【子育てエンタメ日記】〜思春期の暴走〜
〜思春期の暴走〜
毎日の日課であるゴミ捨ての為に、家の外へ出た。
なんと、息子の自転車の鍵の部分が破壊されている。衝撃的な朝を迎えた。
何があったのか?
事件か?
事故か?
故意でやったのか?
友達と遊んでやったのか?
一瞬でこのワードが頭をよぎった。
それと同時に、頭ごなしで怒らない事を決めた。
事件なら、息子も気付いてないだろう。
事故だとしたら、自転車や息子の体に異変が生じているだろう。
日中連絡が無かった事を考えると、この時点で一つに絞られた。
そうだ、息子はよく忘れ物をする。それと、よく物を無くす。この間もiPadのApple Pencilを無くしたばかりだった。(過去の日記あり)
カギを無くして、鍵の部分をこじ開けたに違いない。と、推測した。
冷静に考える事で父親は、初動の怒りを鎮めた。
息子は思春期のど真ん中にいる。
下手に怒るものなら、家出につながってしまう。
そこで、今度は怒るポイントを作る。
1.事を隠した時に怒る
2.ウソをついた時に怒る
感情的になって怒るのはナンセンスだ。ブラック企業の上司達と一緒の分類になってしまう。
ここは家庭だ。
息子の事情もしっかりと汲み取る事をしなければならない。背景を読み取り的確に言う事を意識する。
そして、息子が2階の自分の部屋から降りて来た。
息子は正直に話してくれた。(ホッとする)
どうやら友達と遊びに行って、自転車の鍵を途中で無くしたらしい。そして、工具を使ってこじ開けたようだ。父親の予測通りだ。
息子は自分で鍵の部分をこじ開けせいか、父親の心配とはうらはらに、自信に満ち溢れていた。
おい!
なんだか面白くなってきた。
カギを無くした次の行動が、カギを探すじゃなく、100円ショップに行って工具を買いに行く、だった。友達は自転車、息子はランニングだ。
はぁー?まさか、100円ショップとは、、、
青春で面白い!
確かに工具を持たしたらピカイチだ。物作りの自信が鍵をこじ開ける方へもっていかれている。
友達が横にいれば尚更やってやるぞ!になったに違いない。
子育ての色々な事を考えさせられる。
今までの経験の蓄積が反映されていると感じた。反省点もあるが、課題が見つかる。
ここで、諦めてはいけない。子育ての目的は社会貢献だ。社会で闘える立派大人にする事。
息子にとってはピンチだったかもしれないが、父親にとってはチャンス到来だった。
息子コンサルのチャンスだ。
こういう時に思春期の子は〝聞く耳〟を持つ。
説教くさくパンチを入れると、せっかくのチャンスも台無しになる。ここは、あえてジャブだ。
KOしてしまうと、立ち上がるのに時間がかかるのと、親の自己満足で終わってしまう可能性がある。ジャブで自分で考える余地を与えておく。
数年後にそのジャブが効いてくるはずだ。
自転車を壊して、友達はすぐに買ってもらったらしい。君の場合は、そういう訳にはいかない。
父親は決めていた。
絶対に新しい自転車は買わない!
父親「パパはAmazonはすぐにポチるかもしれないけど、自転車はだめだ!」
息子「えー!」
父親「甘いよ。買うとでも思ったか?」
息子「買ってよ。友達は、、、」
父親「自転車は絶対に買わない。部品ならいいよ!本当に悔しかったら、将来、カギの要らない自転車とか開発してみても面白いなぁギャハハ」
息子はすぐにiPadを取り出した。
思春期の暴走をプラスのエネルギーに変えた瞬間だった。頼もしい^_^
2020.5.27
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