驚愕の事実!代表・吉野のエネルギー源は〇〇だった!?(1)
なんでこの人は、ここまで突っ走れるんだろう……。このnoteの取材時間がままならないほど、びっしりと埋め尽くされているスケジュールを見ながら、入社して半年、疑問に思っていることを聞いてみました。Dari K吉野の好奇心はどこから湧いてくるのか、そして創業から9年以上もインドネシアのカカオ豆を拡販するために、動き続けているエネルギー源となっているものは……。
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Q 吉野さんの好奇心って、尋常じゃないよねと、この前、社員の間でも話題になっていました。普通の好奇心じゃなくて、めちゃくちゃ強いですよね。例えば、創業のきっかけとなったのは、韓国のカフェでカカオの生産地のマップを見たことなんですよね。
普通だったら、「へぇ。インドネシアでも採れるんだ。なんで輸入されないんだろう」とちょっとインターネットで調べてみるぐらいだと思うんです。それを現地まで行ってしまった……。
吉野 うーん。何なんでしょう。何なんでしょうと言っている時点で、意識していないんですよね(笑)。
例えば、テレビでラーメンの特集とかしていると「おいしそうだな」と思って終わりの人と、週末出かけて実際に食べようという人がいる。そういう違いでしょうか。
カカオ豆の生産地マップを見たという韓国のカフェにて。表情がまだ金融アナリストです。
Q え? そういうレベルの話なんですか?(笑)
吉野 面白そうと思ったら、実際に確かめてみたくなりますよね。インドネシアには行ったことがあったし、東南アジアも何度も行っていたから、別にスラウェシ島だから遠いとは思わずに行ったということでしょうねぇ。
例えば、去年は社員に内緒(!)で中国に行ったんです。ビジネスでお付き合いのあった人から、スターバックスが20年かけてようやく3,600店舗出した中国において、ラッキンコーヒーが創業からたったの2年で追い抜く勢いだと聞いて、すごく興味がわいて、翌日に片道9,000円の格安航空を予約して夜中1時に出発して、現地に朝4時について、一泊して丸二日、店舗を回ったんです。
ネットで調べても情報は分かるんですが、どうなっているんだろうって思って、雰囲気、空気感みたいなものを感じたかった。
Q やっぱり……宇宙人的ですよね。距離感がおかしくないですか? 隣の町に行くみたいな感じですよね(笑)。
吉野 いやいや。でも、すごく勉強になりましたよ。ちゃんとレポートにして社員と情報共有しました。Dari K自体が世界で勝負したいと考えていますから、ちゃんと世界の動向も見て動いていきたいですよね。
Q なんでそこまでするのって言われませんか? 例えば、Dari Kはビジネスそのもので、フェアトレードを超えた仕組み作りを実現してきました。吉野さんは、カカオの正当な価格以上のものを払うつもりはないと言って、農家の人が高い価値のカカオ豆を作れるように現地法人を立ち上げて、カカオ豆の栽培や発酵の指導をしたり、仕組み作りをされてきたんですよね。
でも、そのためにめちゃくちゃ忙しくて、インドネシアを行ったり来たりして、ものすごい投資(時間も、人生そのものも!)をされているじゃないですか。
吉野 もちろん、そうですね。その原動力はですね、一言でいうと……
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代表・吉野が人生を掛けてまで突っ走る、そのドライバーとなっているものは…。第2回に続きます。