高校物理について。

 何かを書きたくなってしまったので、久しぶりに書いてみようと思う。


 今はちょうど深夜26時になろうとしている時間帯だ。静けさと暗闇が世界を牛耳っている。僕はこの時間が好きだ。というか好きになってしまった。


 しかし生活のルーティーン上、毎日起きているわけにもいかない。では何故起きているのか。それはチャンピオンズリーグの決勝戦があるからである。更に言えば、僕の応援しているリバプールがその決勝戦で戦うのだ。寝過ごす訳にもいかないから起きているわけである。


 浪人生として二ヶ月ほどやってきたがいろいろ見えてきたので、その中から物理というものに光を当てていこうと思う。


 僕は物理が大好きだし、一応得意科目としている。だから、物理にかけた時間も多いし、今現在もそうであるから、多少不備はあれど、それなりのことが書けるのではないかと思う。


 僕は高校物理に必要とされる力は状況分析能力であると思う。これは所謂、読解力というやつで、問題文の意図を正しく読み取る力である。次点では、描写力である。これは読み取ったことを答案にする力である。しかし、これは第一にあげた力がしっかりとつけば、問題ないように思われる。


 さて、それではどのようにしてその状況分析の力を伸ばすかである。


 方法としては二つある。しかし順番は変えられない。一があって二があるという具合である。


 第一に定義と定理と法則をきっちり押さえることが肝要である。そもそも定義と定理と法則の違いさえちゃんと理解し、言語化出来ている人が少ないのではないか。かくいう僕も現役生のころ、これがわからなくて先生に叱られたのを覚えている。では違いをはっきりさせよう。


 定義というのは、物事や事象を区別し意味を定めたものである。


 定理というのは、定義から導かれたものである。


 法則というのは、理由なしに自ら成り立っているものである。


 わかっていただけただろうか。わからなくても一向に心配する必要はないと思う。言葉を反芻していくなかであるときにパッとわかるものだから、そのときを待てばいいと思う。


 これらの区別をすることは大切である。何故ならそうでないと物理の基礎的なことの整理がつかなくなってしまうからである。辞書の裏に索引があるように、僕たちの脳のなかを整理するためにも言葉の意味ははっきりした上で学習する必要がある。このことはどの科目にも言えることであると思う。


 そうして定義と定理と法則を言語で話せるようになることが大切である。人に説明出来るようになれば自分も理解出来ているようなものである。確かこのようなことをファインマン氏が述べていたような気がする。勘違いかもしれない。


 それはともかくとして、これらのことを理解出来ていないと、難しい問題でつまづくと思われる。しかしこれができてしまえば、難しい問題でもすらすらと解けるようになる。やってみてほしい。


 第二に問題をたくさん解くことが肝要である。僕は第一のことをしっかりとやったが問題演習量が少なかったため、簡単な問題ができなかったり、遠回りをして時間ロスをしていた。問題には個性があって、それぞれ決まった解き方のようなものがある場合が多いから、量を解く必要がある。


 今あげた二つのことをやれば物理の力は確実に伸びると思う。頑張ってほしい。


 そして、これは蛇足だけれど、物理を愛し、楽しんでほしい。さすれば、日々が生き生きとしたものになるだろう。


 ここまで読んで下さった方には感謝を述べたい。ありがとう。これでは終ることにする。取り上げてほしい内容があれば、思い付く限り書ける限り書いていくので、僕に言ってほしい。


 それでは。

本を買います。