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セリフについて(後編)

セリフを入れる時にとても大事なのが「誰が喋っているのか問題」発言者がだれなのかをはっきりさせないといけない。

・「と○○は言った。戦法」

「ただいま。今日の晩飯なに?」
とAは言った。
「カレーよ!温めておくから先風呂入ってらしゃい」
とBは言った。

シンプルだが、マジで有効!
ちょいと変化をつけて

「ただいま。今日の晩飯なに?」
とAは言った。
「カレーよ!温めておくから先風呂入ってらっしゃい」
と、Bは観ていたTVの電源を落として答えた。

さらに、手を加えて。

「ただいま。今日の晩飯なに?」
Aはリビングの扉を開けながら尋ねた。冷房で冷えたリビングの空気が流れ出てくる。
Bは観ていたTVの電源を落とした。
「カレーよ」
と言って、立ち上がりキッチンへと向かった。
「温めておくから先風呂入ってらっしゃい」
とBは言った。

「セリフ」
Aは〜(描写)
を基本にして、ここぞというときに。
「セリフ」
とAは言った。
を使うことで、アクセントがつくし、発言者が誰なのかがはっきりする。


・「宝塚戦法」
セリフの中で相手の名前をよぶ。

「打てるものなら打ってみろ、松井!」
「よしこい、山本!」 

これも、誰の発言か分かりやすく有効!「宝塚戦法」は大人数での会話で有効。
さらに、「宝塚戦法」と「と○○は言った。戦法」を組み合わせると最強!

他には、登場人物ごとに一人称を変える。(俺、僕、私、うち、おいらなど)
登場人物ごとに口調を変える。(丁寧、関西弁、など)

小説を読むとき、この作者はどんな戦法を使っているのかを研究して学ぼう。 

そして、自分の方針をかためよう!

1つの作品を通してブレのないように心がける。

自分の得意をみつける!

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