K1508_0087_のコピー

日経トレンディに記事広告を出稿してみて

どうも。だるまです。突然ですが、みなさんは広告営業の説明を受けた時に内心こう思いませんか?「実際、記事広告ってどれくらい意味あるの?」「費用対効果ってどうなの?」って。僕もそう思っていました。どんなプロダクトもサービスも信頼感やスピード感を持って成長させたい場合には、自ら広告を出稿する必要も出てきます。そこで今回は実際に日経トレンディに記事広告の出稿依頼をした時のお話させていだだきます。

記事広告とは?

一般に新聞や雑誌、ネット記事でPR内容が通常の編集記事とよく似た体裁で編集されたペイド広告です。もっと簡単に言うと、「お金払うんで(会社や商品の)PR記事をいい感じに書いてくださいよ。」的なものです。

広告の種類には、大きく分けて「オンライン広告」と「オフライン広告」の2種類があります。オンライン広告では、ターゲティングと効果測定がしやすく、お手軽に始められると云うことがありますが、その分競合も同じような条件ですので競争が激しくなると差別化しずらくなります。一方、オフライン広告は、費用が高くなることが多いが、想定外のところで偶発的に需要が高まったり、マスにリーチできる分ブランディングに用いられることが多くあります。

日経トレンディはどうなの?

今回は、日経トレンディ2019年8月号に1/2ページで出稿しました。ざっくりとした内容は、「福島県内でグランプリ獲っちゃっただるみくじ設置してみませんかぁ〜」といった内容です。

メディア概要としては、流行情報誌。「商品」と「サービス」の新しい流れを、マーケットの動きを視野に入れて取り上げるトレンド情報誌です。メディア関係者、ビジネスマン・経営層などの読者も多く、ビジネスに影響力の高い雑誌と言われています。
◆発行予定部数:9万6447部
◆流通:全国書店、コンビニなど
◆読者データ:
 ・平均年収756.5万円!(通常の3~40代の平均年収は約500万円。平均を上回る読者です)
 ・消費に前向きな読者が多いです!
  →新商品や変わったものを見つけると試しに買ってみる 55.2%
   話題の場所には行ってみる 55.2%
   トレンドに敏感だ 60.4%
   自分がいいと思ったものは多少価格が高くても買う 85.8%
   自分が商品を選ぶ感覚やセンスには自信がある 60.8%  

また、4大活用法なるものがあるそうです!

1、店内POPなどで掲載アピール:店頭でのブランディングに最適です!

2、自社のHPなどで雑誌掲載実績を紹介:WEBユーザー層への信頼度UP!

3、本誌をバイヤーへの営業ツールとして活用:

4、4イベント・催事などで掲載実績をアピール:既存ではない新規客キャッチ率UP!

このような説明を受けました。

(オフラインの)記事広告出稿したことないし、一回効果測定してみたいし、だるみくじの営業ツールが少なかったので営業ツールに使えるのであればいいかなぁ。と思い出稿に踏み切りました。

気になるお値段は?

その時によって、ちがうと思いますが、定価が1ページが180万円とあります。実際には、今なら○○%引き!みたいな感じで、1ぺージ約100万、1/2で50万、1/3で30万などコマ割で単価が変わってきます。

今回は1/2出稿だったので本来50万でしたが、価格の交渉を行い40万まで値下げしました。ここら辺は担当者と交渉した方がいいとおもいます。

実際の費用対効果はどうだったの?

気になるところはここですよね!

今回の記事出稿の目的である「設置台数を増やす」をゴールとして、記事コストで算出してみます。

まずは、発行部数:9万6447部(ビジエス誌の購買率は約70%)。結果として、問い合わせが1社のみ(成約はせず)だったので、問い合わせのCV率は発行部数に対して約0.001%。成約率は40万円をかけて驚異の0%でした。笑

結果として現段階としては販路開拓に効果的ではない媒体でしたね。なお、結果には差がありますので、みんながみんな同じということはないと思います。

4大活用法にもあるように、他の手段で活用できないか!と思いましたが、個人的に日経トレンディって雑多に紹介されているイメージがあるので信用度が薄いイメージがあり、信用度アップに繋がるのかな?と思います。

当初の予定通りバイヤーなどの商談の際に、使用しようと考えていたのですが、「ふくしまベストコンペティション初代グランプリなんです。340分の1位なんですよ!」の方がキャッチーであまり使えませんでした。

結果、オススメ4大活用が1つも使えず、雑誌だけが残りました。

というわけで、

プラットフォーム戦略およびジレットモデルやフリーミアムなどの経営戦略やビジネスモデル的に赤字を出してでもスピード命でユーザーとマーケットシェア獲得をしなければならない企業以外の中小零細メーカーは事業のスタートアップ時点で広告を出稿する必要はないと思います。

その費用があるのであれば、商品の改善や同じ販路開拓費でも展示商談会など適切で将来に繋がる確率が高い方に投資をした方が絶対に得です。そっちの方が得と知りながらも好奇心で記事広告を出稿してしまった過去の自分を叱りたいです。

その他詳細など聞きたい方がいましたらお問い合わせください^^

このマガジンでは、後継4年目の私が白河だるまを成長させていくための挑戦や成功、失敗談などのリアルな日常を赤裸々に報告することで、ものつくり企業や伝統工芸の方々のお役に立てればと思います^^





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?