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『精神障がい者の私「生産性のある人間から」降りる宣言』

「生産性のある人間」って私なりに考えて見たのですが

デザイナーであれば
短時間で、良質なモノを出来るだけ多く作る。

プログラムであれば
短時間で、ミスの無い綺麗なコードを書く。

最近は、本とか、音楽とか、映画やドラマなど「娯楽」でさえ
より沢山、読む、聴く、観て
より多くアウトプット出来る人を良しとする。

だと思いました。そう言う人も勿論、必要だし良いと思います。

しかしです

精神障がい者の私は、独特の疲れやすさを持っていて、そんなコト到底、出来ません。そう言う私を「バカ」とハッキリ言う人もいました。

そして、日ごろお世話になっている友人の Facebookに「6割理論」を実践していて、私は最近から、真似ています。100%でやらない、あえて6割の力でやる事です。

そして、以前、その友人が、アドバイスくださったのだけど

「明日、出来ることは明日に回す」って、いわゆる「自己啓発本」の「今日、やれる事は今、この瞬間からしろ!」って今の流行とは真逆では無いかと思いましたが、とても大事な事でした。

例えば私がデザインした「下絵」を書いて、PCソフトのIllustratorで描くは、1日で私は出来るのだけど、それでは「全力疾走型」120%で倒れるので、下絵だけ書いて2 日間、あえて作業しない事にしました。

ナカナカ「全力疾走型」は「6割理論」を自分の力だけで出来ないので、主治医が出している「動きを止める薬」を飲んで、あえて「生産性の高い人間」では無い方向に舵をきりました。べてる(北海道浦河にある精神障害者が仕事や暮らし居場所にしている場所)で言う所の

「降りて行く生き方」

の実践を始めました。まだ「あえて動きを止める」を実践してチョットですが、過食症が出なくなり、6割でやっていると、自分に余裕があるから、私にとって、頭にくる事があっても前みたいに

カチンと来たらスグ攻撃も、攻撃速度も時速100kmが時速85kmには、なりました。

精神科医の松本俊彦先生が『強度行動障害』の話を書いていらして、私は境界性パーソナリティー障がいなので、当てはまると思ったのですが

「6割理論で、降りていく生き方」

をすると、良くなっていくのでは無いかと私の実験中の仮説です。

私はユックリとデザインし、駄作を作りまくり
コードも遅くて下手な駄目コードの作成をし
何もかもカルチャーの消費は遅いし、アウトプットも出来ない。

しかし「生産性のある人間」には出来ない「ユックリユックリ味わって楽しむ事」は、出来るなぁと思いました。

昨日、石田月美さんの『ウツ婚』と言う本の読書会で、本を読む冊数は私は凄く少ないし、コンプレックスで、面白いと思う本は繰り返し読む習慣があり、他の読書会の参加者の方にその事を話したら

「人生で好きな本に出会えるって、とても良い事ですね」

と仰ってくださる方が居て、遅くて下手な人は「人生ユックリ味わえるのだなぁ」と思いました。

それと「明日に回せる事は明日に回す」何かを寝かせておく時間は、私が睡眠が大切なくらい大切で、色々、熟考できます。

と言うワケで「生産性のある人間」になろうと必死でしたが、そこから私は抜けます宣言をします。


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