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Hito wo Hitotoshite

人前で発表や講演をするときに緊張してしまうことに対してのアドバイスで「聴いているのはジャガイモやと思ったらいい」のアドバイスをジャガイモの部分が玉ねぎやかぼちゃに代わることもあるが何度か耳にしたことがある。

言いたいことは分かる。人じゃなく野菜に話しているのだから緊張しないでしょということだ。たしかに本当に野菜だと完全に思うことができたなら緊張もしないだろう。

がしかし、それでいいのか野菜だと思い込んで話した話し方は人に伝わるのかなと思った。実際に野菜を目の前に置いて話をするとしたときに伝えようの気持ちはとても小さい、伝えようを意識するとそこには人が現れる。そもそも人に伝えるためにやっているなのだから人を人として意識しないといかんよなと思う。

そして緊張について考えると、緊張はしていいのだと思った。「緊張したくない」や「緊張しないようにしないと」の気持ちがネガティブな感情となり襲いかかる。それで失敗するのはとてももったいない。緊張はするものだと認めてうまく付き合っていくが大事で人を人として意識している証拠でもあると思う。

準備や練習を精一杯やった状態でわいてくる緊張は「わくわく」に近いものなんだと思う、それを怠ているのであればその緊張は「不安」の要素をたっぷりと含んでいるので話はちがってくる。

つまり、手を抜かず準備や練習を行い「人に伝える」を意識して緊張とともに話をしよう。緊張が相手に伝わるのも人を人として聴いてもらえてるってことかな。緊張感があるってことかな。


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