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光と影をマスターする:練り消しゴムで描くデッサンテクニック

 どうも。鉛筆画家の中山眞治です。ようやく桜が咲きましたが、今年は散るのが早そうですね。元気でお過ごしですか?^^
 
 さて、デッサンにおける練り消しゴムの使用は、ただ消すだけではありません。この小さなアートツールは、光と影を操り、絵に深みとリアリティを加える魔法のような能力を持っています。
 
 この記事では、練り消しゴムの日常的な使い方から、作品に自然な光を描き加える方法まで、初心者でも簡単にマスターできるテクニックを分かりやすく解説します。

 それでは、早速見ていきましょう!

1 練り消しゴムとは?


(1) 練り消しゴムの基本


  練り消しゴムは、その名の通り、練って形を変えられる柔軟性を持つ消しゴムです。主に鉛筆などのグラファイトや炭素ベースの素材を消すのに適しており、スケッチブックや紙を傷つけにくいのが特徴です。
 
 そのため、鉛筆デッサン及び鉛筆画やスケッチなどのアート作品において、微妙な光と影を描き出したり、細かい部分の修整に活用されます。

(2) 練り消しゴムの使い方


 練り消しゴムの使い方は非常にシンプルです。

 全体を練り、消したい部分に軽く押し当ててこすったり、あるいは、鉛筆によるトーンの乗っている画面に押し当てるだけで、スケッチブックや紙から鉛筆や炭の粒子を吸着させることができます。
 
 また、練り消しゴムは消す強度を調整しやすいため、消去するだけでなく、薄めたり、ぼかしたりすることも可能です。

(3) 練り消しゴムのメリット


 練り消しゴムの最大のメリットは、その柔軟性にあります。それぞれ必要な形に練ることで、非常に細かい部分の修正や、特定の形状を持つ領域の消去が可能になります。

 具体的には、全体的な輪郭線などの線の整理の他にも、細く練り、先端をマイナスやプラスのドライバーのような形状にして、モチーフのハイライト部分を強調する際に便利です。

 また、スケッチブックや紙を傷つけにくいため、作品の質を保ちながら修整を行うことができます。
 
 練り消しゴムは、アーティストの表現力を広げるための必須ツールです。その使い方をマスターすることで、鉛筆デッサンや鉛筆画などのアート作品に、より深みとリアリティを加えることが可能になります。

2 光と影を描くための練り消しゴムテクニック


第1回個展出品作品 夜の屋根 1996 F10 鉛筆画 中山眞治

(1) 光の領域を強調できる


 練り消しゴムを使用して、鉛筆デッサンや鉛筆画の特定の領域を明るくすることで、光の当たっている効果を強調することができます。
 
 練り消しゴムを小さくちぎって丸め、やさしくタップすることで、光が自然に当たっているかのような、微妙な明暗の差を描き出すこともできます。

 このテクニックは、モチーフに立体感を与え、シーンに深みを加えるのにも効果的です。

(2) 影のニュアンスを加える


  モチーフに光が当たっている裏側には、必ず影が生じます。練り消しゴムを使って影を薄くしたり、影のエッジをぼかしたりすることで、よりリアルな影の表現が可能になります。
 
 特に、影の境界線を自然に近づけることで、モチーフと背景の間の空間感を調整して、視覚的な写実を高めることもできます。

 つまり、外から室内に入ってくる陽光は、部屋の奥に行くにしたがって、弱まっていきますので、その陽光の縁(エッジ)に練り消しゴムでトーンを整えることで、リアルな描写ができるということです。

(3) 質感や感触の細部の強調


出典画像:東京武蔵野美術学院・監修 鉛筆デッサン 高沢哲明 氏


 練り消しゴムは、質感や感触の細部の強調にも有効なツールです。

 例えば、布のしわや木の皮の質感を表現する際に、練り消しゴムを使用して、明るくする部分を細かく取り除くことで、質感や感触をよりリアルに再現することができます。
 
 また、細かい線や詳細を際立たせることで、作品全体の精度を向上させることが可能になります。
 
 練り消しゴムを使った光と影の表現は、鉛筆デッサンや鉛筆画をより表現豊かに、そしてリアルに見せるための重要なテクニックです。

3 練り消しゴムの手入れと保管


筆者の制作ツール入れです

(1) 適切な手入れ方法

 
 練り消しゴムは使用後、鉛筆や炭の粒子を吸着しているため、定期的なクリーニングが必要です。手入れの方法は、練り消しゴムを軽くこねることで簡単に行えます。

 これにより、表面に付着した汚れが内部に取り込まれ、外側がきれいになります。汚れがひどい場合は、汚れた部分を取り除いてから再度こねれば、新しい面でふき取りができます。

 尚、冬場などでは、ゴムが硬くなっていて、練ることが難しい場合もありますが、そのような際には若干温めれば練ることができます。筆者の場合には、気温の温かい夏から秋口によく練っています。

 冬場でも、少し温めておけば練ることができます。因みに、筆者は4個の練り消しゴムを使っていますが、一番古い練り消しゴムは、30年も使っています。

 この4個の練り消しゴムの使い分けでは、一番古い物は鉛筆デッサン当初の大きな輪郭を整理する際や大きな面を消す際に使い、一番新しい物は仕上がりの際のハイライト部分に、それ以外の物は状況で使い分けています。

(2) ベストな保管方法


  練り消しゴムの寿命を延ばすためには、適切な保管方法が欠かせません。直射日光や高温多湿を避けることが重要です。
 
 また、練り消しゴムを密閉容器やプラスチックバッグに入れて保管することで、ほこりや汚れから守り、柔軟性を保つことができます。

 筆者の場合には、100円ショップで購入した、B4サイズの書類入れの中に「バンダナ」を敷いて、その上に練り消しゴムを含めた画材を収納しています。上の画像のような状態です。

(3) 長期間の保管方法


  長期間使用しない練り消しゴムは、特に注意深く保管する必要があります。空気との接触を最小限に抑えるために、密封できるプラスチックバッグや容器に入れ、直射日光の当たらない所で保管してください。
 
 これにより、練り消しゴムが乾燥するのを防ぎ、次に使用する際にも最適な状態で使用できますが、使用の当初はよく練ってから使いましょう。
 
 適切な手入れと保管方法を実践することで、練り消しゴムを長持ちさせ、常にベストな性能を発揮させることができます。

4 練り消しゴムを使った実践練習の方法


第1回個展出品作品 金剛力士像「吽形」 1996 F10 鉛筆画 中山眞治

(1) 光と影の表現の練習当初には白無地で簡単なものから始める


  練り消しゴムを使って、光が当たっている部分と影が落ちている部分を表現する練習を始めましょう。
 
 簡単なモチーフ(例えば、石膏の立方体・直方体・円柱・球体)を描き、練り消しゴムを使用して、光の当たっている面を明るくし、鉛筆で影の部分をより暗くすることで、モチーフに立体感を出せます。
 
 この練習は、光の方向と強さがモチーフにどのような影響を与えるかを理解するのに役立ちます。尚、これらのモチーフは、絵画教室に常備されています。

 しかし、自宅で練習する際には、白い卵・白無地のマグカップ・白無地のカップ&ソーサー・などの白いモチーフで取り組めれば、光と影の状態をつぶさに観察できます。

 この場合、窓から差し込む陽光を頼った制作では、太陽は動きますので、影も変化することに注意が必要です。

 また、複数の光源がモチーフを照らしているようですと、光と影の効果の確認がしにくくなります。 

 そこで、例えば室内の照明で描くとか、あるいは、部屋の照明を消し、あなたの机の上の自在に動く蛍光灯の光だけを当てて描くことで、最も観察しやすい状況を作り出すこともできます。

(2) 細部の修整と強調の方法


 練り消しゴムを使った細部の修整は、デッサンの精度を向上させる上で重要です。

 まずは、細かい模様や装飾などのない、大まかな形のモチーフを制作対象にして、取り組んでみましょう。最初から、細かい模様や柄などの入っているものは、挫折につながることを覚えておきましょう。

 細密描写が必要な部分が含まれていないモチーフを描き、練り消しゴムを使って不要な線を消去したり、ハイライト部分を強調する練習から始めましょう。

(3) 質感や感触の描写


第1回個展出品作品 静物Ⅱ 1996 F10 鉛筆画 中山眞治


 練り消しゴムを使って、異なる質感や感触を表現する練習も非常に有効です。布や木材、金属など、さまざまな材料の質感を再現するために、練り消しゴムを使って光の反射や影を細かく調整します。
 
 これらの練り消しゴムを使用した実践練習を通じて、鉛筆デッサンや鉛筆画の技術を大きく向上させることができます。
 
 定期的にこれらの練習を行うことで、光と影の扱い方、細部の修整、質感や感触の表現など、アート作品に深みと写実を加えるスキルが磨かれるでしょう。

5 プロのアーティストによる練り消しゴムの活用例


第1回個展出品作品 少年 1996 F10 鉛筆画 中山眞治

(1) 緻密な光と影の表現


  プロのアーティストは、練り消しゴムを使用して、作品に緻密な光と影を表現します。

 例えば、人物の肖像画において、顔の立体感を出すために光が当たっている部分を明るくし、陰影を強調することで、写実を追求できます。このテクニックにより、作品に命を吹き込むことができるのです。

 また、状況により、人の顔などのトーンでは、一旦鉛筆で優しく薄くトーンを乗せた後で、擦筆やティッシュペーパーで擦ることによって、微妙な陰影を施すこともできます。

(2) 質感や感触のリアルな再現


 練り消しゴムは、さまざまな質感や感触をリアルに再現するためにも用いられます。アーティストは、布のしわや木の皮、金属の反射など、さまざまな素材の質感を表現する際にも練り消しゴムを使います。
 
 特に、微細な質感や感触を加えることで、作品に深みとリアリティをもたらすことが可能になります。

(3) 細部の微調整と修整


  練り消しゴムは、細部の微調整や修整にも頻繁に使用されます。

 プロのアーティストは、完成間近の作品において、最終的な調整として練り消しゴムを利用し、不要な線を取り除いたり、ハイライト部分などの詳細な部分を強調します。
 
 この細やかな修整作業により、作品の完成度が高まり、より洗練された仕上がりを実現できます。

6 光の強調に練り消しゴムが欠かせない理由


第1回個展出品作品 サン=ドニ運河 1996 F10 鉛筆画 中山眞治


 鉛筆画やデッサンにおいて、光と影は、作品に写実と深みをもたらす最も重要な要素なので、この複雑なバランスを練り消しゴムを用いてマスターすることは、アート作品を次のレベルへと引き上げる鍵となります。
 
 練り消しゴムは、修整するためだけではなく、意図的に光を「描き」加えるためにも使用されます。

(1) 光を練り消しゴムで再現する技術


 練り消しゴムを用いて「光を描く」には、光る部分にしたいところの明るさを微妙にコントロールする必要があります。
 
 特に、光が強く当たっている部分や、反射光を表現する際に有効です。また、直接光が当たっていない場所であっても、鈍く光を帯びている部分の調整にも、練り消しゴムはその威力を発揮します。

(2) 影に練り消しゴムで深みを出す


国画会展 入選作品 誕生2006-Ⅱ F100 鉛筆画 中山眞治


 影の部分にも、練り消しゴムは重要な役割を果たします。光と同様に、影をよりリアルに表現するためには、練り消しゴムを使って細かい調整を行います。
 
 影の部分の濃度を調整するには、練り消しゴムを使って、一旦乗せた鉛筆を優しくなぞることで、濃度を薄めることができます。
 
 具体例として、陽光は、部屋の中に入り奥に向かっていくに従ってだんだん弱くなっていきます。

 そこで、影のエッジに、練り消しゴムを「しゃもじ」のような形状にして、だんだん弱くなってくる光の輪郭を優しくなぞって調整することで、作品全体に深みと複雑さが加わり、視覚的な魅力も増します。
 
 練り消しゴムを用いるこの高度な技術は、光と影を自在に操ることで、あらゆる鉛筆デッサンや鉛筆画をより表現力豊かに、そして感動的に変える力を持っています。

 上の画像の影のエッジ部分では、その手法で調整しています。

7 鉛筆デッサン及び鉛筆画家必見!練り消しゴムで違いを生むコツとは?


国画会展 会友賞 誕生2013-Ⅱ F130 鉛筆画 中山眞治


 鉛筆デッサンや鉛筆画を描く際には、練り消しゴムによる調整が、アート作品に深みを加え、細部にわたるニュアンスを表現するための強力なツールになります。
 
 本章では、練り消しゴムを使って、鉛筆デッサンや鉛筆画の作品を際立たせるための重要なコツを探ります。 

(1) 練り消しゴムで光の効果を調整する


 練り消しゴムを使って、鉛筆画やデッサンに微妙な光の効果を加える方法は、細部にこだわることから始まります。最も重要なのは、練り消しゴムを使って光が直接当たる部分や反射する部分を明るくする技術です。
 
 このテクニックにより、作品にリアリティと生命を吹き込むことができます。柔らかく優しいタッチで光の層を慎重に拭き取ることが、自然な光の表現には不可欠です。
 
 上の作品画像では、黄金分割した構図上の中心点に植物の芽を描き込み、輪郭部分にあたっている陽光が一番のハイライト部分です。その部分には、仕上げの際に入念に練り消しゴムで拭き取っています。
 
 尚、この植物の芽の輪郭が輝いて見えるのは、背景に濃いトーン(6B~10B)を置いていることもあって、輝いて見えるのです。

 また、主役を引き立てるためにも、画面左上の外へ続く景色の空間にも、5Hの縦横斜めの線でトーンを優しく入れています。 

(2) 影を最大限に活用して立体感を生み出す


 練り消しゴムは、作品に立体感を与えるためにも使用できます。練り消しゴムを使って、特に暗い部分の周辺を軽く消し、影の境界をぼかすことで、モチーフに深みとボリュームを加えることができます。
 
 この技法は、視覚的な対比を強調し、モチーフが空間内でどのように存在するかを強く印象付ける助けとなります。
 
 デッサン愛好家が、練り消しゴムを用いて、作品に味を出すためのこれらのコツは、技術的なスキルだけでなく、創造的な視点も加味できるのです。

8 プロが実践している練り消しゴムを使用した光の描き方


蕨市教育委員会教育長賞 灯の点る静物 2000 F30 鉛筆画 中山眞治

       
 鉛筆画やデッサンで練り消しゴムを使用する際には、光の表現が作品にリアリティをもたらし、視覚的な印象を強化する重要な要素になります。
 
 本章では、プロのアーティストが使用する、練り消しゴムを用いた光の描き方について掘り下げます。

(1) 光の効果を生み出す練り消しゴムのテクニック


 練り消しゴムを使って光の効果を出すには、まず、描きたい光の種類を理解することが重要です。柔らかい日差しから鋭い反射光まで、光にはさまざまな特性があります。
 
 練り消しゴムを用いることで、これらの光の効果を細かく再現することが可能になります。
 
 スケッチブックや紙の上で、練り消しゴムの拭き取る形状を工夫したり、拭き取る圧力を調整することで、自然な光の流れや反射を表現し、作品に深みと写実を加えることができます。

(2) 光は影との対比でより一層際立つ


 光を描く際には、影の表現も同時に考える必要があります。練り消しゴムを使用して光を強調することで、影の部分との明暗差が生まれ、立体感が増します。
 
 このプロセスでは、練り消しゴムを使って細かく光の強さや方向を調整し、モチーフが空間内でどのように存在するかを示すことが重要です。

 プロのアーティストは、練り消しゴムを使って光と影の対比を巧みに操り、視覚的な魅力を最大化します。
 
 プロが実践するこれらの練り消しゴムを使用した光の描き方は、鉛筆デッサンや鉛筆画の技術を向上させる上で非常に価値があります。
 
 一方、光っている部分を強調するためには、ただ練り消しゴムで拭き取るだけでは足りません。光っている部分を強調させるには、その光っている部分と隣り合わせや周囲に、濃いトーンを施す必要があります。
 
 上の作品画像でも確認できますが、光は濃いトーンとのセットで、初めて「輝く」ことができることを忘れてはなりません。

9 ガラス素材へ練り消しゴムで光を描く方法


第2回個展出品作品 モアイのある静物 2000 F50 鉛筆画 中山眞治


 練り消しゴムを使用して「光を描く」場合には、例えばガラスのビンを描くとすると、そのビン全体をHBやBの鉛筆で、縦横斜めの4通りの線で本体全体に優しい軽いタッチで薄くトーンを乗せます。
 
 そして、練り消しゴムを練って、先端を細く鋭いマイナスドライバーのような形状にして、スケッチブックや紙上の、ガラス瓶の「光っている部分」を練り消しゴムで拭き取ります。
 
 この作業をするために、拭き取った部分は光っているように描いていくので、そのためにも、拭き取りやすくする必要があるために、優しい軽いタッチで鉛筆を乗せなければなりません。
 
 光っている部分を拭き取った後は、拭き取っていない部分にトーンを乗せていくことで、光っている部分を強調できることにつながります。
 
 特にビンなどには、「ビシッ」と走っている濃く黒い線がありますので、その線をしっかりと捉えましょう。上の作品の右側のビンでも確認できますが、この濃い線の表現は必須です。

 これにより、練り消しゴムで拭き取った部分を強調することにもつながります。尚、上の画像の2つのビンは、一旦色面をBの優しく軽いトーンで埋めてから、練り消しゴムで描き始めています。

10 花の中央部を練り消しゴムを使って描く方法


  あなたが、花の中央部のたくさんあるオシベやメシベを描く際には、その部分を上記と同じように、HBやBの優しいタッチで、縦横斜めの線を使って、オシベやメシベのある部分の面を鉛筆で優しく埋めていきます。
 
 そして、オシベやメシベの部分を練り消しゴムを練って先端を鋭く細いプラスドライバーのような形状にして、オシベやメシベの部分に点を打っていきましょう。
 
 その後は、オシベやメシベの部分を鉛筆で形作って整えながら、他の部分も描き込んでいきます。上の画像の花の中心部分などへの描き込みの際に、有効活用できます。

11 動物の毛並を練り消しゴムで描く方法


第1回個展出品作品 ブラザーウルフⅠ 1996 F10 鉛筆画 中山眞治

     
  上の作品の場合でも、動物の毛の密集している部分の面をHBやBの縦横斜めの線を使って、優しく軽いトーンで埋めます。
 
 具体的には、練り消しゴムを練って先端を鋭く細いマイナスドライバーのような形状にして、毛並みを拭き取りましょう。そして、その後は、全体にトーンを整えれば完成できます。
 
 上の作品画像の狼は、全体的にこの手法で描いていますが、分かりやすい部分では、あごの下などで確認できます。そして、その毛を描いた後に、改めて影を入れているのです。

12 まとめ


第1回個展出品作品 人物Ⅳ 1996 F10 鉛筆画 中山眞治


 この記事では、練り消しゴムの活用例を通じて、練り消しゴムの可能性を最大限に引き出す方法を学ぶことができます。
 
 緻密な光と影の表現、リアルな質感や感触の再現、細部の微調整と修整など、練り消しゴムはアーティストの手によって、その真価を発揮します。
 
 これらのテクニックを自身の作品に取り入れることで、あなたもプロのアーティストの仲間入りを果たすことができるでしょう。
 
 鉛筆デッサンや鉛筆画において練り消しゴムの役割は、単なる修整ツールを超える重要なものです。

 このユニークな道具は、光と影を描くテクニックから、日常的な使い方、プロのアーティストによる活用法に至るまで、作品に深みとリアリティをもたらします。
 
 練り消しゴムは、その柔軟性から細かい部分の修整や、特定の質感の表現に最適であり、アート作品に立体感を加えるための不可欠なアイテムとなっています。
 
 初心者からプロまで、すべてのアーティストが練り消しゴムをどのように使えば良いのかを理解することは、技術向上の鍵になります。
 
 光と影をマスターするための、練り消しゴムテクニックから、質感や感触の修整に至るまで、これらの方法はアート作品に新たな次元をもたらします。
 
 また、練り消しゴムのメンテナンスと保管に関する知識も、このツールの寿命を延ばし、常に最良の状態で使用するためには欠かせません。
 
 プロのアーティストによる練り消しゴムの活用例を学ぶことで、このシンプルながらも強力なツールの真の力を理解することができます。
 
 ではまた!あなたの未来を応援しています。


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