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3回目のTimee

週末、終業3時間後、
とある街のリゾートホテルにやって来た

今日はここのレストランで、
夜食のサポートをするのである

何だろう、この感じ

そう、ファミレスだ…
宿泊付きの、
ちょっといいファミレスみたいだ

メラミン樹脂で出来た気の利いた色の皿と
同じ色のエプロンを着けたスタッフ
まるでアニメのように、
設定されたキャラが動いている
同色のキッチンセットを背景にして…

とかいう漠然とした気分もつかの間に、
始まってしまえば
一所懸命やるだけよ

言われないことまで手伝っていると、
外国人の女の子がニコッとしたりして
嬉しいな

東南アジアのスタッフが多い
、というより日本人はいない

ところで、なぜ呼ばれたのかな
全然人足りてるように見える
ま、ありがたいが

アジア系の男の子は、
妙に自然とフェミニンだ
ちょっと笑ってシナを作ったりするような
「んもう、やだあ笑」バシン
とする手が女性の手

でも、それはもう一人の男の子も
そんなふうで
彼だけが特別なのではないようだった

なんか前に、
タイかなんかのバレーボールの映画
なかった?
そんなような、
別に外見の気合い入ってないけど
ちょっとそんな仕草で

だからって何の気負いもない感じが
新鮮だ

二人とも笑顔が爽やかで、
時折そんなふうで
そしてたぶん
ゲイではないような気がする

たぶん本来この感じなのでは

日本も、
「日本男子」「武士」とか言うから
変にクセつくというか、
型があるけど、あるべき形の

無ければこんなもんかも
時々フェミニンで、
肩の力が抜けてて
いい感じに性を行き来する

二人とも笑顔の素敵な
気取りのない
でも、なんかちょっと印象に残る

女友達といて、
馴染む男子だった

日本人だと、もう少し気合入ると思う
メイクとか

どういう自覚で生きてます、とか

でも彼らは、
別に何も意識していないだろう、たぶん
そして、社会的にも
別に批判されたりしないのでは
「男のくせに」とかいう概念が
そもそも無くて、
こだわりがないのでは

そう振る舞う
というのが可能だ

凄く自然で美しく、
また、
楽に生きられる

女の子とも、
まるで女友達の一人のようにそこにいて

とかいう‘ 思いかけない経験 ’や‘ 視点 ’
という宝を手にするのが、
Timee という
RPG上の1つのステージ



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