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親が子に与える影響

親が子に与える影響はとても大きいです。心理学によると0歳児のときの親との接し方によって子の根本的な性格は決定し、6歳までの間に細かい性格まで形作られていくそうです。三つ子の魂百まで、というのは心理学的にも非常に正しいことわざです。

逆に6歳を過ぎてくれば、親の「親としての影響」は小さくなってきます。うちの子は何を言っても全然聞いてくれない、みたいなのは、既に6歳までにそういう接し方をしてきた結果だ、と言えます。つまり子育てとは6歳までの乳幼児期がほぼ全てであり、6歳以降はそれまでの子育ての結果の答え合わせをするだけ、と考えられます。

6歳以降だって子供にとって親の影響は大きいです。でもそれは「親」としてではなく、同居人として、生活環境を共にする者としての影響に代わっていきます。それは職場環境と同じでしょう。嫌な上司にいびられれば社員はちぢこまって鬱にもなりますし、良い上司に恵まれればめきめきと頭角を現して成果を挙げていくかもしれません。

職場と違って、子は容易に転職ができないので、なるべく子が働きやすい職場環境を整えてあげるのが良い親と言えるのではないかと思います。きめ細かく1から10まで指示を出して、言われたことだけをきちんとこなす部下が欲しいのか、自分で自ら考えて課題を見つけ出して成果を出してくれる部下が欲しいのか。どこまで部下に権限を委譲し、どれだけの報酬を与えるのか。親の役割というのは、まさに家庭という会社を経営する社長と考えるといいのではないでしょうか。

社長がまずやるべきことは、社員に、ビジョンを示すことです。あなたの会社では何を目指していて、部下には何を期待しているのか。まずはそれを示すことから始めましょう。

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