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母娘なかよく 毎日 保健室登校【思い出】

保健室登校の初日は
涙を見ることがなく
これは、順調な滑り出し!
しばらくしたら、保健室に
行かずに教室に入れるかも!
と、期待を膨らませた。

が。

保健室登校2日目。
家を出る前から泣いている。
「今日も保健室に行くから
大丈夫だよ。」と、声をかけてみる。
「保健室に行ったって、
すぐに教室に行かされるもん。怖い」
と娘。

「怖い」。このワードにちょっと
引っかかった。「イヤ」ではなく
「怖い」。
教室=怖い
と、娘は感じているとしたら
原因は何だろう?

保健室登校が始まってから
毎日、わたしは校門をくぐり
昇降口を通り、保健室まで
娘と一緒に行く事になった。
それまでは、校門まで送れば
良かったのだが。

季節は初夏から梅雨へと
移っていた。

保健室に行ってから教室へ。
この順番を試してみても
結果は同じで、登校拒否は
なくならない。

ある日は副校長先生が迎えに
来て下さった。
また違う日には正門ではなく
自宅から一番近い校舎の裏口から
登校させてもらった。

担任の先生だけじゃなく
学校中の先生方にうちの娘は
迷惑をかけまくっている。

毎日、申し訳ない気持ちで
いっぱいだった。

朝は大泣きだけど、家に帰ってきて
娘が話してくれる学校の様子は
とても楽しそうなのだ。

「今日の国語の時間は
2回も先生に、あててもらったんだよ!
いいでしょ。」
朝はあんなにイヤがってるのに
授業中、手を挙げて発表してるんだ!!

「保健室にしばらくいて
2時間目くらいに教室に行ったら
クラスのみんなが拍手してくれた!
遅れて行くのって、いいな。」
いやいや、ほんとは遅れちゃダメだし。
みんなの優しさにちゃんと
気付くんだよ。

いろいろ突っ込みたいのを
グッと我慢して
「へー!すごいね。良かったね!!」
と、わたし。

いつになったらこの状況から
抜け出せるのか?
娘が一人で学校に行けるように
なるにはどうすればいいのか?

考えても答えが見つからない日が
続くのであった。

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