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UC Berkeley Xceleratorの最終DemoDayレポート

先日、UC Berkeley Xceleratorの最終DemoDayに参加しました!本日はその時の様子をお届けしたいと思います。

UC Berkeley Xcelerator とは?

UC Berkeley Xcelerator とは、ベイエリア(シリコンバレー・サンフランシスコ一帯の総称)に位置する世界的な名門大学であるカリフォルニア大学バークレー校(通称:UC Berkeley)が大学公式に主催するブロックチェーンに特化したアクセラレーションプログラムであり、最も成功しているブロックチェーン・アクセラレーターの一つとして世界的に知られています。

これまでに40社以上の企業を成長させ、シードおよびアーリーステージの資金調達額は2,500万ドルを超え、一期生の75%以上がフォローオン資金を調達しています。

半年以上かかったアクセラレータープログラムも、ようやく最終DemoDayの日を迎えました。

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(DemoDay当日の様子)

DemoDay当日は、コロナ禍の開催であったにもかかわらず、立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。今回はコロナの影響で現地に参加できないプロジェクトもあったため、発表自体は皆録画したムービーを用いてプロジェクトの成果発表を行いました。
今回のデモデイの成果発表では大別して3つのジャンルに分けられました。

DeFi Infrastructure, Marketplaces & Privacy
Investing & Consumer
Infrastructure, Privacy & Tooling

会場では特に、DeFiと言われる分散型金融に関わるものが人気が高かったように思います。
他にも、途上国を中心に広げるプロジェクトとして携帯電話番号と仮想通貨のウォレットを紐付けて、自社のトークンを用いて安全なWiFiを提供するようなプロジェクトもあり、様々なジャンルのプロダクト発表があり、大変意義深いDemoDayでした。

こちらで当日のプログラムを確認いただけます。
https://xcelerator.berkeley.edu/demo-day-2021/

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アクセラレータの前回の卒業生であり、2021年はスポンサーを務めるStake Technologyの渡辺創太さんも会場に来てくださいました!

DemoDayの内容 - Woolletについて- 

DemoDayでは、私たちは自社のプロダクトであるWoolletについて発表を行いました。

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私たちは「データの主権を個人に返す」をスローガンとし、Web3.0時代の中核となるWoolletを開発しています。Web3.0とは、末端にいるユーザーが自身のデータに所有権を持ち、コントロールできる状態のことで、例えばユーザーが送っているデータ、受け取っているデータ、何を支払いその対価としてなにを受け取っているのか検証可能なWebであり、日本政府も推進しているSocity5.0にとっても重要な位置を占めています。

このことによっていわゆるトラストレスの状態の実現=トラストをする対象が機関(Institution)からBitcoinのようなプロトコルに移行できるようになります。そのため、プロトコルが様々なサービスの中核となる時代が近く到来する可能性が高いです。
そのような社会に差し掛かる中で、データがどのように使用され、誰によって使用されているのか、ユーザーがデータを完全にコントロールできることが重要であり、それを実現できるWoolletには大きな可能性があると考えています。

Woolletを使うことでユーザーは自分のデータにアクセスしたり、記録を共有したり、情報を開示せずに証明したり、法的な保護とリターンを得てデータを販売したり、必要に応じてデータを削除することもできます。同時に、ユーザー自身がデータを保持、管理、活用するため、GDPRなどの法制度に対して対応をする必要がなくなり、既存の企業がユーザーの個人データにアクセスするためのプロセスとは全く異なるシンプルさでそのデータをマネタイズできるように支援します。

DataGatewayのチームは、日本、エストニア、香港、チリ、インドと完全に分散化したチームで開発をしています。コロナの状況もあり、採用してから一度もあったことがないメンバーもおりましたが、今回のデモデイをきっかけにほぼチーム全員で集まることができ、さまざまな意見交換を直接行うことの重要性について改めて気づくきっかけになりました。

今後、DataGatewayではWoolletの活用事例を増やしていきますので、もしご興味を持っていただけた方は遠慮なくご連絡ください。
https://datagateway.co.jp/


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