短エッセイ:折り返し
語弊を恐れずに言うと母親と結婚したい。
母親のような他人を探せる気がしない。
すなわち、なんでも本当になんでも許してくれるかつ応援してくれるかつ一緒に遊んでくれるかつご飯を作ってもいいし作らなくてもいい、ましてや作ってくれるかつ心を許せる存在。そんな他人なんかいるわけがないわけでありまして。
それは置いといて、母親と出かけた時には服を買うことが多い。前に会ったのはちょうど冬になり始め。真冬を経た現在、その時に買った服がちょうどいいのが少し寂しい冬好きな私。
季節が行ったり来たりしながらようやく折り返したんだなって。春に進み始めたんだなって。
桜が楽しみなんだよ、と先輩が言う。先輩、春はもうすぐみたいですよ。
3月ー。
3月という気がまるでしないがもう出会いと別れが始まっている。
皆さんはどんな3月をお過ごしですか。花粉も飛び始め季節の変わり目。お互いに身体を大切に過ごしていきましょう。