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「100万ドルの五稜星」感想メモ

毎年恒例、名探偵コナン「100万ドルの五稜星」を観てきたので、忘れないうちにメモを。

以降、ネタバレ配慮しません。

対象顧客

コナンを長らく追いかけ続けている人に照準を定めた印象。
今作からの新規参入や再加入などここまでの話を認識しきれていない人にはあまり考慮していない印象だったけど、この思い切った振り切り方は好印象。
ただ、コナン96巻やヤイバ、まじ快の知識だけでなくコナンのだいぶ前だしキッド(2代目)がちらっとしか登場しない55巻の理解を要求するあたりすごい振り切ったな!?と驚き。

キッドと中森警部、快斗と中森警部

コナン(新一)と快斗(キッド)の境目が曖昧になるというか、隠していたはずの素が出てしまうシーンが全般とても好きなので、今回は中森警部襲撃シーンのキッドの反応がめちゃくちゃグッときた。

快斗(キッド)と中森警部の関係性って結構複雑で、青子よりもキッドと直接対峙する時間が長い分、キッドにとっての中森警部はかなり(下手したらキッドにとっての青子よりも)大きな存在なのではないかと。ルパン3世と銭形警部の関係に似ているのかな……(ルパン3世はカリオストロとルパンvsコナンくらいしか観ていないので語れるほど分かっていないですが……)
さらに、新一と小五郎よりも、快斗と中森警部のほうが関係性が太い気がする。コナンになる以前の新一と小五郎はそこまで親密でない(娘を奪う男と娘の父と言った距離感)けど、快斗と中森警部はそれに比べるとかなり親密。中森警部は快斗をあまり邪険にしない(むしろかなり友好的)なので、青子を介さなくてもある程度成り立つ関係性なのかと。

そんな中森警部の負傷を目の前にしたときのキッドの行動や表情、発言はキッドの状態をかなぐり捨ててほとんど素が出ていた(快斗になっていた)印象。
300m相当(函館山くらい)の上空から落下した平次を助けるときは帽子を拾うくらいの余裕があるのに比べると、快斗の状態のときの関係性の有無が彼にとってかなり大きな影響を与えているんだろうなぁと。
キッドと快斗の境界線をぶち壊せるほど中森警部の存在が彼の中で大きいことが見え隠れして、うるうるしながら見守っていました。

ここ数年、名作揃いで今作もまたとても楽しめたので、また観に行きたい。
(GWなのにボクの休みはどこ行ったんだー!)

※ヘッダイラスト:Loose Drawing
https://loosedrawing.com/

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