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恐怖のプール授業を体験し運命的な本と出会う【思い出】

1学期の終業式まであと10日ほど。

相変わらず、朝は泣く
直接教室には入れない
2時間目あたりまで
母付き添いでないと授業が
受けられない。
の、娘ではあったが、、、

このスタイルでなんとなく
落ち着いて来たので
あとは
時間が解決してくれるかな?
と思っていたのだが

甘かった。。。

水が大好き、プールが大好きな娘は
大張り切りで、すごく楽しみに
プール授業の初日を迎えた。

小学校のプール。
わたしは楽しい記憶が残っている。
「暑い日にプールに入れていいねー!
楽しみだね!」と、娘に話していた。

クラス単位ではなく、1年生全員で
行われるプール授業。

体育館で準備体操をしている
あたりから娘の顔が曇りだした。

拡声器を片手に声を張り上げる先生
いつも以上に張り詰めた空気が
流れている。

いよいよ、プールに入水。
キャッキャとキャッキャと
騒ぐ子どもたち。

その時
「コラー!うるさい!
騒ぐな、そこの女子、やり直し!!」

そこの女子!
が、娘ではなかったのだけれど
その声を聞いた瞬間
凍りついた娘の顔は
今でもよく覚えている。

大人数、怒鳴り声
娘の一番苦手なモノ。

ふざけていて、溺れたりしたら
取り返しのつかない事態になる。
1年生総勢100人の命を預かる先生が
いつも以上に厳しく指導される。

そこを否定するつもりはちっともない。

ただ、こう言う事ってこれから
いくらでもあるし
その度に心がポキポキ折れていては
ほんとうに生き辛いだろうなと
さすがのわたしも
娘のこと、今後のことが
心配になった。

翌日、朝の泣き方が尋常じゃない。
学校に行けない、行かない!
と、登校拒否が激しくなった。

小学校1年生の1学期でつまづき
これから先どうなるのか?
娘のような性格って治る?
そもそも、治すものなのか?
心の病気?
訓練的な事が必要なの?
いろいろ考えていた。

ちょうど、そんな時
あまりスピリチュアル的な事は
言いたくないのだが
まるで引き寄せたかのように
エレイン・N・アーロン著
明橋大二訳
「ひといちばい敏感な子」
という本に、近くの書店で出会った。

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本を読み進めてビックリ!
娘のことを書いたの?
と思うほど
娘の性質や行動にピタッと当てまることが
たくさん書かれていた。

この本との出会いにより
わたしはHSCという心理学上の概念を
知ることが出来た。

娘の気質がわかり、とても楽になった。

一冊の本との出会いが
わたしを救ってくれた。



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