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箱は壊れて無くなっていく

これからは「個」が必要な時代

かつて日本の高度成長期では、自分を押し殺し組織のために馬車馬のように働くことが賞賛され、真面目に努力を続けて勤め上げることで、人生を謳歌したのかもしれない。
もちろんこの計り知れない努力によって、戦後の日本は復活したことは間違えではなかったし、感謝しなくてはいけない。

しかしながら、現在は組織の一員として働くだけでは生きていけないもう一歩進んだ世界に入ってきていると思います。
皆がこうしているから、皆がこういったから、みんなにこう言われたらどうしよう、普通こうだよね、常識がない。。。。。等々
この原点は人が上手く生きるための環境を維持する暗黙のルールにある

東洋思想で私が非常に対照的に感じていることがあります。
それは、「孔子と老子の考え方」
「孔子」は論語を説き、儒教となり、朱子学など様々な学問に
発展していった。
人が社会でうまく生きていく上での「秩序」という名の
「線引き=箱」を作る原点となった。

対して「老子」は実在したかも不明なほど「曖昧」で
どこか「不透明で怪しさ」を含んでいるが、
社会ではなく、もっと大きな自然という「箱」のない
世界のことを的確に述べている。

組織という「箱」が力を失い、「箱」の境界が薄まって
いくとその外に極端にいうと「自然」がまっている。
この「自然」で生きていくときは、守ってくれた「箱」
は存在しないので、生きていくためには「自分」で
考えていかないといけない。

ゆえに「個」が必要な時代になりつつある。

「箱」という中で「他人」と比較している暇はもうない。
「時間」がないのならば「時間」を確保するのは自分なのだ。
「年金」がもらえなければ「お金を工面」するのも自分なのだ。

「個」は他人より異質であることではなく、
真に「自分」と向き合うことから始まる。

そしてそれは成果が出るには時間がかかる。
だから焦ったり、諦めてはいけない。

「豊かさ」を感じるようになれるようにするのも「自分」なのだ。

ではまた。。。。。

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