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驚愕の事実!代表・吉野のエネルギー源は〇〇だった!?(3)

Dari Kが買収されたら“勝ち”だと思っていた? 代表・吉野が大手メーカーに対して日々思っていることを赤裸々に語ります。
前編をまだお読みではない方はこちらをどうぞ。→(第1回第2回

吉野 やっぱり自分たちの作っているものに誇りが持てて、より高い収入が得られて、安定した収入源を他にも作ろうとしている、地域に根差したDari Kの取り組みの方がいわゆる“外向きのCSR”よりも、よほど本質的だし、現地の人にとってみればありがたいはずです。
今や世界を見ると、欧米の大手チョコレートメーカーが2030年までに児童労働をなくすといった具体的な目標を年限を決めて掲げています。でも、日本では世界基準でコミットしている会社はほとんどありません。
日本のメーカーだって、どんどん人口が少なくなっていきますし、世界に販路を取っていきたいと考えていて、海外に出ないといけませんよね。もちろん、大手はそんなこと分かっているんですが、そこまでコミットする覚悟がないんです。やることと言ったら結局、国内の他社の動向を見ること。これでは、世界には打って出られませんよ。

Q ……厳しいお言葉です。

吉野 だから、彼らができないことをやろうとしています。そのためには、もっともっと力を付けたい。

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Q !! ……そうなんですね。誰もやろうとしないなら、自分でやってしまおうと行動してDari Kの今までがあります。これからの吉野さんが目指されているところも、大きいですね。世界、なんですね。

吉野 世界です!

Q そこまでしないと、カカオ農家の人、あるいはカカオ以外でも生産の上流にいる人の努力が報われない、頑張ったらその分だけペイされて豊かになれる仕組みはできない。あるいは頑張っているのに不順な気候に左右されたり、相場に左右されたりしてしまうという状況は変わらないということなんですね。
お話する度に、私と吉野さんの視点の違いを感じます。めちゃくちゃ遠くから広くを見ている感じだし、近視眼的にならずにもっと世界を見なければと改めて思いました!

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世間から注目を集める代表・吉野ではありますが、どちらかというといつもは、理論的に淡々と話をしているように思えます。自分の思いや感情をあからさまに語らないクールな人なのに、これほどまでに熱いマグマを内に抱えていることを初めて知りました。それもこれも、現地に行って実際を目にし、色んな理不尽を共に感じ、農家の人たちに寄り添って苦難をともに乗り越えてきたからなのでしょう。
社員にとっては、まだ見えてこない“世界”ですが、世界に向いていく会社の中で、自分にできることは何だろうと常に考えていきたいと思いを新たにしたのでした(←久しぶりに真面目モードです)。
(広報部員・中崎)

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