間違いさがし

僕は何を間違えたんだろう
僕はどこで間違えたんだろう
あの日からずっと続く間違いさがし
会社の喫煙所で一服しているときも
飲み会で友人と笑ってるときも
頭の隅から離れない
どうして君を失ってしまったのか
神様もしも僕の過ちが正せるものであるのなら
何を引き換えにしても構わないから
僕に君を返してください
僕の全てだったあの人を
間違いに気づけない時点で
もう君のそばにいる資格はないと承知してる
でも生れて初めて魂を震えさせた人を
無くしては生きていけないのです
東京は人が多すぎて
君の美しい髪に似た人に思わず振り返る
こんなとこにいるはずもないのに
奇跡なんか起きるはずもないのに
ごめんよ
僕の何かが君をこてんぱんに傷つけた
その何かがわからない僕は
どうしようもない愚か者だね
もし戻って来てくれるなら
二度と泣かせたりしないと神様に誓うよ
どんどん散らかってゆく部屋を片付ける気も起きないまま
君がどれほど僕に尽くしてくれてたかを思い知る
どうして人は失ってから気づくんだろう
なんで幸福に怠慢になってしまうのだろう
間違いさがしは今日も続く
僕は一体何を間違えた
その答えを自力で見つけ出せないままでは
君に会わす顔がない
会わすって言ってももうどこへ消えてしまったかもわからないけどな
奇跡を信じるよ
必ずまた巡り合えると
そのとき僕は間違いさがしの答えを見つけて
世界一大切な人を
運命が授けてくれた愛を
もう二度と傷つけはしない