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2020年に作った同人誌のまとめ

もうすぐ2021年も折り返しですが、2020年に出した8冊の同人誌についてまとめようと思います。主に仕様についてで、少し思い出話や失敗も交えてお話しできたらなと思います。(人生で初めて同人誌を作ってからもう1年以上経つんだなと思うと不思議な気持ちです。)

WINTER DAYS

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表紙:ホワイトポスト 白 190kg / クリアPP
本文:上質紙 90kg
遊び紙:前のみ/色上質各色おまかせ
印刷所:トム出版
サイズ:A5
ページ数:24p

人生で初めて出した同人誌です。初版はプリントオンさんでマットPPだったと思うんですが、手元に1冊も残っていなかったため増刷した際の仕様になります。
イベント開催が年明けだったので冬をテーマにして1冊作りました。当時はほとんど漫画を漫画を描いたことがなく、漫画の書き方から印刷方法まで手探りで頑張っていた記憶があります。(前にいたジャンルは同人誌文化がほとんどなく、同人誌を出したことのある友人もいなかったため自力で調べまくってました)

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今中身を見ると色々と拙い…。

幸せな痛み

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表紙:ホワイトポスト 白 190kg / クリアPP
本文:上質紙 90kg
遊び紙:前のみ/色上質各色おまかせ
印刷所:トム出版
サイズ:A5
ページ数:20p

「WINTER DAYS」が余裕を持って脱稿できたので、2週間でもう1冊出せるんじゃないか?と勢いで作った本です。髪の毛のトーンの処理を変えていたりと、試行錯誤の跡が見える…。

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今中身を見ると本当に色々と拙い…。

人生初のサークル参加は知り合いも売り子もおらずどどどど緊張だったんですが、楽しく終えることができました。Twitterアカウントを作って間もなかったにも関わらず、お手紙をくださった方が何人かいてとても嬉しかったです。(お手紙ボックスに入れて大切に保管させていただいています)

バレンタインパニック

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表紙:ホワイトポスト 白 190kg / クリアPP
本文:上質紙 90kg
遊び紙:前のみ/色上質各色おまかせ
印刷所:トム出版
サイズ:A5
ページ数:20p

2月下旬に開催されるジャンルオンリーに合わせてバレンタインをテーマにした本を作りました。イベント自体は開催されたのですが、当時は不安な気持ちが強くイベント自体は欠席し、通販での頒布という形を取りました。(BOOTHでの自家通販)
この本までは「漫画本を出すこと」に注力していて、装丁よりも短納期を重視して印刷所を選んでいたような記憶があります。

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この本は髪の毛をベタにしてまた試行錯誤しています
あとコマ割りを一本線にしてみるチャレンジ精神が…
(一本線はこれっきりでやめました)

今日のおやつは

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表紙:バウム
本文:スクレ
遊び紙:なし
印刷所:レトロ印刷
サイズ:190×138(変形サイズ)
ページ数:32p
その他:全ページ二色刷り・トレペカバー・中綴じミシン製本(のり無)

5月に開催されたエアブー合わせで作った本です。いつか使ってみたいと思っていたレトロ印刷さんの二色刷りにチャレンジしました。

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濃紺+蛍光レッドのページ(多分)

二色刷りのデータ作成自体は大丈夫だったんですが、中綴じ製本にしたせいでページの面付が結構大変でした。1ページ1ページ色の組み合わせを変えたこともあって、納品されるまで失敗してないか気が気でなかったです。
反省点としてはトレペカバーが結構反ってしまった点です。この時次作る際はツヤプリを使おうと思い、2冊目(https://note.com/darumaparadise/n/ndaf48afe7549)は表紙をツヤプリにしました。

思い出しちゃいます?

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表紙:上質90kg
本文:上質90kg
遊び紙:なし
印刷所:オタくらぶ
サイズ:A5
ページ数:8p
その他:中綴じ冊子印刷/A5中綴じ冊子(表紙と本文が同じ用紙)

人生初の18禁本です。この本も「ちょっと時間あるしもう1冊いけるのでは?」と勢いで決めて、3日ぐらいで脱稿しました。

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コマをぶち抜くことを覚えた!

この辺りから少し心に余裕が生まれて、トーンやコマ割りにも意識が向いていったように思います。また、18禁の原稿が思いの外楽しかったので、次はちゃんと製本した18禁の本を出そうと決めました。

ミルク色の告白

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表紙:コートカード紙180kg/マットPP加工
本文:コミック紙ホワイト
遊び紙:遊び紙 淡ブルートレペ しずく (前のみ)
口絵:フルカラー口絵 コート110kg(片面印刷)
印刷所:プリントオン
サイズ:A5
ページ数:32p
その他:サマーエナメルセット(期間限定)表紙エナメル加工

前項で出すと決めた18禁本です。特殊性癖本だったため、内容に合わせて表紙にエナメル加工を施しました。

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ミルククラウンや水滴の部分がエナメル加工になっています

プリントオンさんはフェアを使うと装丁を盛り盛りにできるので、エナメル加工+トレペ遊び紙+カラー口絵とやりたかったことを盛り込みまくりました。

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トレペ越しに口絵が見えて面白い

2020年を通して1番の反省があるのがこの本なんですが、いろんな要因が重なり、褐色肌のキャラクターが美白になってしまうという…。プリントオンさんの本文印刷は若干線画細くなったり薄くなる印象があるのですが、トーンではなくグレスケ塗りにしたせいで塗ったはずの肌がほとんど消え去ってしまい…。もっと濃く塗るかトーンにした方が良かったと枕を濡らす日々でした。反省。

Day By Day

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表紙:新シェルリンプレーン180Kg
本文:コミック紙クリーム
遊び紙:空:前 後
印刷所:金沢印刷
サイズ:A5
ページ数:36p

今までは1つのジャンルでしか本を出していなかったのですが、別ジャンルで描いてTwitterにアップしていた絵を本に再録しました。金沢印刷さんは印刷が綺麗だとお聞きしていたのですが、確かに細かい線もしっかり出ている印象があります。

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トーンをうっすら消しているのも綺麗に出ている

反省点としてはトンボを見間違えて背幅のデザインを完全に失敗したところです。

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明らかに足りない

あながあったらはいりたい

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表紙:サーブルスノー160Kg
本文:コミック紙クリーム
遊び紙:レモン:前 後
印刷所:金沢印刷
サイズ:A5
ページ数:36p

12月に開催されたイベントに合わせてTwitterに上げていた漫画+書き下ろしで1冊作りました。この本はトーンではなくグレスケで濃淡を出していて、18禁本のリベンジのつもりで臨みました。

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最初の本に比べると絵が成長している気がする

金沢印刷さんは基本料金内で使用できる表紙の用紙が豊富なのが良いなと思います。前項の「Day By Day」はキラキラした用紙だったのに対して、この本は凸凹した柔らかい印象を受ける用紙を使用しています。(どちらも「こびとセット」で選べる用紙です)
本文用紙は黄色い方がなんとなく目に優しい気がするのと、画面が若干埋まって見える気がするのでコミック紙クリームを使用しています。

まとめ・2021年について

こうやってまとめてみると、本の冊数もですが総ページ数も結構あるなと思いました。最初の本と最後の本の絵柄の違いがすごい。
2021年はもっと色々な装丁を試したり、レトロ印刷さんでやってみたいこともあったのですが、生活環境が大幅に変わったこともあり2020年ほどは本を出せなさそうです…悲しい。
冊数は減ると思いますが、本は変わらず出していきたいです。内容的なところで言うと、2020年は短いスパンで短い本を出していたので、2021年は長めの話を出してみたいなあと。50ページ以上の…。

ここまで読んでくださりありがとうございました!今年はnoteも更新していきたいな〜と思っているのですが、如何せん内容が浮かびません。どうしようかな…。

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