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Exploratory (https://ja.exploratory.io) というデータサイエンスのスタートアップの中の人です!

最近の記事

マーケティング担当者なら使えるべき5つの超重要な分析手法

マーケティング担当者にとって、より多くの新規顧客を開拓し、既存顧客のエンゲージメントを高めることが何よりも重要となります。 データを使うとより効率的に、顧客セグメントを発見しそれぞれの顧客に合ったプロモーションを行ったり、自社サービスを購入される可能性の高い見込み顧客に的を絞った効果的なマーケティング活動を実行していくことができるようになります。 しかし、いざデータを活用し始めようとすると困るのが、そもそもどういった分析手法を使えば良いのかわからないということです。 そ

    • BI/ダッシュボード導入を成功に導くための4つのポイント

      ビジネスの現状を把握し、さらにモニターし続けるためにダッシュボードなどを使ったBI(ビジネス・インテリジェンス)の仕組みを社内に導入したものの、社内ではあまり活用されていない、またはプロジェクトが途中で終わってしまったといった話をよく聞きます。 そこで、こちらの記事ではBI導入やダッシュボード作成プロジェクトを進めるときにぶつかることの多い問題、さらには、そうした問題を乗り越えてプロジェクトを成功に導くための4つのポイントを紹介します。 1. データの加工 ダッシュボー

      • みんなに長く使われるダッシュボードで押さえるべき4つのポイント

        ビジネスの重要指標をモニターするために、ダッシュボードを作ったものの、時間の経過と共に、誰にも見られなくなってしまう、といった経験はありませんか? そうなってしまう理由の1つに、そこから得られる情報がビジネスの改善に結びつかない、あるいは特定のアクションに結びつかないため、ダッシュボードの閲覧者にとってあえて見る必要がなくなってしまうことがあります。 そこで、ダッシュボードの閲覧者に役立つ効果的なダッシュボードを作成するうえで、おさえるべき4つのポイントを紹介いたします。

        • スタートアップがグロースに投資するタイミングを計る方法

          スタートアップにとって、まず重要なことは、顧客にとっての問題を理解した上で、その解決のためのプロダクト開発に力を入れることです。 また、顧客にとって価値のあるプロダクトを開発できたら、次はそうした問題を持っている人たちが多くいるマーケットに集中し、新規ユーザーの獲得と、ビジネスの成長のみに焦点を当てた活動である「グロース」に投資します。 なお、スタートアップの世界では、顧客に価値があるようなプロダクトを顧客に提供できていて、そのマーケットの規模が大きいことを「プロダクト・

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        • BI/ダッシュボード導入を成功に導くための4つのポイント

        • みんなに長く使われるダッシュボードで押さえるべき4つのポイント

        • スタートアップがグロースに投資するタイミングを計る方法

          ビジネスによってリテンションの測り方が変わることを知らない人が多いので解説します

          SaaSを始めとするクラウドサービスでは、継続してサービスを使ってもらうこと、言い換えればリテンションが重要です。 しかし、ビジネスによってはサブスク型ビジネスの毎月の課金ように、サービスの継続利用にあたって明確なイベントがないこともあります。 例えば、サービスの利用の度に費用が発生する従量課金型のビジネスや、広告で収益をあげるビジネスの場合、ユーザーのキャンセルといった明確なイベントがないため、顧客のリテンションをどのように測るかを決める必要があります。 そこで、自身

          ビジネスによってリテンションの測り方が変わることを知らない人が多いので解説します

          SaaSスタートアップに必須の13のKPI

          サブスクリプションやクラウドサービスのビジネスでは様々な指標をモニターしますが、ビジネスのステージや規模によって、追うべき指標は異なってきます。 さらに、誰もが知っている指標の話をしているつもりでも、人によってその定義や計算方法の認識が異なることで、ビジネスの状況を正しく認識できないことも少なくありません。 そこで、シリコンバレーでトップ5に入るベンチャー・キャピタルのAndreessen Horowitzが、スタートアップが見るべき指標と、その定義をまとめた記事がありま

          SaaSスタートアップに必須の13のKPI

          サブスク型ビジネスに役立つ5つの超重要な分析手法

          SaaSをはじめとするサブスクリプション型のビジネスは、ビジネスモデルが売り切り型のビジネスとは異なるため、ビジネスの成長のために注目すべきポイントや、分析手法も異なっています。 そこで、こちらの記事ではサブスクリプション型のビジネスで注目すべきポイントと、重要な5つの分析手法を紹介します。 サブスクリプション型ビジネスのポイント5つの分析手法を紹介する前に、簡単にサブスクリプション型ビジネスのポイントをおさらいします。 サブスクリプション型のビジネスと比較されることが

          サブスク型ビジネスに役立つ5つの超重要な分析手法

          プロダクト・マーケット・フィットを達成するための4つステップ

          スタートアップにとってまず最初に重要なのは、顧客にとっての問題を理解した上でその解決のためのプロダクトの開発に力を入れることです。次にそうした問題を持っている人たちが多くいるマーケットに集中することです。 自分達のプロダクトが求められていないマーケットに対して営業・マーケティング活動したり、顧客に求められていない機能やサービスの開発に注力したりしている時間は、特にスタートアップにはありません。 自分達のプロダクトを必要とするマーケット(市場)があり、その規模が大きければプ

          プロダクト・マーケット・フィットを達成するための4つステップ

          SaaSスタートアップが爆発的に成長するかどうかを測る方法

          スタートアップが成功するかどうかは、提供するプロダクトを必要とする顧客がいて、さらにそうした顧客が多いかどうかです。つまり、プロダクトを必要とするマーケット(市場)があって、そのマーケット規模が大きいかということによって決まります。 もしそうであれば、プロダクトとマーケットがフィットしているということになり、こうしたプロダクトを提供するビジネスは飛ぶ鳥を落とす勢いで成長していくことになります。逆に、プロダクトとマーケットがフィットしていなければ、どんなに営業やマーケティング

          SaaSスタートアップが爆発的に成長するかどうかを測る方法

          間違ってる人があまりにも多いので、正しいリテンション率の追い方を解説します

          SaaSを始めとするサブスクリプション型のビジネスでは顧客のリテンションが最も重要なため、リテンションが改善しているかを測るためにリテンション率をモニターします。 しかし、実は、リテンション率は顧客がどの程度の「期間」サービスを継続しているかを考慮していないので、正しくリテンションの実態を捉えられません。 そこで、ビジネスにとって最重要の「リテンション」をどのようにモニターすべきかをまとめた記事があったので、こちらに要訳として紹介します。 Retention is Ki

          間違ってる人があまりにも多いので、正しいリテンション率の追い方を解説します

          ユーザーのエンゲージメントを上げるために重要な4つのステップ

          SaaSを始めとするサブスクリプション型のビジネスでは「リテンション」が最も重要です。そして、良いリテンションは自社の製品やサービスをより頻繁にあるいは熱狂的に利用してもらうこと、言い換えれば顧客のエンゲージメントを高めることで実現できます。 そこで4つのステップで、顧客のエンゲージメントを高める方法をまとめた記事があったので、こちらに要約として紹介します。 Solving retention with loops - リンク 以下、要訳。 リテンションの3つのフェー

          ユーザーのエンゲージメントを上げるために重要な4つのステップ

          サブスクリプション型のビジネスなら見ておくべき5つの超重要チャート

          サブスクリプション型のビジネス、またはソフトウェアの世界ではSaaSと言われたりする、顧客が製品やサービスを継続的に利用するために購読するタイプのビジネスは一般的な売り切り型のビジネスとは収益構造が異なるため、ビジネスを成長させるために見るべき指標やチャートも違ってきます。 よくあるのは、この違いを意識せずに「売り切り型」のビジネスでよく使われる指標やチャートをモニターしていたがために、ビジネスの成長のきっかけをつかめなかったり、成長していると思っていたビジネスが急に傾き始

          サブスクリプション型のビジネスなら見ておくべき5つの超重要チャート

          SaaSビジネスでエンゲージメントが重要となる7つの理由

          どうも!ExploratoryのIkuyaです。 突然ですが、私のいるExploratoryではSaaS(Software-as-a-sercvice)のビジネスをやっているのですが、つくづく思うことがあります。 それは、もしMRRやチャーンといったSaaS特有の指標の中から一つだけ重要な指標を選ぶのであれば、それはエンゲージメント・スコアであるということです。 というのも、このエンゲージメントスコアこそがビジネスの上の意思決定や具体的な打ち手に役立つもので、他のどの指

          SaaSビジネスでエンゲージメントが重要となる7つの理由

          エンゲージメント:捉え方一つで全ての物事が変わって見えるコンセプト

          どうも!ExploratoryのIkuyaです。 今回はSaaSのビジネスを語るうえでは避けては通れないエンゲージメントというコンセプトについてです。カスタマー・サクセスの参考書籍として紹介されることも多いCustomer Success(英語版、日本語訳版)という本の著者の1人であるリンカーン・マーフィーのブログに短いですがよくまとまっている記事がありましたのでここで紹介したいと思います。 記事そのものはチャーン率の改善といった文脈で書かれていますが、今回はエンゲージメ

          エンゲージメント:捉え方一つで全ての物事が変わって見えるコンセプト

          SaaSの重要指標における9つの悪しき慣習

          どうも!ExploratoryのIkuyaです。 SaasS領域に特化したベンチャー・キャピタルとして知られるポイントナインキャピタルから、SaaSの重要指標に関するよくある勘違いについて、良くまとめられているスライドが出ていたので、ここで紹介したいと思います。 以下、要訳。 9. MRR(月間定期収益)とキャッシュ・イン・フローを混同してしまう MRRは新規顧客の獲得・アップグレードやダウングレード・チャーンがなかった前提で、翌月見込むことができる収益の指標です。

          SaaSの重要指標における9つの悪しき慣習

          シリコンバレーの企業は、どうやってNorth Star指標を選んでいるのか? - Netflix、LinkedIn、Instacart、Dropboxなどの企業が独自に設定する指標とは

          どうも!ExploratoryのIkuyaです。 前回は以下の記事で、SaaSビジネスにとってNorth Star指標がいかに重要であるかという話をしました。 そこで今回は、FacebookやNetflixなどのシリコンバレーのテック企業がどのようにNorth Star指標を設定しているのかについて書かれている記事があったので、そちらを紹介したいと思います。 以下、要約。 North Star指標とは何か、そしてなぜ重要なのかプロダクトにとってのNorth Star指

          シリコンバレーの企業は、どうやってNorth Star指標を選んでいるのか? - Netflix、LinkedIn、Instacart、Dropboxなどの企業が独自に設定する指標とは