シネフィル?映画オタク?
私は重度の映画ジャンキーです。
そんな中、天才たちの仕事に何度もであってきました。
とりわけ私の中に居続けるのは
クエンティン・タランティーノとクリストファー・ノーラン。
タランティーノは最初はレザボアドッグスがたるいと思ったのですよ。
でも、いざ銀行強盗に失敗してからとことん突き進んで物語は流れる。
ハマりましたね。大学に入ってからはじめて当たった試写会がパルプフィクションなのも何かの縁なのか。
友人と試写会で大笑いしました。大阪の客はノリがいいし、ラストのトラボルタとサミュエルが銃をショートパンツにしまうシーンでは会場大笑い。
そこから、ジャッキーブラウンを除いてすべて劇場で観ています。
グランドハウスはデスプルーフだけが当たって当時福岡に住んでましたが試写会場、ラストの蹴りで大拍手。福岡の客ものりがよかった。なんか関西でも素晴らしく反応が良かったらしいですね。
タランティーノはとことん日本好きでキルビルのユマ・サーマンが日本に来るところの飛行機からのシーンは日本の特撮技術だし栗山千明は爆発してるし、至る所に日本ラブが溢れてましたね。
彼のジャンゴも日本に来てから渋谷のタワーレコードでマカロニウエスタンのCDを山ほど買った後にホテルでシナリオを執筆し始めたらしいです。
そして今に至る。私の中で勝率10割の唯一の監督です。そろそろ彼の4KUHDブルーレイを集めだそうかな。
クリストファー・ノーラン、シネフィルのまさに鑑。
デビュー作のフォロウイングがまず凄い。低予算ながらとにかく凝っている。この監督は凄いと思っていたらメメントでいわゆる私の中でバズった。
メメントはビデオレンタルで観たのですが当時はDVDが出始め、時間軸再生の機能があったそうですね、でも私は借りなかったしそれをしたら普通の映画じゃんと思ったからです。
劇場に初めていったのはインソムニア。ヒラリー・スワンク、アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムスというオスカー俳優相手に彼はすべて異なるアプローチで作り上げた。ハリウッド映画ではおおよそあり得ない終わり方に唸らされたものです。
私の中で彼には合わないと思ったのはDCコミック系の作品かな。ビギンズは魂全然入ってなかったしダークナイトは確かに好きですけどあれはDCを利用したノーランの同時テロ総決算でしょ。ライジングは蛇足過ぎる。
その間が大体いい作品を作る。プレステージは傑作だったし、個人的に彼の作品で唯一4KUHDブルーレイを持ってるのがインセプションです。
映画館で三回観て、通常のブルーレイを買って、今は4KUHDブルーレイを持ってます。まさに彼の真骨頂だと思います。
渡辺謙さんが好きなんでしょうね。インセプションの彼はまさに準主役として最高の仕事をしている。
それから私の中ではノーランは迷走してると感じます。インターステラーは正直長すぎて飽きたし、そこからのダンケルク、テネット、オッペンハイマーは正直全部だめ。とくにオッペンハイマーはアカデミー賞もとったしヒットしたけど私は駄作だと思ってます。今の所ね。
まあ、いかんせんまだ若いノーラン監督。携帯もスマホも持たず、PCはデスクトップでネットには繋げない、凄い徹底してると思う。
それだけ正直にデジタル社会の怖さを感じているのでしょう。かなり同意しますがやりすぎだとも思う。オッペンハイマーのマンハッタン計画の爆発はあまりにもしょぼすぎた。ダークナイトのトレーラーが倒れるところは実写ならではの素晴らしさがありましたが。
まあ、この二人の最大の共通点はフィルム主義だということです。このデジタル時代、照明にも現像にもお金がかかるフィルムにこだわっている。
映画造りの仕事では一緒になったことないですが二人は映画のフィルム会社を救うために仕事をしましたからね。
マーティン・スコセッシ、クリントイーストウッドですらデジタルを使うのに凄いことです。
タランティーノは最終作を一からまた仕切り直しましたがノーランはまだ50代、まだまだガンガン行くでしょ。
さあ、フィルム主義の天才二人はどんな世界へ私たちを導いてくれるのやら、楽しみです。
タランティーノの最大の相棒のロバート・ロドリゲスは一番うまくハリウッドを渡り歩いていると思います。まだドミノ観てないけど。
映画を観る行為はやめられないですね。楽しすぎる。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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