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新卒データアナリストが1年で学んだこと|データドリブン座談会レポート

はじめましてこんにちは。メンバーズデータアドベンチャーカンパニー(以降DA)の福永です。

今回は、2022年9月29日に開催したデータドリブン座談会のレポートを書きたいと思います。

福永 和純(ふくなが かずみ)
2021年4月 メンバーズへ新卒入社し、同年9月にデータアドベンチャーカンパニーに配属されました。
現在は大手小売企業にて分析環境の構築・メタデータ整理やBIツールでのデータの可視化を担当しており、最近はデータスチュワード領域の業務をおこなっています。

株式会社メンバーズ メンバーズデータアドベンチャーカンパニー
アナリスト事業部 データアナリスト
福永 和純(ふくなが かずみ)

1.新卒アナリストの業務

現在のクライアント企業に常駐してから1年間の主な業務は、下記の4つです。

・データの調査
・データの抽出
・データの加工
・データの可視化

私は経済学部出身で、統計3級にぎりぎり受かる程度の知識以外は完全にデータの素人でした。
入社後にSQLという言語を知り、3か月程度の研修期間中に、DAの研修や書籍、WebサイトでSQLの基礎を習得してから、足りない部分は現場で学びながら業務をしています。
常駐開始直後は自分のスキルでクライアント企業に貢献できるのかという不安もありましたが、上記のようなデータ業務でわからないことがあれば、調べたりDAの先輩に質問することでクリアしています。

2.1年間の学び

約1年データアナリストとして業務を行い、個人的に必要かつ重要だと感じたスキルは下記の2つです。

まず、クライアントやパートナー社員から聴く力についてです。
DA配属前のデータアナリストのイメージは、クライアントの要望をもとに仮説を立て高度な手法を用い数値をだすというものでした。

どちらかというと孤高なイメージです。

しかし、現実では少ないやり取りでクライアントの意図や課題、要望をくみ取るのは困難です。
どれだけ高度な手法を用いていても、相手の求めていない分析・提案では、採用はおろかまず興味を持ってもらえません。
また、相手に伝わり理解してもらえないと、どんなに頑張っても徒労に終わってしまいます。
データの抽出一つとっても、サービスのユーザー数を出してほしいと言われたとして、それが会員登録している人数なのか、一定期間のアクティブユーザー数なのか、認識の齟齬で大きく変わってしまいます。

コミュニケーションを通じて相手の求めているものは何なのか、自分が何を伝えればよいのかを理解する、聴く力が大切なのです。

また、数値を解釈する力も大切です。
昨今定量化・数値化が叫ばれ、データアナリストとしても数値を出すことが業務だとイメージする人が多いでしょう。
自分もKPIなどの指標を出すことがデータアナリストの業務だと考えていました。もちろん間違いではないのですが、クライアントは数値だけを見るわけではありません。
その数値が何を表しているのかを質問されますし、有効な数字を出したと思っても実は大きな意味がなく、最悪ミスリードにつながることもあります。
そのため、数値を出すことに注力するのではなく、

だと学びました。

3.アナリスト像の変化

経験の浅い身ではありますが、この1年間で自分のデータアナリスト像は大きく変わりました。
高い専門性を持ち、個人で高度な分析を行い、算出した数値で結果を出すというよりは、しっかりとしたコミュニケーションを行い、クライアントの要望、課題を理解し、必要な分析を行う。
ただ数値を出すのではなく、数値の意味を解釈し、価値を発揮させるのがデータアナリストのあるべき姿だと思います。

仕事をするうえで当たり前だと思うかもしれませんが、基礎としてコミュニケーションをないがしろにせず分析スキルを「持っている」のではなく「活かしている」データアナリストこそが優秀だということを改めて感じていただければ幸いです。

追記
弊カンパニーは未経験でもデータに関して興味、関心のある方を採用しています。
マーケターやWebディレクター出身の方、別業種・業界だった人もいます。データ分析の知見が少なくても、そこはDAの研修でしっかりと身に着け、顧客との折衝スキルを活かして価値を発揮している人が多い印象です。


さいごに

こんな感じで不定期ですがLT会というものをやっております。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
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