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さあ!はじまった!!登校拒否【思い出】

「起きなさい!」
わたしの声がひびく朝。
朝こそ、心に余裕を!と、思いつつ。
なかなか起きてこない、娘にイライラ。

昨日、学校から帰ってきた、娘の顔が
暗く沈んでいた。
理由は、給食の時間に注意されたから。
クラスのみんなでいっせいに
「ごちそうさま」をした後
少し残った、おかずを食べたせい。

残しては、もったいないと思ったのか?
少し残ったそのおかずが美味しかったのか?
娘がどう思ったのかは、分からない。

みんなで「ごちそうさま」をした後に
自分のおぼんの上に残っているおかずを
食べてしまったのである。

それは、ルール違反だったらしく
「食べるのやめなさい」と
注意された。

わたしにしてみれば、全くもって
大した事ではない。
だけれど
娘にとってはとてもとても
「大した事」だったようで
心はひどく傷つき、折れてしまった。

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布団をめくり、無理やり起こす。
「学校行かない!行きたくない!!」
布団にしがみつく娘。

なだめてすかして
朝ごはんを食べさせ、着替えさせ
登校班の集合場所に連れて行く。

ほかの一年生のお友達は
集合場所まで一人で来ている。
「学校まで一緒に来て」と言う娘。
わたしは、しぶしぶ登校班の
一番後ろに並び学校に向かった。

校門が見え始めた瞬間
ありえないくらいの大声で
泣きわめく娘。
一年生って、もう少し羞恥心が
あるのかと思っていたけれど
娘は羞恥心のかけらもない様子で
全身で登校を拒絶した。

学校、イヤなら行かなくてもいいよ!
とか、少しお散歩して落ち着いてから
学校に行こうか?とか、、、
この時点で、もっとわたしが
優しく寄り添う事が出来ていれば
事態が悪化の一途をたどらなくても
よかったのかもしれない、、、
と。
今は思う。

HSCという言葉もまだ知らず、、、。

当時のわたしは
小学校に通い始めてたった4回目
そんなにイヤな理由がどこにある?!
と思っていた。

校門に立つ挨拶当番の先生とわたしで
イヤがる娘を無理やり学校に押し込んで、、、
ふぅ。
朝から疲れた。
なんとか学校に入ってくれて良かった!!
と。
深く考える事もなく、わたしは家に帰った。

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