受験生2人とも合格しました。 第二子、大阪大学人間科学部 第三子、京都大学文学部 小中高に1日も行かず、塾も予備校も無しで、完全独学、完全ホームスクーリングでの合格です。 たくさんの方々に支えて頂きまして、ありがとうございました。 これから2人とも一人暮らしを始めます。
『学校や塾へ行かずに、いかにして4人の子どもたちは独学力を身につけたのか?』でお話ししている「独学の力」は、子どもだけでなく大人にも有効です。 こんなことが現実にありそうだなというストーリーをナツがマンガ化しました。もちろんフィクションですが、わが家に起きたことを控え目に展開したので、けっこうリアリティがありそうです。 お話はこれで終わりではありません。これからがスタートなのです。 「独学の力」を身につけたら、自分のためだけに力を使うことがものたりなくなってきます。本書の
本書は、『学校や塾へ行かずに、いかにして4人の子どもたちは独学力を身につけたのか?』というタイトルで、サブタイトルが『「経済」「地域」「親の学歴」格差は乗り越えられる』となっています。子どもたちの実践から得られた情報です。 本書に記された図書コードもC0037となっており、「社会科学>教育」というジャンルに分類されます。書店でも子育て、幼児教育の棚に置いてくださっています。 お子さまのいるご家庭、子どもにかかわる方々を念頭に置いての本であることは間違いありません。 とこ
2023年5月24日発売です。 『学校や塾へ行かずに、いかにして4人の子どもたちは独学力を身につけたのか?』 内藤浩哉 著 フォレスト出版 発行 1760円 amazonはこちらへ。 今後は、本家サイトでフォローアップをしていきます。
長い連載もいよいよ最終回。もしかしたら補足を書くことはあるかも知れないけど、言いたいことは全部言ったと思う。 ホームスクーリングを勧めたいのではない。難関大学合格法みたいな受験指南を書きたいのでもない。書きたいことはただ一つ。教育格差を超える提案だ。 教育格差はさまざまに論じられるようになってきたけど、原因は大きく言えば、経済格差と地域格差と家庭間格差だ。根本的な問題は家庭間格差に行き当たるようだ。経済も家庭の問題だし、地域もその地域に集まっている家庭の問題だ。親の学歴を
もう気がついたと思うけど、わが家の完全ホームスクーリング&完全独学で、ICTはほとんど活用していない。 子どもたちが3歳のころからそれぞれの専用パソコンを与えていることは、何度か書いた。子どもたちは、幼少期から自分のパソコンを自由に使えるので、PCスキルはそれなりに育つ。プロフェッショナルとはとてもいかないものの、やりたいことは調べればたいがい自分でできる。パソコンを苦にすることはない。 親である私も、インターネット黎明期から使っているので、それなりに使える。専門家とは言
第一子は三重大学生となり、第二子は1浪中に爆上げの気配、結果はわからないけれども京大合格も現実味を帯びてきた。 わが家は4人の子どもたちが、4人とも、完全独学でやってきた。第三子と第四子のことにもふれよう。 第一子は小学生の間、ほぼ6年近い勉強のブランクがあり、受験前に1年半のブランクがあった。第二子は中1から高2夏にかけて、3年ほどのブランクがあった。第二子は、高校の勉強を始めたのが高2の9月である。 学校に行っていれば、第一子のブランクも第二子のブランクも致命的だろ
第二子は1浪に入った。とはいっても、高校の勉強を始めて1年半である。実質は、高2の秋に相当する。京大不合格を見た次の日から、新しい挑戦が始まった。1年2カ月ほどで高校の内容を駆け足で習得した。もちろん、完全独学である。その後、共通テストと京大過去問に打ち込んだ。基礎はまだ不充分だ。 前年、つまり現役高3年齢のときは、模試を16回受けて、京大はすべてE判定だった。それも、大きく差のあるE判定だった。11月の冠模試では、歴史に残りそうなほどの低い偏差値だった。各予備校が、東大模
3月22日15時、三重大学後期試験の合格発表がWebサイトであった。第一子が満面ニヤけ顔 (*^o^*) で報告してきた。「合格!」 競争率が高くなったことで、試験後、日に日にダメかも知れないと思いつつあった。また1年、受験生2人かかえた日々がつづくのか・・・ 三重大学さん、ありがとう!!! よくぞ拾ってくださいました!!! 小学生の間ほとんど勉強せずに、その後は完全独学で勉強してきたものの、18歳からは大学へ行く気をみせず、仕事をしてきた、あの第一子が、いよいよ国立大
2022年3月9日、神戸大学の合格発表の日が来た。第一子の感触では五分五分ではないかと思われた。第一子が報告に来た。「あかんかった」 前年、京大を落ちたときは、試験当日にすでに合格不可能であることを確信していたので、合格発表を見ても、感情が動かされなかったようだ。 今年は違う。合格しようと頑張り、合格を期待した分、ショックがある。不合格なら、3日後には三重大学後期試験を受けることになるので、すぐに気持ちを切り替えなければならない。でも、第一子は落ち込んだ。 「三重大学を
共通テストの結果は雨のち晴れだった。最初に自己採点の点数を見たときは絶望だったが、極端に難化したとのことで、判定ツールの結果は希望だった。 第一子は2回目の受験だ。前年は京大のみに出願したので、共通テスト後はひたすら京大の過去問をやった。今回は、前期・神戸大学、後期・三重大学だ。共通テストでやらかしたので、神戸大学合格は安泰ではない。第一子の出願後、出願者が少ないと予想されていた神戸大学文学部も三重大学人文学部後期も、締切間際になって大きく出願者が増えた。とくに三重大学は歴
難関国立大学であれば、受験勉強は二次試験対策をメインにすると思う。二次試験ができれば一次試験(共通テスト)はほっておいてもそれなりに高得点がとれる。一次をメインにしたら、二次では高得点が難しい。 第一子も第二子もとうぜん、二次試験を念頭において勉強してきた。 共通テストは1月なかばなので、その1カ月前ぐらいから、共通テストに特化した練習をする。二次試験に自信のある受験生は共通テスト直前対策の期間をもっと短くするかも知れない。第一子も第二子も、二次試験に自信があるわけではな
第一子は1浪に突入。第二子は現役受験生。といってもややこしい。 第一子は高卒3年目なので、年齢では3浪相当だ。しかし受験は次が2年目なので、まぎれもなく1浪だ。 第二子は高3年齢なので現役受験生なのだが、高校の勉強を始めて1年半で受験することになる。1浪しても2年半で受験することになるので、現役高校生より第二子の1浪のほうが受験キャリアが短い。1浪してもなお、飛び級といってよい。 基礎の大切さを十分理解して2021年春を迎えた、はずだ。栄光のスケジュールも立てた。第二子
いっぽう、第二子は9月から高校の勉強を始めたばかりだ。模試を受けているが、高2対象の模試なので、まるで歯が立たない。難関大学志望の受験生は、遅くとも高2の秋には受験を意識した態勢となるだろう。でないと、現役合格は厳しいはずだ。 高2で模試をうける人はある程度以上の偏差値の大学を志望する割合がとても高いだろう。受験を意識せずに高2の模試を受けることは考えづらい。 第二子は高2年齢だが1年半遅れているので、高校生になり立ての子が受験生と勝負していることになる。とくに数学は、数
第一子は京大を受けたいとのことで、秋からZ会の通信添削(京大コース)を始めた。京大の二次試験に似せた課題なので、自分の実力を判断することもできる。 偏差値の高い大学ほど、英語と数学が偏差値に比例して難しくなり、大きな差がつく。受験にたずさわる方なら異論はないのではないか。偏差値50ぐらいの受験生なら、偏差値50ぐらいの大学の問題はそれなりに対応できるが、京大の問題に挑戦したら英語と数学は手も足も出ないだろう。数学はほぼ0点近くではないか。英語も0点に接近した点数になるだろう
2020年9月から、第一子と第二子がほぼ同じ時期に受験勉強を始めた。2人とも完全ホームスクーリングであるだけでなく、かなり変則的である。 第一子は小学校の間、ほとんど勉強しなかった。小6から小学生の勉強を始め、中1の12月から中学生の勉強を始め、高1年齢の4月から高校の勉強を始め、理科基礎全部、社会全部を含め、ひととおり高3年齢の3月までに学習を終えた。それなりに理解しているとは思うが、定期テストもなにもないので、アバウトであいまいだろう。高3年齢の3月で勉強に区切りをつけ