡でのアートワークショップなどで開催されるアートイベントです。 その一環で大野川緑陰道路内に展示されたアーティスト村岡 亮さんの巨大オブジェ「ヴィマナ」へのプロジェクションマッピングが夜の部として上映された。

宇宙船Vimanaは頭頂部のハッチより内部に入る事が出来る。
展示場所の地図

以前2020年みてアートの企画で歌島橋バスターミナル跡においてPALLALINK "kiokuScope" at NAT 河原さんの作品と一緒に入り口の古い看板に私はマッピングをさせていただいた。

Dazzle camouflage

今回のマッピングは地球に舞い降りた宇宙船が地球人に見つからないようにどのような迷彩をするのかをテーマにした。
ダズル迷彩と言うのがあって第一次大戦の軍艦などに施されたペイントで、面白い事に白黒のストライプで目立ってしょうがない模様である。
ところがこれには訳があって、敵側の潜水艦の潜望鏡から見ると距離感が狂うらしい。当時の潜望鏡レンジファインダーのような距離計では縞々が悪さするようだ。目立っているのに何処か解らないという逆転の迷彩は日本の繁華街の下品で派手なネオンサインと非常に似ている気がする。
今で言う攻殻機動隊の光学迷彩(古いか?)ではないか!と面白がってマッピングのパターンを作ってみた。
公園の中の宇宙船"Vimana"はこのDazzle camouflageで見事に背景に溶け込み怪しく光っていたが公園のジョギングの人は見向きもせず黙々と走り続け、犬の散歩のおばちゃんが少し立ち止まるけど犬は吠えもせず何事も無く消えて行くのだった。迷彩の効果はあったようだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?