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DANRO-設立から2周年を迎えた今の想い

2022年4月27日。人と人とのつながりの中には、”目には見えない温かさ”がある。その温かさが増し、循環する時、きっと、世界は今よりもっと明るくなる。そんな想いから、DANROは生まれました。

設立から2年が経つ2024年4月。この1年の歩みを振り返ると、創業当初からスタートした実践型対話スクールDANRO SCHOOLDANRO+に加え

ダイアログコミュニティDANRO HOMEDANRO CHILDREN(以下ダンチル)、DANRO BEYONDDANRO JOURNEYTRAVEL、For Biz向けのDANRO COLLABORATIONなど、5つの事業がローンチ。構想していた事業が一気に芽吹いたような印象を受けます。

目まぐるしく変化し続けるDANRO。創業者であるHiroさん、小原和花さんは2年目の節目に何を想うのか。その胸の内を伺いました。

左)小原和花さん、右)Hiroさん
DANROの1年の歩みはこちらから

◎2023年度のDANRO主な動き
4月
ダイアログコミュニティDANRO HOMEローンチ
・DANRO初となるリトリート開催@関西
6月
・実践型対話スクールDANRO Summerスタート
・DANRO CHILDREN全国PJ キックオフ
・共同代表Hiroがカナダへ
7月
「わたしを旅するDANRO Radio」がうまれました
8月
・DANRO CHILDREN初となるキッズキャンプ・親子リトリート開催
・DANROリトリート@嬉野 開催
9月
「ひろわかダイアログ@YouTube」がスタート
・DANRO CHILDRENがテレビで取り上げられました
・Summerメンバーによる「DANRO祭」が開催
10月
・実践型対話スクールDANRO Autumnスタート
・ダンチル全国メンバーを募集!総勢100名近いメンバーが参画してくれました
11月
DANROホームページの完成。新コーポレートビジュアル公開。
・プロフェッショナル向けプログラム「DANRO BEYOND」ローンチ
・トランジションを共に歩むプログラム「DANRO JOURNEY」ローンチ
「DANRO TRAVEL」ローンチ
12月
・DANROメンバーによる大忘年会を開催
DANRO Music「心音」がうまれました
・初となるFor Bizコラボレーション、株式会社絆家を共創パートナーとして「わたしを旅する対話留学」をローンチ
1月
・DANRO CHILDREN初となるクラウドファンディングに挑戦
「全国のこどもたちに自分のままでいられる居場所を届けたい」
3月
・実践型対話スクールDANRO Springスタート


「分からない」を越えて


━━この1年を振り返ると、どんな変化がありましたか?

Hiro:新しい取り組みが増えて、新しい関係性が増えた1年でもあったなと思いますね。そのなかでも、安心して役割を託せる人が増えたなと感じていて。

今までは僕か和花さんがどの対話の場にもいたけれど、いろんなものが増えていくなかで”必ずしもいなくても良い場面”も増えてきたんですね。僕らふたりでなくても、その人とDANROという場や世界観がマッチしてコトが進むようになった。それはつまり、ソースになる人が増えてきたというか。

一方で、いろんなことが増えすぎて「DANROって何やってるか分からない」と言われることも増えてきていて。

和花:「分からない」とか「DANROのことを伝えたいのに伝わらなくて悔しい」とかね。

Hiro:そうそう。でも僕はそれで良いとも思っていて。もちろん、周りからの見え方も大事だけれど「DANROって○○」という限定的になることが最優先ではなく、あくまでも僕たちが一番大切にしている想いや世界観を軸にやれていることが重要で。

それに、ある意味「分からない」って言われるのは仕方のないことなんですよね。

いろんなことをすればするほど、時間が重なるほどいろんなDANROの情報が聞こえてくるし、且つ、聞いたその人のフィルターを通すことで変わっていくこともあるから。ただそれは断片的なものでしかないから、そんな時こそ対話が大事だなって、その場面に直面する度に感じていました。

DANRO新コーポレートビジュアル
「DANROには、何層にも重なったいろんな世界がある」(作者kayoさんインタビューから)

Hiro:DANROの事業は、今はまだ僕と和花さんがソースになっていることが多いけれど、DANROに触れた人から「一緒にやりたい」とやりたいことが生まれて、みんなでそれを実現していけると良いなって思うんです。そのソースになれる人を増やしていきたい。

とはいってもまだ2年目だし、これは5年、10年掛けて築けるものだとも思うから、今はそれにチャレンジしている感じですね。


━━ふたりから生まれたDANROがどんどんみんなのモノになっているような。モノ…というよりも場?繋がりかな?当てはまる言葉が見つからないけれど、そんな感覚がします。

和花:嬉しいよね、本当に。DANROをすごく大事にしてくれている人がこんなにもいて「分からない」って言われるその嘆きみたいなものでさえも、DANROを想ってのことだから。

みんながそうやって考えてくれていることが力でしかないなって思うし、繋がりって希望でしかないなって。逆に質問したいもん。何がみんなをそうさせてるの?って。

DANRO忘年会の様子


身近にはいつも「対話」があった


━━和花さんはこの一年を振り返っていかがでしたか?

和花:エッジを越えた1年だったなって思うかな。磨きがかかった1年でもあり、今思えば良い方向にしか変わっていないんだけど、環境が変わった苦しさ?もどかしさも感じた時間でもあって。

Hiro:僕が6月からカナダへ行ったことで、必然的にオフラインは全部和花さんへ集中してしまったんですよね。今年は特にダンチルやJOU RNEY、TRAVEL、他にも構想していた事業が一気に始まって。

オフラインって、やっぱりすごいパワーがあるんですよ。物理的に僕が現地に行けない分、どうしても和花さんにその全部を受けてもらったり、逆にパワーを使う大変さがあったと思っていて。そこに感謝と申し訳なさとがあって。

DANRO初となるDANRO TRAVEL@道東


和花:
そこは本当に謝らなくてよくて。でも確かに、ちゃんと心は使ってた(苦笑)ちょうどHiroさんがカナダへ行ってすぐの時は、「住む場所が変わっても、環境は変わらない、大丈夫だ」と思っていたんです。

ただ、翌月の7月だったかな。ある著名人が自死したニュースが流れた時、あれは私の中でものすごくショッキングなニュースでした。

日本の、特に若者の自死率が増加している現状を対話の力で防ぎたい、誰もが自分を大切にできる、自分のままでいられることに安心感やエネルギーが湧いてくる空間を日常につくりたい。そんな想いでスタートしたDANRO。

ダンチルでは「対話の力で孤独を防ぐ」というスローガンを掲げて動き出していた矢先。どうにかできることじゃなかったかもしれないけれど「間に合わなかった」って。

和花:でも同時に、今DANROを通して自分がやっていることは『心底どうにかしたい』って強く思っていることなんだなって根が伸びた感覚がして。

自分の奥底にあるエネルギーと繋がり直した気がしました。それでギアがかかった。あれもこれも、やれるならなんでも!って。だから余計に悔しさを感じる場面も沢山あって。

Hiro:この1年は結構泣いてましたよね、和花さん。

和花:泣いてたね。ちゃんとしんどかった。どんどん想いが強まっていくのと同時に焦ることでもないと分かってはいるものの焦りもでてきて。

安心して涙を流せる場所が、身近にあった。仲間に支えられた1年。

和花:心と身体のバランスを崩してしまった2023年後半。『こんなに間違いないと思えることをしているのに、信頼できる仲間もいるのに、なんで私はこの状態になってしまうんだろう』って、自分のやるせなさに悔しくて。

ただ、その都度救われてもいて。一番しんどかった12月、かつてDANROで学んでいた仲間たちが対話しに来てくれて。

和花:立ち止まれるよう話を聴いてくれた人、身体と対話する時間をとってくれた仲間。私の身近にはいつも対話があって「なんでそれでもやりたいと思うのか」ひとつひとつ丁寧に向き合わせてくれたことに救われた。本当にピンチの時にヘルプを出せる環境が自分の日常にあるということが嬉しかったんだよね。


━━DANROが創りたい「日常に対話を、対話を文化に」それがあることの力強さに、おふたり自身が支えられていたんですね。

和花:ちゃんとしんどかったけれど、成長させてもらえたと思っています。即効性はないかもしれない、目に見える結果には今は現れてないかもしれないけど、目に見える確かなつながりはしっかり感じられています。挑戦し続けてきた1年、より地に足がついてきた感覚がありますね。

ダンチルメンバーは総勢100名近くに。新たなつながりや広がりを感じられた1年。
DANRO CHILDREN地域イベントの様子
250名以上のこどもたちに体験を届けることができています


難しい環境、挑戦の先に


━━この1年、より真剣に、本気になるほど「続ける」ことを大切にされてきた印象でもあります。そんなDANROが2年をかけて社会に根付いていっているような感覚も。

Hiro:今年1年を、DANROと僕たちとを分けて見た時、和花さんは『太い根』としてDANROと繋がってる一方で、僕は『細い根』として繋がっていた感覚もあって。ただ、細い根ではあるけれど、それも土台がより強くなる要因のひとつになっていると思っていて。

僕はこの1年、それまであった日本でのオフラインの場や、情報を今までにないくらいシャットアウトしたり、日本のリアルを手放したんですよ。その結果、圧倒的に対話する人数は減ったけれど、一回一回のオンラインでの対話のエネルギーはすごかったと思うし、濃さが増したなって感じていて。

この環境って、DANROでいうと難しい選択だったとも思うんです。実際、和花さんや日本にいる人にオフラインの場を託したり、時差があるなかでどう進んでいくのかとか。

だけど「DANROという枠に捕らわれない」という実験でもありチャレンジだったこの時間は、僕にとってもDANROにとっても、全てが良いモノになると自信があったからできたことでした。

コリビング(Co-Liiving)の仲間たちと。
世界中の仲間と繋がり、今後DANROが作っていく空間のイメージが広がった時間。
フォルケホイスコーレでの学びと体験
(Learning and Experiencing in højskole「Cooking for health and happiness」)

Hiro:もしかすると数年後は僕が日本で、和花さんが海外かもしれない。だけど、どこにいても何をしていてもどうにかなると思えたのは、この一年の経験が間違いなくすごいパワーになっているからだと思う。

時差で世界の反対にいるとか、オンラインとオフラインに限定されてしまう心配がないのも、その難しさを体験したからこそ思えることだから。

和花:新しい風が吹く感覚があって。例えば私が日本で、いろんな思考が巡って沼に入る感覚の時に、Hiroさんがどこからともなくすっと風を吹かせてくれて。新しいアイデアが生まれるというか。


━━ふたりがそれぞれの「個」を生きることに制限を持たない、そこへの挑戦を惜しまないからこそ、必然的にDANROの可能性もより柔軟に広がっていっているような気がします。

Hiro:やってみたからこそ気付くこととか、見えることしかないからね。僕自身、海外での体験や対話を通して「日本の可能性」を強く感じていて。日本を良くしたいだとか、日本に根付いて何かしていきたいという気持ちが増しているのも、この経験があったからだと思う。

和花:私とHiroさんの関係性とかも、良い意味で渦中。でも、いろんなACTIONをし続けているのは事業に対しても、人生に対しても冒険し続けているからだなって。良い局面にあると思います。


本気。故に、持続的に進む3年目


━━今話せる範囲で構いません。3年目のDANROの展望をお聞きしたいです!

和花:なんだろう…まず今年の春からスタートしているダンチルの全国を巡る「写真×対話」に、この夏はキッズキャンプと親子リトリート、中高生のキャンプに来年はダンチルフェスを開催予定。

TRAVELでは、次は五島列島とバリを企画していて、秋にはJOURNEY、BEYONDも開催。DANRO SCHOOLも引き続き行うのと…。

Hiro:今までのDANROとは少し色の違う対話「哲学対話」とか、あとは僕が10月に帰国してから、香川でDANRO Village構想をしたりですね。

━━DANRO Village!! ついに、動き出すんですね。(詳しくは一周年の記事参照)

和花:そうそう。オンラインの場だけでなく、オフラインの場づくりに力を入れていきたいと思っていて。もし今、ネットが使えない環境になったら?みんなのことは知っているけど、どこの住所に住んでいるかまでは知らない。この2年で広がってきた繋がりも、途絶えてしまうかもしれないと思うとすごく悲しい。だからこそ、万が一のことを考えた根差し方を深めていきたい。

和花:あとは、学校教育に対話を取り入れていきたいと考えていて、3年目は「日常に対話を、対話を文化に」というスローガンに真摯に向き合いたくて。

ダンチルを通して教育関係の方とか行政との繋がりも増えてきている嬉しい変化がありつつ、やっぱりイベント(=非日常)に捉えられてしまうこともある。

そうじゃなくて”ただそこに対話があった”状態にするために、社会的にも追い風が吹いている今だからこそ、カリキュラム作りに力を入れることでそれを実現していけそうだなとか考えたり。

Hiro:実際、コーチングとかカウンセリングとか分かりやすいものはすでに教育業界にあるけれど、対話というアプローチは聞いたことがなくて。そういうのに興味を持ってくれる人も多いからこそ挑戦してみたいと思っているんですよね。

その先には(文化の違いとかの難しさもあるけれど)海外へのフランチャイズ展開もあるかもしれないなとか。言語や国籍関係なく、人間は全てが同じであるという考えの思想のもとで、そんなこともやっていきたいなって。

DANRO CHILDREN、日本を飛び越えカナダで開催した時の様子

Hiro:あと、僕が今学んでいる共感コミュニティ通貨eumo(ユーモ)を取り入れていきたい。

お金って一生対話し続けるものだし、資本主義社会のなかでは絶対にお金が関わってくる。その”なくならないもの”をお金ではない共感やギフトで経済圏が回ったら良いよねって実験として取り組んでいきたいと思ってますね。


━━おふたりの話を聞きながら「DANROとそこが掛け合わさるんだ!?どうなるんだろう!?」とワクワクしました。それが次々と湧いてくるのも、この2年で根付かせてきた土台があるからなんだろうな、とも。

Hiro:やりたいことは沢山書いてあるんですよ(笑)でも、ありすぎるから何から優先順位をつけてやるのか考えて、一つひとつ丁寧に取り組んでいきたいなと思ってます。

和花:今の話をしながら、この全てに共通して原動力になっているのは「人」だなと思っていて。私、DANROのことが本当に大好きなんだよね。それは対話の可能性とか、みんなと積み重ねてきたもの、関係人口が増えたのも然り、HIROさんやみんなの信頼感が増してて。

そんな場所が増えたら必ず世界が明るくなるって思っていたものが、その変化が少しずつ見えているから。5年、10年、30年先にしか目に見える形として現れてこないのかもしれないけど、そういう意味で我慢はあるけれど(つい焦っちゃうからね)ちょっとずつ、一歩ずつって思います。


鎹(かすがい)に対話を


━━2年目の歩みを想像した時、Hiroさんが去年話していた「スローが一番早く、力強い」という言葉を思い出しました。その一歩の力強さがあるから、広がることで想いや質が薄まるのではなく、むしろ濃くより良くなっていくんだろうなと思います。

和花:今年1年、関係性においても事業においても苦しい局面は沢山あったけど、鎹(かすがい)には全て対話があったんだよね。その力強さを感じているし、だから切れない感じなんだろうなって思う。

Hiro:そうそう。だから、これからまだまだ変化していくDANROや僕たちから、今関わってくれている、もしくはこれから関わっていく素晴らしい人達にお願いしたいことは「対話をしに来てほしい」ということ。

これから先、ますます関係人口も事業も広がっていく時に全てが良い気持ちで進むことなんて100%ないと思っていて。冒頭に話したように「これ分かんない」「大丈夫?」って思うことはどんどん言って欲しいんですよね。

和花:不穏な空気が自分のなかに起きることは、私は良いエラーだと思うのよね。良い組織だから起こるというか。

人数が多くなる分、環境づくりだったりACTIONを取りやすいよう、ソースである我々ができることももちろんあるけれど、それは時間を共にする仲間たちがお互いに「対話を諦めない」という意識が大事だと思っていて。

Hiro:そうですね。その時には、離れるという現象が起こることも良いと思うしね。今はタイミングではないとか、創りたい世界が違うとか価値観の違いだとか。でもそれはちゃんとお互いが話した上でそうなることが望ましいと思うんですよ。

もしかしたら「対話を大事にしてるって言ってるのに大事にしてないじゃないか」って思われてる状況も出てくるかもしれない。僕たちは対話のプロフェッショナルだと思っているけれど、完成形かと聞かれたらもちろんそこには終わりはなくて、自分のフェーズとかタイミング、状態によって相手を捉えきれていなかったり、対話が出来てないと見られることもあるかもしれない。

そう思った時にこそ、言いにくいかもしれないけど違和感を感じたら話して欲しいと思う。なかったことにしてほしくないし、無視しないでもらいたい。そこが一つの発見になって、DANROにとって、お互いにとっても大事なものが見えてくるはずだから。


━━今のおふたりの「願い」から、DANROがよりオープンになっていく、そんな感覚がしました。

和花:想うほどに感じることがあって、その後にはエッジを超える体験が生まれると思っていて。だから「対話を諦めない」を体感して欲しいなと思う。

でもそれは、私たちが何か与えられるのかというと違うし、誰かが自分の人生を変えてくれるということもない。何においても選択できるのは「自分自身」でしかないから、自分がどうしたいか、知りたいと思ったら対話しに来て欲しい。

みんなの声を聴かせてほしいと願う2人

和花:「対話を諦めない」ってすごく難しいことだと思うし、そのプロセスには「温かい・心地良い・幸せ」だけではないのかもしれないけれど、そのプロセスを知っている人達と、それを越えた先の体感や面白さをもっと伝えていきたいから。それがDANROの場で起こることは、私たちはウェルカム!


━━「知りたい」ただそれだけで良いのかもしれませんね。それが対個人なのか、会社なのか社会なのか。はたまたもっと身近にいる人だったり。そこからいろんなものがより深い関係性として繋がっていくんだろうなと。

Hiro:DANROとしても、僕個人としても、いろんな人とお互いがワクワクして、結果周りの人にとって、社会にとって良いものであればいいなって思います。旅ですよ、旅。

和花:2周年当日に、ある人から「おめでとう!DANROは必ず日本のインフラになるよ」ってメッセージを頂いたんだよね。それがものすごく嬉しくって。

私もそうなると思ってるし、そうしていきたい。改めてこの1年は変容の中にいたし、今もいるけれど大事にしていることは創業当初から何も変わってないから。そこに向かう力強さは増し続けている!

Hiro:そのためには、まずは運動ですね。身体を動かす!

和花:睡眠、食事をしっかり摂る。健康第一でね(笑)健康的な成長、健康的な広がりを大事に。ちゃんともがいてますよ、コツコツ淡々と。でも、それで折れそうかって言ったらそうではなく、結び目が太くなっていってる気がしてるし、2年目の足跡を俯瞰して見た時、その一歩一歩が大きな濃いものになっているから大丈夫って思ってます。



あとがき/インタビューを終えて


話す度に、つくづくDANROって面白いなぁと思うんです。創業者のおふたりには、良い意味で自分達が前に立つというこだわりがないようにも感じる。それよりも、出逢った目の前の人が持つ本来の輝きをどう放つか、そこに向ける眼差しへのこだわりがすごい。

事業ひとつとっても、それを一言で言い現わすには難しいものが多く、例えばDANRO SCHOOLの場合、ファシリテーターの方によって、またその参加者によって色も温度も体感も良い意味で異なる。でも、それがある意味正解なのかもしれない、とも思う。

参加者の声が多種多様なように、受け手によって、同じ人であったとしてもタイミングによっても感じ方は変わるから。

そんな人間が本来持つバイオリズムを、グラデーションを、DANROはどの状態の「私」であったとしても受容してくれる場所であるように感じます。対話が日常にある生活は、今の最新の自分を知り、自分と、他者と、世界との繋がりに気付ける安心感がある。と、筆者は感じます。

3年目のDANROが、世の中にある新しいモノ、古いモノ、新旧関係なくワクワクするものと掛け合わさっていくとどうなるんだろう。その世界が純粋に楽しみでなりません。(インタビュアー/執筆:廣田 彩乃 )


◎DANRO1年の軌跡、関連記事

DANRO inc.
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◎最新の私たちの想い(2024/8/8インスタライブにて)


棚橋 浩之|Hiroyuki Tanahashi
DANRO株式会社代表
対話者。Instagram

小原和花|Waka Ohara
DANRO inc.代表 / 表現者
「日常に対話を。対話を文化に。」にしていくために、実践型対話スクール、自己を探究するダイアログコミュニティの運営などを行う。
個人では「見えないものを、魅せる。」を信念に、ブランディングデザインや世界観をことばで紡ぐなど、表現者として活躍している。(Instagram

廣田彩乃 Ayano Hirota|インタビューライター
「今ここにいるひとりひとりの 今ここにある想いをつなぐ」人生の節目にこれまで歩んできた軌跡を振り返り、大切にしてきたものに気付くことで、今を愛おしむことができる。今しかない感情を言葉に遺し、未来の自分へ、届けたい人へと繋いでいます。( 公式note はこちら)

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