【応用】sioの鳥羽シェフの失敗に学ぶ 料理番組の安全衛生管理
sioの鳥羽氏については、私も予々存じ上げてはいたのですが、私のリスクセンサーが反応して、勧められても自分としては一度もブッキングせずにTV屋を終えました。
「やはり」と言うべきか、広末涼子さんとの不倫よりも決定的にヤバい件が発覚して、更なる炎上に繋がっています。
一見すると基本のようですが、映像を制作されたWebメディアの方々にとっては気の毒です。しかし、このような「まな板ワーク」は誰にも教えて貰えません。まして、日常的に幼少期から家で料理をする家庭で育ちでもしない限り、20代や30代で外食が多いPDには対策する方が無理でしょう。
それどころか、近年は「リスク管理!」とNHKも騒いでいますが、このような専門分野のリスク管理を適切に行える人財はほぼいません。
私が制作協力したこちらの記事でも、私は次のように指摘しました。
これからは食中毒のリスクも高まる時期です。視聴者が番組やTwitter等を見る目も必然的に厳しくなっていきますから、料理番組を制作する際の安全衛生管理について学習しておきましょう。
今回の記事は私の得意分野なので、デスクやCPの方の方が役に立つかもしれないですね。
NHKでは「衛生はシズル感に優る」と肝に銘じよ
番組全体に通底すべき考えとしては、これを覚えておいてください。今の時代、伝統的な文化習俗を伝えることがミッションの番組においてさえも例外ではありません。
私も、さる番組でカリブーの心臓や肺を生食したことがありますが、その様子を記録のためにロケはしても、オンエアはしませんでしたよ。
このような極端な例なら、誰でも「ちょっと危ないかも?」と思えるかもしれませんが、見落としがちな衛生リスクたくさんあります。
実際に最終的にリポーターなどが食べているものが衛生的か否かではなくて、リスク対策の過程もきちんと映像化しておかないと、NHKの番組の粗探しをしている自称「食が専門の記者」などウオッチャーの餌食になります。
もし宜しければサポート頂けると幸いです。取材費の他、Twitterのプロモーション費などNHK健全化の為の取り組みに活用させて頂きます。