マネジメントって言葉を考えてみる

マネジメントというと、日本では「管理」と訳されることが多く、「管理者」という言葉が一般的というか。このあたりの訳については、今の時代だと違う表現が良さそうだな〜も思っている。

そもそも、Manageについては、「やりくりする」「なんとかする」という言葉であって、決して「管理」という言葉ではない。つまり、マネジメントはなんとかすることであり、マネージャーはなんとかする人なんだと思う。

そうやって考えると、管理者という言葉は適切ではないと思うわけです。

しかし、とはいえ、あまりに市民権を得てしまっている「管理」という言葉。だから、古き良き時代を生き抜いてきた人たちからすると、管理をしていないと、仕事をしていないと見えてしまう、残念ながら。

忘れちゃいけないのは、管理は目的ではない。マネジメントの意味が何であろうと、成果を上げることが目的なわけです。成果は短期的なお金だけではなく、長期的な何かを置くことだってある。目的は様々。その定めた目的を達成することが大事で、そのためのマネジメントなわけです。と考えると、管理ができていない!といらだつのはお門違いなのではと思ったり。

僕自身は上役から見たら、メンバーを自由にさせているタイプ。管理という言葉からはかけ離れたところにいると思う。ただ、マネジメントはしている。日々、起こる色々なチームの出来事に対応したり、相談に乗ったり、方向性を示したり、チーム内へといろんな仕掛けをしかけてみたりと。成果を上げるためにできることを色々と工夫をしている。もっともっと仕掛けていきたいなって思うことはあるけども。

チームにおいてチームリーダーの力がすごくてチームリーダーが偉い訳ではない。結局はシステムが偉いというか、システムがメンバーの行動をつくりだしてしまっている。だから、僕はシステムを見ていくことが必要なんだと思う。


ビジネス環境はますます厳しくなる。簡単にはならない。足元には多様な人が集まっている。そもそも人はみんな個性的だ。難易度が上がる要素しかない。そういう時代だから、システムで物事を見ていればなんたかんだで対応はできるのではないかと思っている。


なので、これからの時代のマネジメントでいちばん大事なのは、「観察」なんだろうなって思っている。個人を見ること、チームの雰囲気を見ること、そして目に見えないものに意識を向けること。観察力が大事。力は使うことで養われるもの。だから、これから、観察を意識して取り組んでいきたいところ。


今日のお話は、マネジメントという言葉から、今大事なことを考えていったということでした。ありがとうございました。

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