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ともに、暮らす、それ以上の体験をー/絆家×DANRO「わたしを旅する対話留学」

人と人とのつながりの中には、”目には見えない温かさ”がある。その温かさが増し、循環する時、きっと世界は今よりもっと明るくなる。

そんな想いから創業したDANROは、2024年春より、東京、千葉、神奈川、大阪17拠点で体験型コミュニティシェアハウスを運営する株式会社絆家を共創パートナーとして「わたしを旅する対話留学」をスタートします。

「ただ一緒に暮らすだけじゃない。シェアハウスは、生き方選びの場なんです」と話す、絆家代表の”まーしーさん”こと平岡雅史さん。

「ともに、暮らす、それ以上。」の体験を届けていく対話留学。そこに至るまでの背景について、DANRO株式会社代表 小原和花さんを交えてお話をお聞きしました。

左:DANRO inc.代表 小原和花さん/kizunaya inc.代表 平岡雅史さん(絆家kotonohaにて)




「ただ一緒に暮らすだけじゃない。生き方選びの場」


━━初めに、絆家について教えてください。

平岡さん:絆家は体験型のコンセプトシェアハウスを手掛けていて、現在は4都市に17棟、約450人の方が暮らしています。僕自身のシェアハウス歴は17年目。25歳から友達6人でシェアハウスに住み始めてから、震災の年に起業を決意し、事業としては13年目になります。


━━そもそも、なぜシェアハウス事業を始めようと思ったんですか?

平岡さん:「第二の家族を作りたい」と思ったことが始まりでしたね。

もともとは、僕が新卒1、2年目の頃、出会う人が限られてきて「もっといろんな人や価値観と出会いたいな」と思ったことがきっかけで、友達3人と東京の高円寺でイベントカフェを始めたんです。その活動の規模が本格的になってきた頃、友達といる時間も必然的に長くなり、それなら一緒に住んだ方が良いよねと友達数名と家をシェアし、一緒に住み始めたことが今の事業につながっています。

イベントの参加者が4人から30人、200人と大規模になっていくにつれて、何がしたいのか立ち返って考える瞬間があって。その時僕は、大学の部室みたいな「いつもの場所で、いつもの仲間がいる」そんな帰れる場所を作りたかった。イベント作りではなくて、深いコミュニティ作りに興味があることに気付いたんです。

絆家代表/平岡雅史さん(愛称:まーしーさん)

平岡さん:小さな、でも自分にとっては大切な悩みを、家に帰ってきて聴いてくれる人がいる。僕は、そんなほっとできる第二の家族みたいなものをシェアハウスでの暮らしで感じていたので、これをもっと広げていきたいと思ったんですよね。

━━その場限りのつながりではなく、長期的な深いつながりを築ける場を作りたいという想いが、シェアハウス事業に舵を切るきっかけだったんですね。


ともに、暮らす、それ以上。人と人がつながれる場所。


━━今回の対話留学は、どういった背景で生まれたんですか?

和花さん:DANROスクールをはじめ、それ以外の空間で交わった方たちに、「ここでは自分を表現できるようになったけど、まだ非日常である」という声を頂いたことがあって。

「日常に対話を、対話を文化に。」というスローガンを掲げ、色んなアプローチで、自分の感情をそのままに味わう体験だったり、関係性の中で影響し合い自分をより深く知る、新しい自分に出逢う、そんな空間を創造してきました。

少しずつ、DANROが大切にしている世界の創り手が増えてきているなと力強さを感じている一方で、まだまだ日常と呼べるほど身近な場所にまでは行き届いていないなと、その声からも感じていて。

和花さん:より日常にアプローチをしていける場づくりをしていきたいと考えていた時、まーしーさんから「リアルな場はあるけれど、もう一歩深く向き合うためにはどうしたらいいか」とご相談頂いたことが始まりでした。


━━平岡さんは、なぜDANROに声を掛けられたのでしょうか?

平岡さん:絆家の大切な文化の一面として「対話」を浸透させたいと思っていた頃、DANROさんを知って。参加者の皆さんの声はもちろん、そこに映る皆さんの表情に嘘がないなと感じて惹かれたことが、大きな決め手の一つでした。

平岡さん:これまでの絆家って、入口のイメージの「元気で楽しそう!」な印象だったと思うんです。「まずは人と人とが出会うきっかけを作りたい」という想いから家ごとにサブコンセプトを作ったり、コミュニケーションが取りやすいイベントを企画したり……。

でも、絆家の届けたい価値を考えた時、楽しい部分だけじゃない、陰の部分の向き合い方を知ったり、そこをフォローアップできる文化を根付かせたかったんです。


━━それは何故でしょう?

平岡さん:僕は、多様な生き方に出会うということは、選択肢が広がり自由になるきっかけだったり自分をより深く知り、自分の可能性を広げることにつながっていくと思っているんです。

ただその過程には、それまで自分が正しいと信じてきたものと真逆の文化や価値観と出会った時、その自分の価値観が崩されたり。まだ許せてない自分自身との出会いだったり、モヤモヤした感情との出会いがあるんですよね。

例えば「ちょっとした汚れが気になる」とか、「あの人は気にしていないのに、なんで自分はここが気になるんだろう」ってモヤモヤしたり、自分がそういうものだと思っていたことが否定されたように感じたり。それが一つ屋根の下で一緒に暮らしていると、どうしても見て見ぬふりができない場面が増えてくる。

和花さん:暮らしをともにするということは、まやかしが効かないことでもありますよね。良いところだけを切り取った関係性なら気にせず蓋をしたり見逃すことができてしまうけれど、そうではないからこそ、自分と深く向き合うチャンスにもなる。

平岡さん:そうなんです。そんな自分の素を出さざるをえない、自分の琴線に触れる瞬間に現れる感情を逃さないで欲しいなと思うんですよね。

和花さん:これって、暮らしをともにするから起こることに限った話ではなく、この社会を生きていく中で、当たり前にみんな違う個だからこそ、自分の美意識とは異なる何かに遭遇した時に困惑したり、心地悪さを感じたり、違和感を感じることは起こると思うんです。

その”分かり合えない”を越えるためには、無理に価値観を擦り合わせようとするのではなく、今その人が何を想っているのか、選択に至るまでの奥にあるエッセンスを知り合うことが大切だと感じているんですよね。

平岡さん:まさに。その扱い方を学ぶことができたら、もっとみんなが安心して自分を見せ合えたり、見せても良いんだって思えるはず。その先にはじめて、人と深くつながることができるんじゃないかと思っています。

━━一見ネガティブに捉えられる出来事も、実はもっと自由になるヒントだったり、自分の可能性を広げるきっかけになる。まさに「ともに、暮らす、それ以上。」の時間になりますね。


安心感がエネルギーになる


━━きっと、どんな人が参加しても感情が動く、味わい深い時間になると感じますが、敢えて言うのならどんな人に来て欲しいと思いますか?

平岡さん:すごく頑張っている人、自分よりも誰かのためにって頑張っちゃう人ですかね。そういう人って、自分の弱音を吐いちゃいけないだとか、頑張り過ぎて疲れちゃうと思うんです。

そんな時に寄り添える人がいることとか、自分が帰ってきたいなと思える場所が1人ひとつじゃなくていくつもあっていいんだって感じてもらえたら嬉しいです。

和花さん:私は、もっと自分の人生をより濃く感じたいと思っている人ですかね。人生って、良い時もそうじゃない時もグラデーションがあると思っていて。

今回のコンセプトのように、「わたしを旅する」そのプロセスを、一人ではなく、お互いに共有し合える関係や環境の中で過ごしていくことは、今をより濃く感じ、豊かな人生につながっていくと感じています。

絆家シェアハウスとDANROを掛け合わせることで、より安心して自分を味わえる環境になっているのではないかと思います。

平岡さん:自分次第で、安心できる人との関係性や場所はどこにでもつくっていけるんだとこの対話留学の体験を通して、体感して欲しい。そしてその体験こそが価値となり、これからも続く人生を、よりパワフルに生きられるはずだから。

左:小原和花さん/中央:平岡雅史さん/右:インタビュアー廣田




▼「わたしを旅する対話留学」について

【対話留学期間について】
①PlanA(期間12ヶ月)
②PlanB(期間6ヶ月)
※DANROスクール開催期間:両プランともに、2024/9月28日〜11月24日

個別説明会のお申込みはこちらから


株式会社絆家

「ともに、暮らす、それ以上。」をコンセプトに掲げ、東京、千葉、神奈川、大阪の4都市17拠点で体験型コミュニティシェアハウスを運営する。
絆家HP / Instagram


DANRO株式会社

「日常に対話を。対話を文化に。」をスローガンに掲げるダイアログカンパニー。 私たちがともにこの世界に生きていくために、人、自然、社会など全体性を探求しながら、循環し合える空間を創造しています。実践型対話スクール、自己を探究するダイアログコミュニティの運営、その他、子ども向け事業やBtoB事業等を行う。
DANRO HPInstagram


廣田彩乃/インタビューライター
「今ここにいるひとりひとりの 今ここにある想いをつなぐ」人生の節目にこれまで歩んできた軌跡を振り返り、大切にしてきたものに気付くことで、今を愛おしむことができる。今しかない感情を言葉に遺し、未来の自分へ、届けたい人へと繋いでいます。( Instagram / note

ayako yasui|写真家
「家族の在り方」「その人の今を写す」ことで、言葉では伝えきれないけれど”確かにそこに在る”ものを写し、遺している。(Instagram

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