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「語学学校なんて意味ない」論争にピリオド!カルチャーショックを受けにいく

SNSではときどき「語学学校なんて意味ない」って言う人が出てきて、英語学習者、語学学校に行ったことのある人やない人によって喧嘩が起こります。

正直、ボクも「語学学校は高いし今はYouTubeとかで勉強できる」とは思います。

実際に3か月通った経験から(ボクの場合は大学の進学に必要だったので強制だったけど)、語学学校について語っていきます。

結論から書くとボクのスタンスは「ボクは語学学校に通って満足。あなたにもおすすめしたい」

「ワーホリ・留学で語学学校にいった方がいいの?」と迷ってる人の参考にしていただければ幸いです。

同じ目的のクラスメイトがいる環境って想像以上にスゴかった

「国際交流とかよりも1人で勉強した方が効率いいに決まってる」って思う人ちょっと待ってほしい。英語を勉強する上でも語学学校はやっぱりいいんです。

同じ目標を持つクラスメイトがいると、お互いに刺激し合えるんですよ。ボクの場合、韓国人のサムとブラジル人のアンダーソンがライバルでした。

なんとなく「この人、自分と同じぐらいの英語力だな~」ってわかるでしょ。そういう人たちと切磋琢磨するわけです。

悟空にベジータがいるように、ナルトにサスケがいるように。

ある日サムが突然「Hey guys, let's grab a coffee after class!」って言い出したんです。ボクと同じぐらいポンコツだと思ってたのに、いつの間にかbuyじゃなくてgrabって自然な単語を使えるようになっててホントにショックでした。

でもそのショックが逆に「俺もがんばろ」という原動力になったんです。1人じゃ絶対に得られない、追い詰められたときにしか出ない、やる気が出ました。

語学学校はガチ異文化ライフの第一歩

みんな「英語を話せるようになりたい」って思って語学学校に来てるわけですよね。

でも実は語学学校って、英語力アップ以外にもすごい価値があるんです。それがボクが語学学校の1番の価値だとも思ってます。

例えば驚いたのは国によって「笑う」タイミングが全然違うこと。日本人はちょっと控えめに笑うけど、南米のアンダーソンなんかはもう大爆笑。

机が壊れそうなくらい叩いてて。最初は「なんでこんなに笑うんだ?」って思ったけど、慣れてくるとその明るさが心地よくなってくるんですよね。底抜けに楽しい人だなって。

あとは個人主義と集団主義の違いとか。欧米の人は自分の意見をハッキリ言うのに対して、ボクやサムなどアジア人は周りに合わせがち。これ実際に一緒に授業受けてみないと顕著にわかる。

こういう違いを知ることって大切なんです。だって将来仕事で外国人と関わることになったら。というより英語でコミュニケーションをとるならこういう「文化の違いがあること」を理解しているとスムーズになることもあります。

語学学校って単に「英語を学ぶだけの場所」じゃなくて「世界には自分と違う人がいる事を学ぶ場所」なんだなぁと感じました。ネットで勉強してるだけじゃ絶対に得られない経験ですよ。

もちろん初めてのカルチャーショックが語学学校だったのは間違いありません。

拘束力のある環境がダラけがちな自分を救った

正直、自己学習だけじゃ絶対に続かなかったと思います。実際、日本で1人で勉強してたときは「今日は1時間英語の勉強しよ」って意気込んでも、結局YouTubeを見て終わる日々でした。

語学学校のいいところは決められたスケジュールがあること。毎日学校に行く習慣ができるんです。ビザのルールで90%ぐらいの出席率が必要なので、サボりすぎると強制帰国になるんです。

例えばボクは朝9時から午後1時まで授業があって、午後はオプションの活動がありました。

そして学校に行くと不思議と集中力が高まるんです。家だとすぐスマホ開いてツイッター開いて気づいたら1時間経ってたとかあるけど、教室だとさすがにそれはできませんから。

「語学学校は意味ない」って言われる理由もわかる。2つのデメリット

ここまで語学学校の良さを語ってきましたが、正直、デメリットもあります。多くの人が気になるのはコスパの問題でしょう。

1番の悩みは費用

ボクは一般英語コースと大学準備コースに合計1年通って約100万円かかりました。これ結構な額ですよね。

「そのお金があればネイティブ講師とのマンツーマンレッスン、毎日3時間も受けられる」って思う人もいるでしょう。

事実ですね。語学学校とマンツーマンのどっちが英語が伸びるかは意見がわかれるとは思いますが。

「語学学校通ってるだけ」では英語が伸びない

ただ授業に出てるだけじゃ効果はイマイチです。

ボクのクラスメイトに毎日授業に来てるのにあんまり上達してないんじゃないかなという人がいたんです。よく考えると、休み時間はずっとスマホ見てるし、授業中も積極的に発言しない。そりゃ英語力は伸びませんよね。

ボクもそうですがコミュニケーションが苦手な人が「わざわざ学校行かなくても…」って思う気持ちよくわかります。

じゃあどうやったら語学学校でしっかり英語を話せるようになるのか?ボクが学んだコツをいくつか紹介していきます。

語学留学の目的と効果的な学習方法

せっかく高いお金を払って語学学校に行くなら効果的に学んで帰りたいですよね。ボクの経験を踏まえて留学中の学習方法を紹介していきます。

授業にガッツリ入り込む

日本人って黙々と机に向かって勉強しがちなんですよね。単語暗記とか文法とか。でもそれだけじゃもったいないです。

クラスでは思い切って発言したり、ディスカッションのときは最初に意見を言ったり。

最初は恥ずかしいかもしれないけど、むしろ苦手なことにチャレンジする方が成長を感じられます。

ネガティブな経験の方が記憶に残りやすいので「あのときこう言ったな。だからこそ、今はちゃんと言える」と一歩ずつ進んでいけます。

日本語ではシャイな人でも英語を話してるときは人格が変わったようにハッキリ意見を言える人も多いです。第二の人格を持つつもりで難関にチャレンジしてみてください。

授業では使い方を学んで、外で使いまくる

これめっちゃ大事!ボクの周りにも「語学学校行ってても伸びない」って言ってる人いたんですけど、よく聞いてみるとほとんど復習とか宿題をしてないんですよね。

ただ学校に通ってるだけじゃダメなんです。その日習ったことを実際に使わないと本当に使いこなせない。教えてもらって学んだつもりになってたらもったいない。

社会人になって自分で頑張って稼いだお金で、わざわざ外国にまで行って英語を勉強するならできるだけ成長したいですからね。

課外活動の活用

語学学校って授業以外にもいろんなアクティビティがあるんです。

例えば映画鑑賞会とか、スポーツイベントとか、クラスでカフェに行ったり。

とても楽しいんですけど実は英語力アップの絶好のチャンスなんです。授業とは違う雰囲気で自然に英語を使えるし、いろんな国の人と友達になれる。

「明日の授業で使ってみよう」って思える表現に出会えたりするんです。課外活動は侮れません。積極的に参加してみてください。

語学学校の選び方で重要なポイント

語学学校選びって難しくて「どこでもいいや」って思うかもしれないけど学校ごとにちょっとずつ違うのでどんなポイントに注目すればいいのか簡単に説明していきます。

雰囲気体験できる

ネットなんかで語学学校を探してると写真や説明文だけじゃわからない「空気感」ってあるんですよね。

例えばオンライン体験授業とか、実際に学校訪問できる機会があったら、絶対参加した方がいいです。「なんかアットホームな感じ」とか「結構厳しそう」とか、実際に体験してみないとわからないことってたくさんあるんです。

自分に合った雰囲気の学校を選べばモチベーションも上がるし楽しく学べるんですよ。

日本人の割合と学校の対応策は?

やっぱり日本人が少ない学校がいいです。どうしても同じ言語の人で固まっちゃうんですよね。

だから学校の方針として「意図的に国籍をばらけさせてる」とか「クラス内での母語使用禁止」みたいなルールがあるかどうかも重要かと。

完全に日本人0という環境は作れないかもしれませんが、そういう工夫をしてる学校を探したいですよね。

目的に沿ったクラスがあるか?

どんなクラスがあるか?は意外と見落としがちだと思います。

「英語を学ぶ」って一言で言っても人それぞれ目的がぜんぜん違うんですよね。

ビジネス英語を学びたい人もいれば一般的な日常会話がメインの人も。IELTSやTOEFLのスコアアップが目標の人だっています。

一般英語クラスの中でもさらにレベルがわかれていたり「自分のレベルに合った環境」で勉強できる方が圧倒的に伸びます。

ステップアップした時に自分の目的に合ったコースがあるかどうかをしっかりチェックするのもお忘れなく。


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