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DANRO卒業生インタビュー「内観も自己啓発も苦手だった私の大きな変化」
人と人とのつながりの中には、”目には見えない温かさ”がある。その温かさが増し、循環する時、きっと、世界は今よりもっと明るくなる。そんな創業者の想いから生まれた『深いつながりを紡ぐ、実践型対話スクールDANRO』の1期生が10月12日に最終講義を迎えました。卒業生へのインタビュー記事を、数回に渡り書いています。
最終回は、ドライヘッドスパやピーリングなど美容に関するお仕事をされているsakiさんにインタビューをしました。毎回、受講生のみなさんとのお話はインタビューというよりそれこそ対話をしているような、不思議なあたたかさを感じてついつい私自身のことまで話したくなってしまい、今回もsakiさんに色々話を聞いてもらってしまいました。
他のコミュニティとの違いはここだった!
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ーDANROが終了して1ヶ月、少し気持ちとしても落ち着いてくる時期なのかなと思うのですが今の気持ちはいかがでしょうか?
sakiさん:終わった瞬間のテンションは一旦落ち着いて、でもそれから感じる部分もありますね。その後も受講生との交流があるたびにポカポカさせてもらってるなと感じています。
ーじんわりとあたたかさが続いているんですね!毎回DANROのみなさんにお話を聞かせてもらうたびに2ヶ月での変化がすごいなと驚きます。
sakiさん:実は他のコミュニティに属していた期間もあって、同じようなテーマで話したりしたこともあるんですよね。でも、終わった後の気持ちや理解度は全く異なっていて。「同じような学びのはずなのに何が違うんだろう?」と考えた時に「これだ!」と思うものがありました!
どういう視点で話を聴くか、どう受け取るかという「受け取る側の準備ができているかどうか」だと思うんですよね。
ーなるほど!受け取る側の準備、とっても分かりやすいです。
sakiさん:以前もフリーランスの人が集まるコミュニティではあったんですが、なにかを「教えよう」「与えよう」としてくれていたなと思うんですよ。そう考えるとDANROってそういうものが一切なかった。「与える」という感覚がないんです。
ー確かに「与えるが大事」ということはよく聞きますね!DANROは違うスタンスなのですね。
sakiさん:お互いが対等で、一緒に受け止めてくれて一緒に感じてくれるというイメージでした。それがすごく心地よかったんですよ。DANROのみんなはどういうふうに受け取ると心地がいいかを分かっていて、それが「受け取る準備ができているかどうか」の違いだったのかなと感じています。
ー私もそこの違いがすごく気になっていたので、sakiさんが言葉にして表現してくださってなんだかすごく腑に落ちました!
sakiさん:そうそう!他のコミュニティだと受け取れないまま終わってしまう人もいて、私自身もだから理解が深まらないまま終わってしまったのかもしれません。
ー「受け取る側」の準備というのはおそらく受講したての頃からみなさんできていたものではなかったと思うのですが、講義を通じてできるようになるものなのでしょうか?
sakiさん:毎回の講義の中で、「話し手はこれについて話します、じゃあ聴き手はここに耳を向けてみましょう」という感じで聴くポイントを教えてもらえていました。初めの数回は難しく感じていたんですが、回数を重ねて過ごすことで日常とリンクさせていけて自分に入っていく感覚を味わいました!
ーやはり「実践」が大切なんですね!
sakiさん:今までどんなふうに人の話を聞いていたんだろう?と思うくらい大きな変化がありましたね。初めの頃は正直、「人の話を聴くって疲れる」と思ってしまったこともあったんですが……。DANROの創業者のわかさんや他のメンバーと話す中で、「なにかを教えたりアドバイスしたり、与えなきゃいけないと思ってしまうこともあるけれど、受け取ったものをシンプルに伝えてあげるだけでいいんだよ」と言っていただいたことがあって。
そうなんだ!と目から鱗でした。深いなぁと。今まで頭で考えすぎていてそれが苦しくて、疲れる原因になっていたんだと気づいたきっかけにもなりました。
ーなんとなく生きていると、実はシンプルに考えるのが難しいですよね。
sakiさん:そうなんです。DANROではすごくシンプルなことを教えてもらっている感覚。シンプルなんだけど、それができていなかったし奥深くて!シンプルだからこそ、その人それぞれの色で対話ができる。一つじゃないから面白いなと感じています。
ーひとりひとり違っていい、頭では理解できていても難しいことだと思うのですが、DANROのみなさんとお話させていただくとみなさんが心からそれを理解しているなと感じます。
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何に繋がるかよりも、とにかく「やってみたい!」
ー前後してしまったのですが、DANROの受講のきっかけは何でしたか?
sakiさん:創業者のわかさんとは元々の知り合いで、こういうのを考えているのは聞いていましたが、そのときは「そうなんだね〜」というくらいの気持ちでした(笑)でも、体験会に参加した時に、すごく心が動いてしまったんですよ。はじめてのDANROの空気感の体験でしたね。言葉ではうまくできないけど対話を深めるとこんな気持ちになるんだ、という驚きでした。
ー体験会で感じた気持ちがきっかけだったんですね。
sakiさん:とはいえ、心は動いたものの、果たしてそれをどう仕事に繋げていこうか?という気持ちはありました。でも、やりたいという気持ちに従った!だから申し込みを決めた時は仕事に繋げようという気持ちはそんなになかったんですよね。どう繋がるのかは分からないけど、「とにかくやりたい!」という気持ちでした。
ー講義終了後の今はどう感じていますか?
sakiさん:最後の講義の段階で実はある想いが芽生えて。対話って、こんなに大切なもので、話せる空間があることが本当に貴重だと心から思ったんです。30歳になった今出会えたのもよかったけど、心が不安定な社会に出る前から整えておけたらいいのになと思ったんです。まだ漠然としてますが、学生向けに対話の何かをしたいなと考えている状態です。
ーDANROを通じて新たなビジョンが生まれたんですね!
sakiさん:気軽に参加してもらえる何かが作れたらいいなというまだ構想段階ですが、ワクワクした気持ちですね。はじめはどうにか今の仕事(ドライヘッドスパ)に繋げなきゃという気持ちもあったんですが、対話はそこだけに生かせるものじゃないなと思えたのがきっかけですね。
何をしてそんなに変わったの?と聞かれるくらいの変化
ー受講後の変化はありますか?
sakiさん:メンターの方にも「すごく軽くなってる!」と言っていただきました。他の周囲の方にも「変わった!何かあったんですか?」と言われるくらい!毎日過ごす中でルーティンとしては変わっていないんですよ。でも、今までは日常生活の中の自分の感情の変化に素通りしてしまっていたんだなと気づきました。
ーまさに心の中の変化ですね。
sakiさん:自分の心をきちんと汲み取ってあげることができるようになりました。自分との対話の時間が増えたことで、毎日の充実感が増しましたね。小さなことでも幸せだなと感じるようになったんです。
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自己啓発本なんかでも「毎日幸せを感じましょう」というのはよく聞くことですがイマイチピンときていなかった。でもDANROを通じてそれがスムーズにできるようになったことに自分でも驚いています。感情に敏感になったことでフットワークも軽くなったんですよね。
ー自分の感情に敏感になることが、軽くなることに繋がるんですね!
sakiさん:不思議なんですが、そうだったんですよね!(笑)
ー自分の感情に気づいても、深掘りしようとするとうまくいかないという人も多いと思うんですが、DANROのみなさんは自分の心の奥まで辿り着けるのがすごいなと感じています。
sakiさん:私もはじめは内観がすごく苦手だったんですよ!講義の1〜3回目が「自分との対話」というテーマで、それが大きかったですね。自分の行動についての理解が深まりました。「自分の心に向き合うのが苦手」という理由も自分の心の中にあるんですよね。
ー全ての答えは自分の中にあるんですね。
sakiさん:私は自分が我慢してこの場が丸く収まるならそれでいいと思うタイプだったので、自分の中に見てみぬふりをしていた感情がたくさんあったんです。それを後からでも迎えにいって感じてあげることができました。
ー「感情を迎えにいってあげる」という表現もとても優しくて素敵です。
sakiさん:みなさんそれぞれがあたたかい表現で伝えてくれるんですよ。相手を思うからこそ、自然とそんな言葉が出てくるんだなと思いました。
ーDANROのみなさんはおそらく頭で考えて言っているのではないのだろうなと感じます。講義期間中だけではなくて1ヶ月経った今もあたたかさが続いているんですね。
sakiさん:本当に不思議なんですが……体感してほしいとしか言えないですね!無形のものって伝わりにくいというか。それを「感じられる」ようになる。誰と話しても温められる経験は貴重だなと感じています。
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生きていく上で必要なのに、誰からも教わったことがないもの
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ー対話は、sakiさんはどういうものだと感じていますか?
sakiさん:対話は、生きていく上で必要なもの。対自分であっても、対他人であっても。しない人はいないのに、学べる場ってないんです。学校でも教えてくれない。対話は、いつでも使えるし自分を温めてくれるものになる!一回、ここに触れてみてほしいです。
ー確かに、知らないことなのに、なぜか当たり前にみんなができるものという認識になっていますよね。だからこそ改めて学びが必要かもしれませんね。
sakiさん:空間を楽しくさせることはできるけど、心をあたためることはできていないなと受講中に気づけたんですよね。楽しいは一時的なものなんですが、心があたためられることで前向きになれたり行動を始められたりするんですよ。別のアクションを生み出してくれる。
だからこそ、人を楽しませることよりも、あたためられる自分になっていきたいですね。
ー「楽しい」と「あたたかい」の持続力は違うのに納得です!あたたかさの連鎖が起きたら、もっと多くの人が幸せを感じて生きられそうですね。sakiさん、ありがとうございました!
DANRO1期生インタビュー連載を終えてー
インタビュー後は心がホクホクと温かくて、これがDANROの空気感なのかな?と疑似体験させていただいているような気持ちで終わってしまうのが名残惜しいです。体験会ではDANROの空気感に触れることができるチャンスですので、気になる方はぜひぜひ体験してみてください!
sakiさんについて
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セラピスト
「今、そして10年後も“私が好きな私で”」をコンセプトにドライヘッドスパやピーリングなど美容に関する活動をしている。今後は若者に向けた対話のサービスも展開予定。
DANROについて
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深いつながりを紡ぐ、実践型対話スクール。「温まると、輝き出す。人も、サービスも」をコンセプトに、個と個がダイレクトにつながることで、「人生最高だな」と感じられる光り輝く人で溢れる世界をビジョンに掲げる。
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インタビュアー・記事/山中麻衣
フリーライター・西洋占星術師として活動中。企業様から個人事業主様まで「言葉と文章の魔法」を必要としている人のお手伝いをしています。背中を押されたり、ほっとしたり。そんな気持ちを感じていただけたらと思い日々文章を綴っています。公式Instagramは<こちら>
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