オバハン

いつまでしゃべるんだろう
聞いてもらいたい話があるなら
聞いてくれる人に敬意を払うべきだ
自分自分自分
自分のことばかり
相手などはなから必要としてないんじゃないか
相槌さえ打つ隙を与えないマシンガントーク
石でも相手にしゃべってればいいのに
この人は変わらないんだろうな
死ぬまでこのままなんだろうな
可哀想な気もしてくる
本来あるべきコミュニケーションズを交わす術もなく
ただ自己満足に潰えるだけ
会話とは譲り合いの喜びだ
あなたをもっと知りたい
そう願う人生の切り取りだ
分かり合えた時に生じる温もりは
言葉を水晶に代えて永遠に残す
分かり合えなかった時の切なさも
次の学びへと昇華する
そんなにも素晴らしいものを持たない人たち
雑音にしか聞こえない濁声を
瞑想の境地で右から左へ