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【ステップファミリー③】 - 子どもたちの様子

ステップファミリー、我が家の場合。
今回は、夫と子どもたちとの関係、私と子どもたちとの関係について。

1. 夫と子どもたち - 再婚当初は友達感覚

再婚の4年ほど前から、子どもたちにとって夫は、『たまに会う知り合いのお兄さん』だった。
呼び方も、私が読んでいたように苗字で「◯◯さん」。

◯◯さんは、ある晩みんなで夜ご飯を食べたあと子どもたちに「話があるから聞いてくれる?」と、『告白』をした。

「あなたたちのお母さんをとても大切に想っている。あなたたちのことも同じようにとても大切に想っているから、一緒に暮らしたいし、3人を守りたい。でも一緒に暮らすためにはあなたたちは引越しをしなくちゃいけなくて、学校や幼稚園が変わるんだ。だから、少し考えてみてほしい。」

...こう言われた当時小学2年生の長男は、二つ返事で「◯◯さんの家に行く!」と言った。

決まってからは、下の名前で呼んでほしいという夫をみんなで下の名前で呼び始めた。

子どもたちにとってはお父さんというより、年の離れたお兄ちゃんか信頼できる親友のような感じで4人暮らしがスタートしたのを覚えている。

2. 大人どうし - 日々の積み重ねで信頼構築

元々、人と接するときはまっすぐに心と心で向き合う夫。
私もそうありたい人。
それでも、子どもたちへの接し方・向き合い方に関してぶつかることはある。
しかし大人2人の関係がしっかりとしていればそれは話し合いで解決する。
当初は『冷静な話し合い』だけでは解決しなかったこともあったのだが、今はお互いが自分に必要な学びを得ながら、大人どうしの信頼をより強固なものへと構築しているところ。

3. 母子でお互いの新たな側面を知る喜び

もともと長男はわたしの価値観が100%入るタイプ。
次男はわたしのそれとは相反する独自の価値観を持つタイプ。

バラバラな個性の子どもたちを受け止めるのは基本わたし一人、となると、やはり受け止める時にわたしフィルターがかかってしまうので発展性がなかったように思う。
わたしの人間性が未熟だったせいも多分にあるのだろうが。

しかし愛情深い夫のおかげで、長男は以前に比べるととても男らしくたくましくなり、次男は独自のセンスをわかってくれる存在ができたことでのびのびと腕に磨きをかけながら育っていることに、わたしはこの上ない喜びを感じている。

また夫はわたしのことを面白くいじって引き出してくれるので、小学生の息子たちも一緒になって面白がってくれ、母としてのポジションが心地よくなった実感がある。

5. 夫と子どもたち - 現況

再婚3年目の現在。

夫は5年生の長男にとって、尊敬してやまない大人。
将来は一緒にお笑いコンビを組みたいと言っている。
大好きなスキーも全て夫が担当。
わたしよりもまず夫に近づいていくし、二人だけの秘密の会話なんかもあるのだろう。

2年生の次男にとっての夫も、尊敬してやまない大人。
あと、いくらふざけても必ず拾ってくれる大人。
将来は一緒に冒険に出かけたりケーキ屋さんを開きたい、と言っている。

3男が生まれてからは夫が朝ごはんを担当することが多くなったのだが、子どもたちは朝ごはんに食べる夫特製チャーハンが大好物。
普段は食事に時間のかかる次男もチャーハンの時だけはぺろっと平らげてしまうので登場頻度も高く、何やらくだらない話で笑いながら食べる3人を見るのが、わたしは大好きだったりする。

6. 元夫との共同養育の現況

子どもたちは変わらず月に何度か実の父と会っている。
この状況下で旅行の計画は潰れてしまったが、お泊まりに行って元夫とパートナーと過ごす時間も、とても楽しい様子。
飛行機での旅ができるようになったら、遠くイギリスに住む祖父母に会いに行くのも心待ちにしている。
幸いにもたくさんの大人の愛に包まれて育っていることに、心から感謝している。



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