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50代で勉強を始めること その1

53歳で京都芸術大学に出願しました。ほぼリアルタイムでその過程を書いていこうと思います。

大学への出願のきっかけとその準備

もう数年前のことになると思うが、Facebookの友人が「京都芸術大学の通信科では学費も安く大学卒業資格が取れる」といった内容を載せていた。その時に少し調べてみたら年間で17万円、4年フルに在学すると70万円弱というのは自分にとっては高すぎる金額であったため一度は断念した。
その後それなりに生活も落ち着いてきて、自分が使えるお金も少しだけできてきたため出願することにした。

京都芸術大学/通信教育部/芸術教養学科2022年4月入学生への出願である。下準備の間に出願要項のpdfをダウンロードして、寝る前に毎晩読み込んだ。実際のWeb出願は、ネット上で住所氏名・アンケート等を入力するだけで、拍子抜けするくらい簡単なものだった。
それから数日後に書類一式が自宅に届く。実物の出願要項を手にして「これで引き返せないところまで来たのだなぁ」という気持ちになった。

ここで少し自己紹介をしてみたい。
年齢は50代前半、フリーのDTPデザイナーを30年近くやっている。パソコンを使用して書籍のレイアウトを組んだり、チラシやパンフレットを制作するのが主な仕事だ。自宅で一人でやっているので時間のやり繰りがつきやすく、勉強の計画を立てるのも楽な方だと思う。
しかし、そんな長い期間デザインの仕事に就いているくせに私はデザインの勉強をきちんとしたことがない。いわゆる独学で仕事を続けているのだ。
何の知識もないまま入社したデザイン会社が一年ほどでいきなり倒産し、当時の取引先の仕事を少し引き継いだ感じでそのまま現在に至る。デザイン業界の横の繋がりもなく、独りよがりなままでここまで来てしまった。
勉強については学生の頃にはうんざりしていたものだが、今になってやってみたいという意識が芽生え、デザイン(芸術)について基礎的な知識や完成を磨きたいという欲求を感じている。

さて。出願はWebだけで完了するわけではなく、いくらか郵送しなければならないものがある。学生証用の写真と、高等学校の卒業証明書、そして姓が変わった旨が証明できる書類だ(私の場合はこれだけでしたが、人によって提出すべきものが変わってきますのでご注意ください)。
それらの準備について次の項で述べる。

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