みなとHANABI in神戸
兵庫県神戸市のメリケンパークという場所で開催された『みなとHANABI』を見てきました。
10月17日〜21日までの5日間、各日10分間・1日700発の小規模な花火イベントです。
小規模でも大興奮
小規模といえど、5年ぶりぐらいに花火を見たので、とても興奮しました。
一緒に行ったオトンとオカンは「15年ぶりぐらいかなぁ?」と言いながら、終始真顔で見ていました。
感情どこいった?
花火の写真は難しすぎました。
アコギのサウンドホールの中に入ってしまったピックを取り出す時ぐらい難しすぎました。
両親と会うための大義名分
話しは逸れますが...。
小説家の川上未映子さんの言葉を定期的に思い出します。
一言一句正確には覚えていませんが、ニュアンスはこんな感じ↓
「両親に会うのは実家に帰省する時だけだから1年に1回。両親がこの先20年生きるとしても、会えるのは、あと20回しかない。」
この言葉が心に強く残っているので、オトン・オカンとは、何かと理由をつけて会う機会を増やすようにしています。
正直、顔を見られるなら花火でも野球観戦でもなんでもいいです。
むかし、柴犬のテツが死んだ時。
「なんでもっと話しかけなかったんだろう?」
「嫌になるぐらい思い出を作れば良かった」
と激しく後悔したので、今度こそは自己満足でもいいから行動しようと決めています。
とはいえ、一般的な親孝行のように美しいものではありません。
(いつまで喋っとんねん)
(話しの組み立て下手やねん)
(レジ前でPカード探さんと事前に出しとけや)
(それさっき聞いたわ)
(歩いてるとき急に止まんなや)
(長々と喋らせた後に「なんて?」やないねん)
(さっき聞いた言うてるやろBBA!!)
...みたいな感じで、イライラすることがよくあります。
ついつい、いつも自分の周りにいる人達の喋るペースや共通認識を基準にしてしまうのです。
毎回、帰宅途中にハッとして申し訳なかったなぁという気持ちになります。
10年以上お笑い芸人として好き勝手に生きさせてもらい、死ぬほど心配をかけたオカン・オトンなのに、なぜもっと今日を大切にできなかったんだろうと自己嫌悪に陥ります。
そんな時は「まぁ、親孝行のスタイルは人それぞれやしな」的な感じで"多様性"という伝家の宝刀を抜き、もう1人の自分を黙らせます。
そして、次会った時は「どんだけ自己中やねんジジイ」「それ、この前聞いたわBBA」とか思ってしまいます。
でも、心から感謝しています。
これだけはいつも変わりません。
僕は僕なりに、親&姉+テツと家族の思い出を増やしていきたいなあと思います。
つたない写真展
↑船に乗って花火を見るプランもあったのですが、たかが数分の航行で2,000円と知った瞬間、オカンは腿を高く上げて走っていきました。『逃走中』のハンターすな。
以上です。
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