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【データアドベンチャー創業5周年企画】ロゴから振り返る5年前の今《前編》

こんにちは!
株式会社メンバーズ メンバーズデータアドベンチャーカンパニー(以下データアドベンチャー)の広報を担当しております、小池です。

本日2023年11月1日、データアドベンチャーは創業5周年を迎えました!!

記念になにかやろう!ということで、今年は個人的にとても気になっていたモノについて訊いてみることにしました。

その気になるモノとは…

これ

データアドベンチャーのロゴ

そう、赤色が印象的なデータアドベンチャーの『ロゴ』です!
このロゴについて、データアドベンチャーの創業者であるカンパニー社長の白井さんに、誕生の背景から込められた意味までいろいろ聞きました。


データアドベンチャーカンパニー社長 白井さんについて

白井さん

白井 恵里(しらい えり) 
メンバーズデータアドベンチャーカンパニー カンパニー社長
東京大学を卒業後、株式会社メンバーズへ入社。
大手企業のオウンドメディア運用、UXデザイン手法での制作や、デジタル広告の企画運用に従事したのち、2018年11月に社内公募にてメンバーズの子会社(現、社内カンパニー)社長として株式会社メンバーズデータアドベンチャー(現メンバーズデータアドベンチャーカンパニー)を立ち上げ。
データアナリスト、データサイエンティスト、データエンジニアなどデータ領域プロフェッショナルの常駐により企業のデータ活用を支援し、顧客ビジネス成果に貢献するサービスを提供しています。
2020年10月から株式会社メンバーズ執行役員兼務。現在カンパニーに所属するデータ活用のプロフェッショナルは約100名。
X:@EriShirai

社名決定の背景

[小池]
今回、ロゴにまつわるお話を伺う前に、その前に社名についてもお伺いしたいと思います。
社名を「データアドベンチャー」に決定した背景について教えていただけますか?

[白井]
会社を作ることが決まった時に、親会社の経営陣から、「まず社名とミッション・ビジョンを考えろ」と言われて、何も考えていなかったので「どうしよう!」となりました。
何度も差し戻されて、もう数を出そうと思ってバーッと候補を出したところ、当時の親会社の社長に「データアドベンチャーいいんじゃない」って言われて決まったような気がします。
社名が長くて電話とかで言いづらいと、当時の営業担当にはすごく反対されましたけど(笑)。
当時は流れで決まったような感じですが、今ではいい社名だと思います。

[小池]
名は体を表すって言いますけど、保守的じゃなくてグイグイ開拓していく感じとか、すごく合っていると思います。

ロゴは社内デザイナーへ依頼

[小池]
その社名でロゴの制作依頼をしたのが5年前ということで、そのときの発注の経緯を教えてください。
メンバーズグループ内での社内発注だったかと思いますが、どうしてグループ内で発注しようと思ったんですか?

[白井]
お金がなかったからです。
身内対応で作ってもらいました(笑)。

[小池]
ありがたいですね(笑)。
こういうときにグループ内にデザイナーさんがいることはメリットですね。
どうしてそのデザイナーさんにお願いしようと思ったんですか?

[白井]
私はデータアドベンチャーの社長になる前、メンバーズ内のWeb制作のチームにいました。そのとき先輩だったのがそのデザイナーさんでした。
UXデザインの手法を用いたWeb制作を行うチームで、ガワだけのデザインではなく、ユーザーの体験や目的、背景までちゃんと考えた上でデザインすることの大切さを、その人の仕事を見て学んだんです。だから、ぜひお願いしたいと思っていて。

[小池]
なるほど。それは白井さんの当時の仕事というか、メンバーズ内での繋がりが活きたということですね。
デザインを発注するときに、どういう要望を出したか覚えてますか。

[白井]
いや。もう、「ロゴを作りたいんです!」しか言ってなくて(笑)。
あとは向こうがヒアリングをしてくれて、よしなにやってくれた感じですね。

[小池]
よしなに(笑)。
ヒアリングはどんな内容だったのでしょう?

[白井]
どういう会社にしていきたいかとか、ロゴに対して何か要望があるかとか、好きな物とか音楽とか、映画とか聞かれました。
あと、なぜその会社を始めるのか、ですね。そこはかなり厚く聞かれました。

[小池]
面白いですね。個人的に好きなものとか聞かれたんですね。
で、出来上がったのがこれですね。


データアドベンチャーロゴ


データアドベンチャーのロゴが表すものとは?

[小池]
こちらのロゴ。特徴的なのが上の三角ですが、これは何ですか?

[白井]
船の帆です。

[小池]
帆!てっきり、山か何かかと思っていました(笑)。

[白井]
ロゴ全体が船のイメージなんです(笑)。
で、下の波打っているのが、波とデータのグラフを表しています。
それが右上、つまり未来に向かって跳ねているイメージ。未来もグラフも右肩上がりのほうがいいじゃないですか。

[小池]
そうですね。右肩上がり、いい言葉です(笑)。
下の線が波でみんなが船に乗っているようなイメージ、というのはどこかで聞いたことがありましたが、そういうことだったんですね。

[白井]
なぜ船のイメージになったかというと、私、浜田省吾さんが好きで。ちょうど会社のミッション・ビジョンを考えているときに、浜田省吾さんの『SAVE OUR SHIP』というアルバムを聴いていたんですね。そのアルバムのメッセージで、「自分たちの乗り物である地球を大事にしようよ」みたいなのがありまして。それってメンバーズのミッション・ビジョンに通じるものがあるよねっていう話をデザイナーさんにしたんですよ。
で、船ならアドベンチャー感もあるし、ロゴのモチーフとしていいんじゃないかと提案してくれました。

[小池]
だから、ロゴのヒアリングのときに好きな音楽の話とかをしていたわけですね。
ちなみにカラーが赤一色だと思うんですけど、これについてはいかがですか?
この業界の会社って青とか落ち着いた色味のロゴも多いから、差別化するために赤にしたっていうお話を聞いたことがあるんですけど、それ以外にもアドベンチャーとか、そういうアグレッシブな要素もあったのかなと思いますがどうですか?

[白井]
そうですね。それはあります。

ロゴに込められたデータアドベンチャーのあり方

[白井]
当時のデータサイエンス業界は、しっかりしたアカデミックなバックボーンがある専門家がちゃんと分析する、みたいなのが主流で、そうでなければいけないという雰囲気を感じていました。
でも、それじゃなかなかビジネスに適用できないだろうと思って。例えば、レポートを出すときに、めちゃくちゃ精度高いけど出すのに3ヶ月かかりますって言われたら、「あ、じゃあいいです」ってなっちゃうじゃないですか。なので、しっかり時間をかけて完璧なものをつくる、というのではなく、スピーディにやりながら修正していくほうが多くのビジネスには合っているだろうと思っていました。
あとは、当時の私にとってはデータ活用は未知の領域だったので、やってみないとわからないことがたくさんありました。ただ、いろいろ考えて、じっとしてる時間が長くなるより、動いてみてその結果を観察する方がうまくいくだろうなという感覚があって。なので、動くとか、変化するとか、何か動的であるとかそういうことに重きを置いてました。

[小池]
赤は白井さんが指定したわけではないということですね。

[白井]
指定はしてないと思います。そういったことをデザイナーの方が感じ取って赤にしたのかもしれないですね。

[小池]
なるほど。今年7月のDXEXPOでも真っ赤なブースで目立つことができたので、狙いは当たっていたかなと思います。

2023年7月にDX EXPO2023夏へ出展したときのブース

ほかには社内外の反応とかありましたか?

[白井]
「良いロゴだね」っていうのはお客さんとか社員からも結構言ってもらえました。会話の流れで、「どういう思いを込めてるんですか」とか聞かれるんですけど、「右肩上がりの未来に向かって弾むイメージです!」とかスラスラ喋れるので、会社のことを語るきっかけとして、すごくよく機能してくれてます。そういったことを通していいロゴだなって思うようになった感じですね。

[小池]
そうですね。スラスラとデザインの意図が違和感なく言えて、かつ伝わるって、良いロゴなんだなと思います。


→ロゴに通じる、私たちの提供価値とは…《後編》へ続く