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やつらが言った名言(迷言)#1

僕の青春時代にやつらが発した名言(迷言)の数々。そんな言葉に支えられこの歳まで生きてきた。

僕の人生に大なり小なり影響を与えた言葉をいくつか紹介したいと思う。今でも覚えている、僕にとっての名言(名言)をいくつか何回かに分けて挙げてみようと思っている。何の学びはないと思うが、1つでも皆様がクスっと笑ったり、心に響くものがあれば嬉しい。

では、紹介していこう。
※名前は仮名である。

『屁をこきあえる仲』


まず選んだ言葉がこれだ。

この言葉は高校生の時、書道の時間に「ヒデ」が毛筆で書いた言葉。

ヒデとは高校の野球部同期で、1年生の時に同じクラスになった。孤独と女と音楽と野球を愛する独特の感性の持ち主。

これまで付き合ったことのなかったタイプ。孤独は好きだが、初対面ではやたらとフレンドリー。仲が良くなるほど、喋らなくなる。本人曰く『安心できるところでは極力喋らん。』と言っていた。よく考えたら、これも名言な気がするな。

弁当は一人で食うことを好んでいたが、いつの間にか僕と食うようになった。当時の僕は一人で過ごすのが苦手だったので、一人がへっちゃらな彼に憧れ、勝手に近寄って行った。最初の頃はよく話してくれていたが、段々と話しをしなくなった。

そんな空気になるので、「すまんな。あんまおもろいことが言えんくて。」みたいな感じのことを言った。すると、上の『 』のセリフを言われた。これはこれで嬉しいような、どう表現したら良いか分からない気持ちになった。でも、悪い意味ではないと解釈できた。

かといって、全く喋らないわけではなく、色んな話し(主に恋愛かな)をしたものだ。飯を食いながら彼の独特な恋愛感をよく聞かされたものだ。
(このへんは割愛するが、一言で言うと『Mr.Children LOVE』の歌詞のような恋愛が好きだったらしい。)

さて、前置きが長くなった。本題に入ろう。

そんなちょっと独特の空気感を持つヒデ。
書道の時間に「自分の好きな言葉を書きましょう」と先生が言った。

僕は何を書いたかは覚えていないが、ありきたりな四字熟語でも書いたように思う。

一方彼といえば、半紙一杯に筆を走らせて、迷うことなく冒頭の言葉を書き上げたのだ😂

あまりに衝撃的な言葉に驚き、先生も苦笑いをしていたのを覚えている。僕にはとても書けない言葉だ。でも、なぜか今も僕の心の中に残っている言葉。すごく素敵な言葉だなぁと。(素敵なのか!?)

そんな言葉を大切にして生きてきたからこそ、今は家族の前でも平気で屁をこくことができる(笑)ありがたいことだ。

ただ・・・ですね。子どもたちが屁をこいているのはほとんど聞いたことがない。なんでやろ??

えっ、やっぱ嫌なんかな。あからさまに嫌がったり、そういう素振りは見せないが、恥ずかしいと思ってるんやろか(・・? 実は嫌な思いをさせてるんなら申し訳ない(*´Д`)

家族なのに遠慮なくしてくれれば良いのにね。

まぁ、『屁をこきあえる仲』ではないかもしれないが、それなりに仲良くやっているつもりだ。これからも僕は遠慮なくかまさせてもらうが、許してくれよ。

あ~、久しぶりにヒデに会いたくなってきたな^^
今年の目標の一つに「会いたい人にアプローチする」というのを掲げているので、それもありだなぁ。だいぶおっちゃんになったんやろうな。その日が来るのが楽しみである。

最後まで読んでいただきありがとうございます(^^)


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