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【nodeVPN、ダークウェブ内の選挙活動急増「2024年全世界60カ国の選挙に注目」】サイバーセキュリティ関連ニュース

こんにちは。S2W NOTE編集です。
今回の記事では、グローバルニュースを元に重要なハッキングニュースを抜粋してお届けします。

以下、記事を翻訳・編集した内容になります。

2024年3月20日『CCTV News』の記事によると、グローバルインターネットセキュリティ企業nodeVPNの最新研究結果によれば、昨年ダークウェブ掲示板で選挙に関するポスティングが2022年比で約394%増加したことがわかりました。

これからダークウェブの主要ユーザーであるハッカーたちに選挙が重要なトピックだという証拠になり得ると見られ、nodeVPNはこのような傾向が2024年にも着実に増加していると指摘しました。特に2024年2月までにダークウェブで掲載された選挙関連ポスティングは既に昨年1年分のほぼ半分程度に達することが分かりました。

サイバー犯罪者らは国家的に多様な利害関係が絡んでいる選挙期間にさらに巧妙な方法で混乱と不安を助長しています。ChatGPTのような生成型AIの登場で言語の壁が低くなり、説得力のあるポスティングを作成して拡散させることも容易になりました。

これと共にダークウェブ内で「制限」に関するキーワードが使われたポスティングも前年比で380%増加しましたが、nodeVPNによると、これは選挙期間にいくつかの国で自由な情報交換やフェイクニュースの事前遮断などを理由にインターネットの自由な使用を阻むことにより現れた現象と解説しています。

2024年は11月に予定されている米大統領選をはじめ、目前に迫った韓国の総選挙など約60か国で主要選挙が予定されています。大半の民主国家では、最大限公正で自由な環境で選挙が行われますが、いくつかの国は国家レベルで選挙期間中にインターネットの使用を制限するなど、権利侵害の副作用もあリます。実際、2月に行われたパキスタン総選挙当時、SNSプラットフォーム「X(Twitter)」を閉鎖したため、この期間VPNの需要が一週間で4倍増加したりもしました。

Nodeセキュリティ・ブランド広報チーム長のローラ・ティリレイト氏は、「インターネットはもはや単なる情報検索を超え、選挙という国家的なイベントも左右できる非常に重要な媒体となりました。 VPNを活用すれば巧妙に個人情報を狙うサイバー犯罪集団に対する対応はもちろん、一部の国で不合理に発生するインターネット制限に対応して自由な意見交換と透明性を守ることができます」と明らかにしました。

(ソース:韓国のセキュリティ専門ニュースサイト『CCTV News』2024年3月20日付の記事を翻訳・編集した内容です)